第五十三話 「Дегенерат(退廃)」
「Правильно, В любом
случае важно сначала
собрать посланников
потом от них отстать
и сразу проявить
свою волю,
(そうだ....
とにかく、使者達をまず集めてから
その裏を取り、一気に我々の
"意志"を見せつける事が大事だ....)」
「(・・・ちゃ、チャットでもしてるのか...)」
"カタタタタタタタタタタタ....."
「(・・・・)」
この施設へと連れて来られ既に
2日以上が経っているが、今
パソコンの前に座っているツベフォフを見ると、
ツベフォフはまるで非正規労働者の様な素振りで
日がな一日中パソコンの前で
ボソボソと何かを呟いているだけで
まるで安定した無職の様に
ビタ一文この場から動こうとしない
「(れ、レベデワ達....っ
え、N/Sに追われてるんだろ....っ?)」
「Хаха Хахаха!
(ハハッ―――― ハハハッ....!)」
「・・・・!」
まるで、笑えるミームを発見した大学生の様に
パソコンの前で緩い雰囲気で笑い声を上げている
ツベフォフに、隆和は僅かに
苛立った様な仕草を見せる...
「г-н Цвефов,
(つ、ツベフォフ氏....っ)」
"ギィ....
「Аймой Что случилось?
(....エイモイ――――、 どうしたんだ?)」
顔を向き直すと、ツベフォフは態度を一変させ、
急に真顔になり自分の側に立っている
隆和を見上げる
「Нет нет?
(い、いや・・・っ ?)」
"バサッ!!"
「Пойдем, Эймой
возьми пальто,
(・・・出るか... エイモイ、コートを....)」
「А? Итак ты уходишь?
(え? で、出る?)」
"ピッ!
「Я хочу выбраться из
этого учреждения, Вы
так думали?
(この施設から出たい....
――――そう思っていたんだろう?)」
「Ах, нет нет!
(あ、い、いや....!)」
"ガサッ ガササッ!"
何を考えているか分かっているのか、
パソコンの電源を落とすと
突然机の上に置かれていた荷物をまとめ、
ツベフォフは部屋を出る準備をし出す
「・・・・」
「Пошли, Эймой
Выходите на улицу,
(―――――行こう、エイモイ....!
外へ・・・・)」
「・・・・」
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