【ー記憶ー】40

 そして自分の腕と雄介の腕と見比べてしまう。


 逆に望の腕は細くて白い。


 やはり仕事によってこんなにも違うのであろうと見せつけられたようだ。


 しかも雄介の場合には外で仕事をしているからなのか見た目は健康的で気持ち的に色黒のような気がする。 一方、望の方はエアコンの効いた室内で仕事をしている事が多いからか色白で見た目はこう健康そうには見えないような肌の色だ。


 そんな事を考えながら望は駐車場へと向かい車が近くなるとリモコンで鍵を開け更にトランクの方も開ける。


 雄介はその事に気付くとトランクの方へと荷物を入れていくのだ。


「じゃあ、帰るか!」

「せやな」


 望はエンジンを掛けると家へと向けて車を走らせる。


 しばらくして望の家へと到着すると、いつものように望は門を開けて門を開けると、車へと戻って来るとそのまま車をガレージへと停めるのだ。


「着いたぜ」

「ああ」


 そう返事をする雄介。


 今回、二度目の望の家。


 既に一回望の家には来ているのだから大体の間取りは分かっている。


 望はトランクを開けると、雄介は荷物を持って望の家へと向かうのだ。


 望は部屋へと入ると次から次へと電気を点けながら部屋の中へと入って行く。 雄介の方も望の後に付いてリビングへと向かうのだった。

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