続・学園編 3 秘密の花園 ZWEI 410文字

『本田さん お休みだね 』



「………」


この言葉が何故だか胸に引っかかった


「そう言えば 今日は見てないね… 春日さん何か聞いてる?」


「ゴメーン 私はよく知らない 休み時間に 他の子が

話してたの聞いて 気付いたから 」テヘ


「そうなんだ…… 」


「あっ そろそろ 教室戻らないとだね コレ返して

来るから チョットだけ待ってて 」


「うん… 」


春日さんは席を立ちトレイを手に小走りして行くと

食器を返却するだけなので1分も待たずに戻ってきた


「お待たせ じゃあ 戻ろ」♪

「うん」


教室に戻ってる途中で春日さんが


「私 お手洗いに寄って行きたいんだけど 明石さんは? どうする?」


手に持ったお弁当袋を見て


「あたしは コレ教室に置いた後で行くね」


「うん わかった じゃあ また 後でね」


春日さんとはここで別れ



あたしは教室まで戻ってくると 自分の席へ戻り

鞄にお弁当箱をしまって そのまま お手洗いへ





プライベート中





お手洗いを 済ませて教室に戻る途中で


キーンコーン


5限目 開始前の予鈴の鐘が廊下に響き渡った


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る