通院、薬。
よく行くカフェの店員さんに、「薬なんて要らないわよー!」と言われたけど、私には薬は必須アイテム。実は薬の効果には疑問を持ったこともあり、断薬を勝手にしたこともあったが、全く動けず倒れる羽目に陥った。プラセボ的なものもあるのかもしれないが、薬を飲むのを忘れてそのままダウン!ということもあるので、一定の効果は認めざるを得ない。私の場合は。
そして薬を飲むためには薬を処方してもらわなければならない、当然のことながら。つまりは通院しなければならない。私が今通っている病院は電車に乗って十五分くらいのところにあるのだが、前述の通り私はひとりで電車に乗ることが困難であり、カレシに同伴してもらっている。カレシは勿論仕事があり、仕事と仕事の合間に一旦家に戻ってきてもらい、それから病院に向かうことになる。その為、通院日にはシフトを楽なものに変えてもらっているので、申し訳ないとは思うが許してもらっている。カレシの会社も、そのようなことには理解をしてくれるので有難い。
もっと近くの病院にすればいいと思うかもしれないが、主治医にも相性というものがあり、メンタルヘルスということも大きいのだろう、私は女医さんでなければかなりしんどい。一時、近くの病院で女医さんに診てもらっていたが、異動で担当が男性に変わり、そこから今の病院に転院するまでの四ヶ月くらいだろうか、調子がとても悪くなり、攻撃的になり、カレシへの八つ当たりもひどかった。そして数多あるメンタルクリニックだが、これは昔の担当医に聞いたのだけれど、内科から転科した、所謂心療内科の割合が高く、そうすると鬱などの症状には対応出来ても、統合失調症、つまり統合が失調していることに関しては疎い、ということも多々あるので、きちんと統合失調症に適応している病院を探すことが大事なのだった。以前、薬が足りなくなった時に、駆け込みで行ったメンタルクリニックなどは、お薬手帳を見て、この薬出せばいいんだね、で診察が終わり、拍子抜けした。まあ、そこに通うつもりはなかったからどっちもどっちだが。
というわけで病院探しは慎重にし、今通っているトコロに辿り着いたわけだ。電子カルテではなく、丁寧に聞き取ってくれ、薬の量も話し合いで処方してくれる。評判が良いのか、朝から並んで待たないととてもとても待つのと、クリニックビルなので薬局が混むのが難点だが、総じて私には合っている。
ただ、病院というものは疲れるもので、カレシは夜中から働き、午前中に戻ってきて私に付き添い、午後からまた仕事に出るものだから、疲れたカラダを休める暇がない。それが私なのだから気にすることはないと言ってくれ、一緒に病院まで来てくれるカレシの尊さといったらない。私の状態が酷い時には病院にすら行けなくなるのだが、その時は代わりに診察を受け薬を処方してもらってくれるのだから、本当に頭が上がらない。
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