第49話 それぞれの能力

ってことでやってきました魔法学園アルセニア!!

ここは魔法を教える学校らしく、初等部(日本にあたる小学校)、中等部(中学)、高等部(高校)、専門部があるらしい。


俺らのクエストは「専門部で専門的な技術を教えろ」というなかなかめんどくさそうなやつですね。


ちなみに初中高では普通に魔法を教えていくらしい。でも専門部では、剣術科、格闘科、錬金術科、研究科があるんだってー。


なんか魔法第一な感じあるよね。剣がかわいそうじゃん!!!


[……まあ歴史的にそうなっちゃったんじゃないか? しょうがない]


ほえー、神様くわしいね


[だって神だからな]


わあ神の力絶大。





まあとにかく。

剣とかはあまり必要ないって思われてるらしく、初等部があるのに剣が学びたいから専門科いくって小学生(くらいの子)もいるらしい。なんでこうなっちゃったんだよほんと…


ちなみにメシュさんもついてきてますよー。なんか教えられることあるんじゃないかなーって思う。


「じゃあとりま、それぞれのできる技とかの確認しとこっか」

「あれ、意外とニア真面目じゃn「うるせえ黙れよ!!!」

「いってぇよぉぉ!!! 理不尽!!!」

「これはレマさんが悪いですね。」

「俺の居場所!!」


あいつ脛蹴りやがった!!!!


「はいはい、とにかく技の確認するんでしょ。私は支援魔法バフ回復魔法ヒールです。ニアさんは?」

「ボクは殴るの!」

「なあ、ずっと思ってたんだけど。ニアのあのばけもんじみた力ってどーゆー原理なの?」

「なんかそのゴリラみたいって言い方いやだなー☆」

「いたいいたいいたい!!!!足踏むなよ!!!」


うわこれ明日あざになってるやつじゃん…


「てか俺ゴリラみたいなんて一言も言ってないが」

「は? うるさい」

「ねえこの人理不尽の極みなんだけど!!」

「ニアさんって相当運動神経いいんですよねきっと。それと身体の内部コントロールがうまい」

「あ、やっぱメシュにはわかっちゃった? さすがだねえ」

「運動神経いいのか。なるほど。…え、でもそれだけじゃ岩砕けないよな」

「その運動神経に内部コントロールの力がプラスされて、あんなふうに岩砕けたんですよね」

「そそ! ボクの最大の強みはだよ。簡単に言うなら、一部分の筋力を瞬間的に爆発的に強くさせたりできる。あとは感覚的に、この力の入れ方ならこう破壊できるかなーみたいな。なんか自分の身体を思い通りに使える感じかも」

「わお、まさかの生まれ持った才能だったのか」

「そそ。これ前世からそうだから、今世も受け継げられたみたい」

「まじか…すごいな。」

「ふは!まあ運動好きだし!ボクにはちょうどいいかな」

「なるほど」

「ちなみにレマは? やっぱ魔法だよね、得意なの爆発魔法だっけ」

「え? 俺はどの魔法でもできるぞ? なんなら剣もいける。てか剣と魔法使う賢者志望だから」


「「…え?」」


「………………え?」

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