1/25 キャラの名は。


 キャラクターの名前決めに、全然悩まないタイプです。特に考えもせず、書いている途中で決定してしまいます。

 もちろん、ちゃんと考えている場合もありますが、それよりも、フィーリングで決めてしま場合の方がずっと多いです。


 そもそもはもったいない症で、短編一つだけに登場するキャラに、名前を付けると、その名前を別のところでは使えなくなると思って、「彼」「彼女」というように出し惜しみしていました。

 しかし、何回か小説を書いていって、それじゃあいかんなぁと思えてきたので、流石に考えるようになりました。三秒ぐらいですが。


 ただ、そんな風に瞬時に名前を決めてしまうために、弊害が出てしまっています。それは、キャラ名被りです。

 ちょっとあり得ないこととは思うのですが、二回、しでかしています。「逆光の樹影、ガラスのリノウ」の語り手と、「想定外な潜入」の某組織のリーダーが、「古崎」という名前で被っています。あと、それぞれ別作品で、「新橋」という名前で被ったことがありました。当然、血縁者設定ではありません。


 質の悪いことに、それに気付くのは、随分後になってからだったりもします。自分がつけた名前をまとめていた時とか、コメントを貰って読み返した時とか。なので、軌道修正が難しいことになってしまいます。

 それとは別に、「恋よりも恋に近しい」で名前だけ登場する、元甲子園のピッチャーの名前が、和也でした。『タッチ』は知っていたのですが、名付けた瞬間は思い出せなかったですね……。もう、そのままでいいやと諦めていますが、流石にフィーリングで決め過ぎだと反省しております。


 名前一覧を作れば楽になるかもしれませんが。正直、結構面倒です。結局、瞬間瞬間で決めていくことになるのでしょう。

 ちなみにですが、人物名よりも、お店の名前とかの方が、良い名前を付けているなぁと感じることがあります。白いロールケーキのお店「純白堂」とか、妖怪ののっぺらぼうがやっている居酒屋の「面面」とか。あと、芸人さんのコンビ名も考えるのが好きですね。桜子と珠美で「チェリーブロッサムボンボン」は、我ながらありえそうないい名前だと思っています。




 それでは、今日の宣伝です。


 「銀幕から」

 →https://kakuyomu.jp/works/16816927861628095172


 とある白黒映画に出ていた謎の女優・あざみ雪重ゆきえ。小学生の頃、彼女に心奪われた「僕」は、十九歳になり、その女優にそっくりな女性を見かける。

 KAC2022の「88歳」がテーマの参加作品。あらすじでは分かりにくいですが、現代ファンタジーです。あと、前半と後半とで目線が変わる話です。


 色々書きたいものを詰め込み過ぎて、文字数を合わせるのに苦労した作品でした。このテーマとは関係なしに考えていて、その時は「僕」の目線だけの話だったのですが、少し説明不足かなと、後半を付け加えたので、いっぱいいっぱいになってしまったのです。

 その為、『日常キリトリ線』に、もうちょっと文字数を増やしたバージョンをアップしていたのですが、今回はそちらの方をオリジナルに移植しました。


 ちなみに、「莇雪重」という名前は結構気に入っています。いかにも、昔の綺麗な女優さんという名前だと思っています。

 姓の「莇」は、別キャラの名前で、「雪重」は、本作を執筆するにあたり、考えました。下の名前は例に漏れずフィーリングネーミングですが、「ゆきえ」という名前を、ありきたりな文字にしないようにちょっとは考えてあります。




 はい。これにて、今回はここまでといたしましょう。

 また次回に。寒さに気を付けて。



























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