ヒーローは遅刻魔 その④
俺、花坂形離は佐藤さんのヒーローの如き活躍によってエビ共々救われた。自分は間違っていなかったと。そして人を頼る事の大事さを教わったのだ。
そうして悲しみの涙が引っ込む間もなく嬉しみの涙で顔をぐちゃぐちゃにしていた俺は、
「というわけで、第一回チキチキ子育て教室を開催したいと思います! どんどんパフパフ」
「「第一回チキチキ子育て教室」」
この部屋の主である佐藤さんから突然放たれたそんな言葉に、思わず腐女子と一緒に同じ言葉を繰り返すのだった。
「……また絶妙にダサい教室名がきたな」
腐女子は苦いものでも噛んだみたいに言葉を零す。
……まぁ、うん、少しだけ、センスが……レトロでいらっしゃる、カナ。
おかしい。彼女は俺より年下のはずなのだが。
「な、名前は別になんでもいいんです。それより、これから形離さんと腐女子さんに子育てのいろはを叩き込みますので、覚悟してください」
照れ隠しかビシッと決めポーズ?を決める佐藤さんは微笑ましい、のだが……。
「は? ちょっと待ちたまえ。何故ワタシまでそんなものを習わなければいけない?」
素で驚く腐女子。凄い、こんな腐女子はじめて見る。
しかしその驚きは俺も同じである。
「だって腐女子さん、子育てとかした事ないですよね」
「当たり前だ」
「だから教えるんです」
「……会話が成り立っていないな。いいかいサトウサン。ワタシにはそこのエイリアンを育てる義務も責任もない。よってワタシにそんな教育は不要だ」
「いいえ、義務と責任がなくても、義理と関心が腐女子さんにはあります」
「義理と関心……だと?」
「そうです。子育てに困っているお隣さんがいたら、それが務めでなくても助けてあげるのがこの世の理。そしてそこに面白さがなくても、これからも関わるつもりがあるなら、わたしの授業を学ぶべきです」
腐女子は佐藤さんのその発言にかぶりを振って、すぐさま睨み返す。
「くだらない言葉遊びだ。君は一体誰に向かってそんな口を聞いているのかわかっているのかな? さっきは流したが、命が惜しいならあまり調子に乗るものではないよ」
「誰だろうと関係ありません。例え大統領だろが死刑囚だろうが宇宙人だろうが邪神だろうが医療の現場では皆等しく平等。命に貴賤はない。そこに救える命があるなら救うだけ。そしてその為なら使えるものは何でも使う。それがわたし達医療従事者という生き物です」
しかし佐藤さんは一切怯む事なく、覆い被さるように睨みつけてくる腐女子にそんな啖呵を吐き切った。
その姿は勇者、あるいはヒーローのように見えて。
「命に貴賤はない……か。よくもまぁニンゲンがそんな言葉を吐いたものだ。地球を我が物顔で蹂躙し、あらゆる動植物を絶滅させ、それに飽き足らず同類まで虐殺してきたとういうのに」
「腐女子さんの言う通り、確かに人間ほど地球の生き物を虐殺している生物もいないでしょう。けれどだからこそ、わたし達人類は学び、進まなければいけない。これまで奪い積み上げてきた命に報いる為に。そしていつかその犠牲に見合った成果をこの世に実現させる。
誰もが幸せな、『完全無欠のハッピーエンド』へと到達するんです。それが人類の目指す目標。
少なくともわたしはそう……信じています。
だから厚顔でも言いますよ。腐女子さんもどうか、形離さんの子育てに力を貸してください」
「────」
奇妙な間、だった。肌がひりつき、喉が渇く。
そして遂に、その瞬間は訪れた。
「本当に、厚顔無恥にも限度がある。まったく愚かしい。詭弁ではなく、本気で今の戯言を言っているんだから始末に負えない。ここまでバカなニンゲンは久しぶりだ。…………………………フフ、でもだからこそ、ここまでのバカは中々に貴重ではある、か」
奇跡は、起きた。
どういう心情の変化かは知らないが、腐女子は身にまとっていた圧を弱めて、佐藤さんから一歩身を引いた。
……何という事だろう。佐藤さんはあの腐女子を、自分の信念だけで動かした。
俺のように物で釣ったりせずに、対価を払わずに、だ。
「……っ」
ああ、本当に凄い。ヒーローが化け物に勝利することのできる理由が、これなのだと寂しくも理解できて。
揺らぐ事のない信念。誰に強制されたものでもない、ただそうあるべきと無意識に信じた心のままに生きる正しい強さ。
内に宿る心の情熱が他人をも動かし、果ては社会を、そしてこの世の不条理を凌駕する。
信念こそが、人間の価値を照明する光だと叫ぶように。
そして彼女はその光そのもののような人で。
「…………えっと、す、すみません。わたしも調子乗って色々生意気言っちゃいました。でも学ぶ気になってくれたのなら良かったです。はは……………………ホント、恥ずかしい。うわぁ、わたし何言っちゃってるんだろう……」
……例えその自身の尊さに、本人が無自覚であろうとも。
「あ、そういえば形離さんもわたしの授業が嫌だったりします? ……というかお節介すぎましたかね。すみません、なんか独りで暴走しちゃって」
はにかむ彼女の笑顔は眩しくて、
「いえ、大丈夫です。ぜひ子育てのこと、色々教えてください」
その眩しさから目を背けるように、身体を折ってお辞儀をする。
──ああ、懐かしい。佐藤さんはあの人達に……本当によく似ている。
それは思い出すだけで痺れるような苦味を放つ、過去の幻影。
自分の……呪いと後悔。
「り、了解です。それじゃあ早速授業開始といきましょう!」
もちろん何も知らない彼女は、手を叩きキラキラと光る太陽みたいに笑うのだった。
それから始まった授業は、まさしく俺が求めてやまないものだった。
「いいですか? 睡眠こそ子育てにとってもっとも重要にして、基礎になります。
赤ちゃんの寝る能力はそれぞれ異なります。けれど寝る力、すなわち『
「「はい、先生」」
眼鏡を掛けてもいないのに人差し指で架空眼鏡を持ち上げる佐藤さんのその仕草は、まごう事なき先生そのものだった。
それにしても観念して、いや一周回ってか面白がって俺の横に座り佐藤さんを先生と呼ぶ腐女子は何だか不気味を通り越してシュールである。
ホラーと笑いは紙一重。
ホラー映画が駄作になるのと同じ原理かもしれない。
「良いお返事です。では早速授業を……と言いたい所ですが、注意点を先に言っておきます。赤ちゃんは皆それぞれ異なります。だからこの授業を聞いたからと言って、必ずしも赤ちゃんの寝力が改善するわけではないというのを心にとどめておいてください。だからこの授業を受けても赤ちゃんが全然寝てくれない、やっぱり自分はダメだ……と自分を追い込む必要はありません。子育ては千差万別。はい、復唱」
「「子育ては千差万別」」
それは自分には痛いほど響く言葉だった。
「では形離さんに聞きますが、エビちゃんは一人で寝る事ができますか? また他にも夜起こされたり、何故かずっと泣き止まないなんて経験は?」
「めちゃあります」
心あたりがありすぎる。
「めちゃありますか。いいでしょう。それでこそ教えがいがあります。まず赤ちゃんの月齢、または年齢で赤ちゃんの睡眠時間は変わってきます。そしてエビちゃんはそこら辺が普通の赤ちゃんとは異なりますので、様子を見つつチャレンジしていきましょう」
「エビの成長速度と合わせて……という事ですね」
「そうです。でも基本的な事は変わりません。昼は起きて、夜眠る、つまり早寝早起き、を心掛けましょう」
「ん?それだと成体したニンゲンと変わりないじゃないか」
早寝早起き、突然聞き慣れたフレーズの登場に、思わず突っ込む腐女子だった。
「まぁ結局赤ちゃんも生き物ですので、昼起きて、夜眠るという原則は変わらないという事です」
「フ、下等な生き物は小さな頃から下等な生き物ということか」
相変わらずのヒトデナシの話は無視するとして。
「……すみません。うちのエビは昼とか夜とか関係なく寝て騒いでいます」
そのせいで子育てをはじめてからというもの、かなりの寝不足だ。
「産まれたばかりの赤ちゃんは基本眠り、何かあれば起きて泣くのが仕事ですから仕方ありません。でもそれも一週間、一ヶ月、半年と経てば大人の生活リズムに近づいていき、夜はしっかり寝て、昼は元気に活動するようになります。だからエビちゃんもそろそろ昼起きて、夜眠るを実践していきましょう」
「了解です」
これで少しは俺も夜寝られるようになるのか。
……おおう、嬉しさが半端ない。やはり睡眠は大事。超大事。
「そこで注意したいのが、夜になったらいきなり電気を消して眠らせる! ……ではなく、徐々に暗くして、赤ちゃんに『そろそろ眠る時間だよ』と教えてあげるんです」
「徐々に暗く……ですか」
「大人も映画を大音量で楽しんだ後すぐ眠れないのと一緒です。赤ちゃんも明るい所から急に暗くなったからといって眠れるわけじゃありません。だから朝や昼は太陽の光を少し浴びせてあげて、夜になる頃には電気を付け、それを徐々に暗い設定にしていくと赤ちゃんも眠る準備が整っていきます。つまり、段階を踏むのが重要なんです」
「なるほど……」
「オルゴールなんかも効果的です。オルゴールの音は副交感神経を優位にして安心させる効果がありますから。あ、でも眠る前には止めてくださいね」
「なぜですか?」
流しっぱなしの方が寝やすそうなのに。
「眠りには波があって、深い時と浅い時があります。そして浅い時に、眠る直前は鳴っていたはずのオルゴールの音がないとビックリして起きて泣いちゃうんです。だから眠る前に赤ちゃんにオルゴールの音を止めたのをしっかり認識させるのが大事です」
「り、了解です」
色々赤ちゃんも感じているんだな。というか思ったよりも繊細だ。
「次はお昼寝についてです。実はお昼寝をまったくさせないというのもダメなんです」
「え、でもさっきは昼起きて、夜眠る……って」
「それはそうなんですが、逆に全くお昼寝をさせてあげないと、赤ちゃんの場合疲れすぎて眠れなくなってしまうんです」
「疲れすぎて眠れない?」
それはなんとも……。
「理不尽じゃないか」
腐女子が言うと「おまいう」感が凄い。けれど共感できる部分があるのもまた事実なので黙っておく。沈黙は金なり。
「……まぁ腐女子さんの言いたいことはわかります。でも赤ちゃんはまだまだ眠るのが上手くありません。だから疲れのピークを超えてしまうと、眠れなくてただただ泣いて、また疲れて、眠れなくて、泣いて、疲れて、と悪循環に陥ってしまうことが結構あります」
「結構ある……」
聞いているだけでゲッソリする。あの地獄の夜泣きループはそれが原因だったのか。
「だからそうなる前に適度なお昼寝をして、赤ちゃんの疲れを取ってあげましょう。その時の注意点は眠らせすぎないようにする。そこを守れば、赤ちゃんの寝力は高まります」
「「お~」」
思わず感嘆の声を上げてしまう。そしてそんな俺を面白がってか腐女子も真似て同じ声を上げる。なんだコイツ。
「では次のステップです。今たぶんエビちゃんは基本形離さんの腕で眠りはじめますよね」
「はい。最初は布団で寝かせようとしたんですが、毎回めちゃくちゃ泣かれるんで、諦めて抱いて寝かせるようになりました。……ダメ、でしたか?」
「別にそれが悪いことではないんです。が、毎回抱かないと眠ってくれないのは形離さんの負担にもなりますし、エビちゃんの癖にもなってしまいます。赤ちゃんは素直で学習能力が高いですから、抱かれるのが眠る為に必要なものだと学習してしまうんですね。所謂ルーティン化してしまうんです。だから将来的に一人でも寝られるようになる為に、今から訓練していきましょう」
「訓練……というと、やっぱり布団で眠らせるってことですか」
うう、あの地獄のような泣き声が聞こえてくるようで今からすでに憂鬱だ。
「そうですねぇ。まずはじめは布団に寝かせましょう。たぶん最初は寝ないし泣くと思います。でもある程度は様子見して、それから抱っこで寝かせましょう」
「え? それじゃあ意味が無いんじゃ……」
「いいえ。まず布団が貴女の眠る場所なんだよと教えてあげるのが重要なんです。そこで眠れなくても、先程も言った通り赤ちゃんは学習能力が高いですから、徐々に理解していくはずです。ああ、ここが自分の眠る場所なんだなぁって」
「はぁ……」
そんなにうまくいくのだろうか。
「何事もトライアンドエラー。最初の内は抱っこで寝かせて、寝た後はまたそっと布団に寝かせる。それで起きて泣いちゃったら、そこですぐに抱っこせずに我慢して少し見守って、無理そうだったら抱っこして寝かせる、そしてまた布団へ。……最初は辛いですが、将来的に絶対楽になりますから根気よく頑張りましょう」
なるほど根気か。確かにすぐ諦めてたな俺。
エビは抱っこじゃないと眠れない赤ちゃんだと決めつけていた。
でもそうじゃない。鍛えていなかったから眠れなかっただけなのだ。
「……とりあえず今日はこのぐらいにしておきましょう。一気に詰め込んでも頭がパンクしてしまいますから。あ、でも今聞いておきたい事があるなら、遠慮せず聞いてくださいね」
「あ……それじゃあ、寝る時にミルクをあげるのもNGですか?」
「おお、いいところに気が付きましたね。そうです。それもできる限りやめるといいですね。先程も言った通り、赤ちゃんは学習しますから、ミルクを飲まないと眠れない子供に育ってしまいます。だからできる限り、ミルクを飲んで眠るというルーティンにならないよう努力しましょう」
「……難しそうですね」
エビの寝かせつけにミルクは結構必需品だったから、あれがないときっとエビは相当泣くと思う。
……不安だ。凄く不安だ。
すると俺の不安を察してか、佐藤先生のありがたいお言葉が続く。
「親は赤ちゃんの泣き声を聞くと不安になるようにできています。でも泣いても大丈夫。色々手を尽くしても泣いちゃうときは、ああ、今は泣きたいんだなと頭をフラットにさせるといいです。そうすれば負担も心労も減ります。決して、赤ちゃんを泣かせて放置するなんてわたしは酷い親だと悲観しないように。泣いているのは悪いことじゃない。はい、復唱」
「「泣いているのは悪いことじゃない」」
サラッと出てきた言葉だが……今の言葉はマジで救われたかもしれない。
「実はよくあるのが、赤ちゃんに構いすぎてしまったから眠らない赤ちゃんになってしまった、というのもあります」
「構いすぎて……?」
「逆じゃないのかい? 脆弱な生き物なのだから、構わなければ成長もなにもあるまい」
流石にそれは疑問に思ったのか、腐女子も首を傾ける。
「子育てあるあるなのですが、第一子ははじめての子育てだから構いすぎて、赤ちゃんにとってそれが当たり前になって手厚いお世話が無いと泣いてしまう赤ちゃんになります。でも第二子は親の慣れや第一子の子育てと並行する事が多いので、放置気味になってしまうケースが多い。でもそれが逆に良くて、第二子はある程度一人で大丈夫、つまり自分を自分であやす能力が身に付き親の負担が減るんですよ」
「「はえー」」
目から鱗である。自分を自分であやす能力とは……。赤ちゃん、凄い。
「まぁ赤ちゃんはわたし達の想像より逞しいということですね」
「フフフ。行き過ぎた愛は呪いというわけか。人を呪わば穴二つ、どちらにとっても悲劇の結果となる」
「物事を不穏にしないと気が済まないのかこの人でなし」
「人じゃないが?」
言ってやったとばかりにドヤ顔の腐女子。コイツこの返し気に入ったな?
まぁ何はともあれ、
「ありがとうございます佐藤さん。大変参考になりました。これで何とかやっていけそうです」
子育てへの不安はかなり取り除かれたのは間違いない。泣いても大丈夫。うん、心にしっかり留めておこう。
「それなら良かったです」
佐藤さんはニッコリと笑って、まるで自分の事のように喜んでくれる。……やっぱりいい人、いや菩薩様だ。そろそろ後光が射してもおかしくない。
「フフフ、ワタシも思ったより楽しめたよ。知らない事を知るのは、どんな分野でも面白いということだね」
そして意外に腐女子もご満悦の様子。
……チキチキ子育て教室がはじまった時はどうなることかと冷や冷やしたが、終わってみれば全てが上手くいったと言えるだろう。
うむ、流石は佐藤さんだ。
「あ、そうだ。折角ですし、形離さんも母子手帳を書いてみてはどうですか?」
「母子手帳……ってなんですか?」
聞きなれない単語に、挙手をしながら母子手帳とやらについて詳しく聞いてみる。
「えっと、まぁ簡単に言えば赤ちゃんの成長日記、でしょうか。自分達親子だけの記録を日々綴っていくんです。それはきっと親子にとって、どんな宝物より大切な一冊になりますよ」
………………………………どんな宝物より大切な一冊、か。
「いいですね、それ。よし、俺も書いてみます。正直何を書けばいいかはわかりませんが……」
「何でもいいんです。ただ日々の気付きや思ったことを素直に書けば。それだけでページはドンドン埋まっていきますよ。あ、ちょうど一冊新品のメモ帳を買ったばかりなので、それを代用品にしましょう。ちょっと待ってください」
そう言って佐藤さんは引き出しを漁り出す。
なんと佐藤さんは、当たり前のように新品のメモ帳をプレゼントしてくれようとしている。
「い、いえ悪いですよそんな……」
「気にしないでください。これは……そうですね。形離さんへの出産祝いってことで。ふふ、男の人に出産祝いなんて初めて贈りますよ」
そうして佐藤さんの手にはカッコイイヒーローがプリントされた一冊の手帳が握られていた。
「はい、どうぞ!」
笑って差し出されたそれはまるで花束のようで。
俺は両手でしっかりと、それを受け取った。
受け取った掌から、まるで春風のような温もりを感じる。
……本当に凄いな、この人は。
「────ありがとうございます。大切にします」
今日何度目かわからない、感謝の言葉。
「はい。エビちゃんの育児、無理せず一緒に進みましょう」
それを彼女は笑って受け取り、また優しい言葉で返してくれた。
まるでお日様に向かって咲き誇る花々のように。
そうして第一回チキチキ子育て教室は無事に閉会した。
勿論その日母子手帳の最初の一ページ目に書かれた内容は、佐藤さんへの感謝の言葉からはじまり、エビの成長を祈る言葉で締めくくられたのだった。
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