【ー天災ー】41
※ここから地震の表現が入るのでご注意下さいませ。
その間にも望からは、ため息が漏れる。
こんな望を見るのも久しぶりだと思う和也。
今度はパソコンに触れているのかキーボードを叩く音が部屋内へと響く。
確かに望が言ってる事は合っているようだ。 確かに今はため息の数は多いだけど今回はきちんと仕事はしているのだから。
そしてこの静かな空間に突如ガタガタという音と共に地面いや建物全体が揺れ始める。
「じ、地震!?」
二人はほぼ同時位に声を上げると立ち上がってみるのだが、立っていられないような揺れが今起こっている。
少し揺れがおさまった頃、二人は直ぐに立ち上がると直ぐに部屋を飛び出して入院病棟へと駆け出す。
今はとりあえず自分の身より患者さんの方が心配になったのであろう。
二人は非常階段を使って病棟の方へと向かうのだ。 外科病棟へと着くと思った通り病棟内はパニック状態だった。 歩ける患者さんは廊下へと出ていてそれを静止する看護師さん達。
廊下には患者さん達が出てきていたのだが、逆に廊下の方が安全なのかもしれない。 そう病院の廊下というのは逆に何もないからだ。 病室内というのは確かにテレビとか棚とかがある。 一応は止めてはあるものの今の揺れでどうなっているかさえ今は分からないのだから。
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