1/23 無難なCM


 無難な内容のCMが多すぎるっ!

 という風に、ハヅキルーペのCMのイントロから始めてみました。……あのCM自体は、あまり好きではないです。


 芸術的なCMというのは、たくさんありました。『ピタゴラスイッチ』のプロデューサの佐藤雅彦さんも、元々はCMプランナーで、ポリンキーや小池屋のポテトチップスのCMを作っていました。どれもキャッチ―ながらも、印象的なCMばかりです。

 カップヌードルの「hungry?」というCMシリーズは、カンヌ国際広告祭のグランプリを獲得しました。原始人が、狩ろうとしたマンモスに追いかけられるというCMです。このCMは、1991年のから1994年まで放送されました。


 ですけど、最近のCMを見ていると、タレントに「おいしい!」「すごい!」と言わせるだけで、正直印象が薄いです。たまにおっと思わせるようなCMがあっても、それはコラボによるもので、CMが面白いというよりもコラボ先の力な気もします。

 とはいえ、無難になる気持ちも分かるんです。炎上してしまえば、企業側に迷惑がかかりますから、冒険できないという事情があるのでしょう。ネスカフェのウェブCMで、乳牛を女子高生に例えて、大変なことになりましたし。


 ただ、「人を傷付けない表現」をしながら、面白物を作ることは出来るはずです。「人を傷付けない」表現の矢印の先にあるのが、斬新な表現というものも可能だと思います。

 ちなみに、私が最近のCMで好きなのは、イエローハットのCMですね。カオスすぎて意味不明なのがたまらないですね。


 私が書く小説も、そういう方面を目指したいと思います。いや、カオスすぎるという意味ではなくてですね、無難さに逃げないという意味合いです。

 まあ、テンプレ作品が読まれるのは分かっているんですけどね。それでも、自分は自分らしいものを、そして自分にしか書けないものを書いていきたいという決意表明です。




 さて、今日の宣伝です。


 「花は紅く咲くのか」

 →https://kakuyomu.jp/works/16816927861572060718


 男女漫才コンビ・あずきじまの千春は、「付き合ってるの?」という恒例の質問にうんざりしていた。それを同期の女芸人に愚痴っていると、話は意外な方向へ……。

 KAC2022の「お笑い/コメディ」がテーマの時の参加作品です。テーマを見た時に、コメディ作品ではなく、お笑い芸人の話になりました。


 昔、最初の同題異話で書いた「春はまだ青いか」はコント師を目指す青年たちの話でした。このタイトルが気に入っているので、少し文字って、芸人三部作にしようと考えている内の一作です。

 とはいえ、「春はまだ青いか」を書いたのは2018年だったので、大分久しぶりな関連作ですね……。もう一作目はいつになるのか、私にも分かります。


 あと、去年の2月以降にアップした短編をカクヨムコンにエントリーしようと思っていたのですが、週末に参戦ペースでは間に合わなくなってしまったので、1/31まで毎日アップする予定です。

 その間に、「問えば響く君の答え」と「同題異話」の参加作品も書いていかないといけません。寝不足になりながらも、頑張ります。




 では、今回はここまで。

 また次回に。
























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