第3話 やったぜ、転生した

結局転生しました。

いや疑えって気持ちはすごくわかる。

でも考えてみ? 俺もう死んでるんだよ? 別に騙されても何もなくない?

ってことで転生しちゃいます

ごめんなさい許してくださいあわよくば応援してください(((おい

……状況を整理しよう(キリッ)

あのあと、神はこう言った

「君の行動とか考えとかを文にしてラノベにするから。日本で出版するから。面白ろおかしく読者のことを考えて行動してねー」

「急に何という無茶ぶり。俺に選択権はないの?」

「それと私は精神だけ君についていくから。傍で無双を眺めてたいんだよ」

「え? 無視?」

「何かあったらすぐに私に聞いてほしい。まあ一応向こうの世界の知識は全部つけてるけどね。暇だからじゃんじゃん話しかけてね!」

「神様って暇なの? 仕事ないの? もしかしてニート? さっきから無視しないで?」

「これで最高のペアの完成! うまく楽しくやってける!」

「俺はさっきから不安要素しかないが。何一つ最高ではないが」

「さあ、さっそく転生するぞー!」

「えまってぇぇぇえ」

「その前に」

「ん? どうした?」

急に真顔、ガチトーンになった。

「必ず、君が17歳になるまでにラスボスを倒してほしいんだ。これは絶対。お願いできる?」

神は見たことないくらい、これからも見ないくらいの真剣な表情で言った。少しの恐怖と安堵が混じってて、なぜか怖くて目を逸らした。本能的恐怖っていうのかな、自分でもよくわかんないけど。

「うん、わかった。約束する」

「ありがとう」

そう言って優しく微笑んだ。


「さて! 柄になく真剣に話しちゃったなぁ。出発しよ!!」

「えもう!? スキル選択とか髪色決めるのは!?」

「大丈夫です! ちゃんとイケメンにしといてあげるので!」

「そうゆう問題じゃなああい!! いやそれも大事だけどおおお!!」

神々しい光に包まれて、やがて意識が遠のいていった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る