君と僕の関係性

@109mei

第1話 出会い

 初めて君と出会った日を思い出す。


 君と出会ったのは、高校3年最後の、クリスマス前の夜。

 初めは女友達と2人で買い物をしていて、突然君は来た。

 今流行りの位置情報共有アプリ、zonly《ゾンリー》で近くにいた女友達を見つけて、ついてきたらしい。

 初めて会ったのはその時、それから3人で店を周りながら、いろんな話をした。

 初めは緊張したが、身長は低く、可愛い人だなと思った覚えがある。


 たぶん……きっと……出会うべきではなかったのだ。

 出会わなければ……知り合わなければ……。

 そんな気持ちが、思いたくないと思っていても、心の片隅に強く残る。

 離れるべきだったのだ、関わらなければどれほど楽になれただろうか。


 とてもあざとい君に……恋してしまう前に……。




  君と僕の関係は、友達の友達



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る