描写のバランスが心地よかったです。10000文字以内でストレスならず、大事なところにしっかりと描写の比重が傾けられていました。やはり、それだけで読みやすさが段違いになるのだと感じます。
主人公は純粋で、主人公らしい主人公と言えます。自分は感受性豊かにもかかわらず、他人からの好意には気づかない。それを崩そうとする侯爵。この組み合わせは王道ですが、読んでいて必ずニヤニヤしてしまうポイントだと思います。
ハグに関しても思いのたけを書き連ねたいところですが、そこは自分で読んでみてください。月並みな表現ですが、ハグしたくなりますね……。