12/6 指はキーボードを 耳には音楽を
私にとって、今年一年の最大の変化は、Spotifyに加入したことです。
今までは、こつこつ集めて、データ化したCD代のこととか、大分昔に購入したウォークマンのこととかを考えて、このままの方が得かなぁと思っていたのですが、そのウォークマンが壊れてしまったので、思い切って始めてみました。
すると、びっくりするほど便利だったんです。何を今更と思われるかもしれませんが、非常に感動しました。
手軽に手広く色んな曲が聴けるのが良いのですが、一番嬉しかったのは、執筆の時に聞きたい曲を探しやすくて、プレイリスト化しやすいことです。
これまでは、小説を書く時に聴くのは、映像作品のサウンドトラック、クラシック、洋楽と、日本語歌詞が入っていなければなんでもよし、としていたのですが、もうちょっとこだわってみたいなぁと思いました。
そこで、「この作品を書く時はこの曲を聴く」というのを定めたら、何を聞こうか悩む時間が減って、スムーズに書き始められるようになれました。これは私にとっては、結構革命です。
例えば、日常と非日常がテーマの短編集『日常キリトリ線』は、ギャグアニメ系のサウンドトラックを聴いています。具体的に言うと、『ポプテピピック』や『PUIPUIモルカー』などです。本当は、『日常』や『あずまんが大王』を入れたいのですが、サブスク配信はしていなかったです……。
あと、今年度の同題異話の参加作品は、ジョジョの元ネタの曲集というプレイリストを聴いています。ただ、これは特に選んだ理由はなく、Spotifyを始めたばかりの時に検索して、発見して、聴くようになりました。
同じ異世界が舞台の「問えば響く君の答え」の参加作品は、小説毎に聴く海外ミュージシャンを定めています。「海か空か」はオアシズ、「一羽と一匹の宿命」はボブ・ディランですね。こういうのって、作品の雰囲気に聴いている音楽が影響されているのか気になるところです。
一方で、何を聞こうか滅茶苦茶悩んだパターンもあります。一人語り系のホラーショートショート集『蜘蛛ノ巣短奇譚』は、最初、現代の日本が舞台だから、日本のドラマの曲にしようかと思ったんですが、なんだかすんなりいかず、思い切って『世にも奇妙な物語』のサントラも聞いてみたりもしましたが、逆に狙い過ぎたのかこれも失敗し、じゃあ、別方向にと、海外のインディーズゲームのサントラを聞いたら、こっちが上手くいきました。『UNDERTAIL』や『Hylics』などですね。
ただ、私に音楽や映像やゲームの知識があまりないので、頭打ちになりそうで怖いです。時間があるときに、何か良いギャグアニメはないか、海外インディーズゲームは無いか、探したりしています。
良い情報を教えていただければ嬉しいです。
それでは、今回の宣伝です。
「逆光の樹影、ガラスのリノウ」
→https://kakuyomu.jp/works/16817139557294080475
沖縄の風景を描きたいと、移住してきた画家の「僕」は、初めてのスランプに陥る。気分転換にと、訪れた工芸品の展覧会で、とある琉球ガラス作品に心奪われた「僕」は、後日、この作者に会いに行くことに。
kinomiさんによる7月の同題異話の参加作品です。沖縄縛りで書いていて、「ガラス」というタイトルが来たので、これはもう琉球ガラスしかないでしょと言うことで書きました。
これまでの同題異話参加作は、沖縄と言いつつ、その要素は名字や地名や食べ物くらいにしか出ていなかったですが、今回はがっつり絡ませています。そして、ちょっとの毒も含ませているつもりです。
勉強するというのは、成長することではあるのですが、あとに戻れなくなるということでもあると思います。というか、大学に進学した時に、教授から「以前のようなものの見方ができなくなる」と言われました。
見たままの美しさは当然素晴らしいです乃が、その歴史の中にあるもの、そして現在進行形で蠢いているもの、そう言うのも、ちゃんと見てほしいと思います。そんな気持ちを込めた、「癒しの島」からの私信です。
今回も地味に他の話と繋がっていますが、これまでと一番薄い繋がりかもしれません。語り手の古崎さんも、多分これが一度きりの登場の気もしますし。そういった意味でも、番外作という位置づけになるかもしれません。
そんなこんなで、今回はこの辺りで。また明日です。
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