第14話 ポイ活で投資ヤロウ!

 今回は村の開拓から時を進めて、2024年現在を踏まえた話をお送りする。



 以前もお伝えしたが、ある特定のポイントカード運営会社と、その系列サービスを複合的に利用して、ざくざくポイントを貯める事を『ポイ活』と呼ぶ。

 第7話をご参照のこと。


 私がメインで貯めているのはⅤポイント、次いでPonta。


 楽天と白い犬んとこは一切使っていない。

 まず、スタートが偶然にも先のふたつを選んだことに起因する。

 なのでこれ以上ポイントカードを分散させても大変だな、というのが一点。

 あと、私が買い回りする店では上記のふたつは貯まりにくいのが、もう一点。


 そしてもう一点は単に好き嫌い……特に白犬はテレビCMがくどくてね。

 あれ、犬の中の大御所俳優やCM出演者も風評被害になりかねないよ。


――とソフバンユーザーじゃない人は感じると思います。知らんけど。

 まぁそれ言ったらauのCM『三太郎』シリーズもユーザーじゃない人が観たら、くどいってなるんでしょうね。



 そんな中、どうしても提携店にお邪魔する機会が増えたので、勿体ないから作ったポイントカードがある。

 dポイントだ。


 こちらも以前に書いた通り、私のスマホキャリアはauである。

 KDDIさんの株主でもあるので、ドコモ回線は使用していない。


 リコーリースさんや明光ネットワークさんで貰えるクオカードで日用品を買うためにマツモトキヨシさんにお邪魔するのだが、マツキヨポイントとは別にダブルでdポイントも貯まる。

 しかし持っていないから、と垂れ流しするのも気が引ける。

 つーわけでdポイントカードを作ってみた。


 これもポイ活界隈のあるあるだけど、だいたいどこの企業も顧客の囲い込みのために「いくつかのポイントカードが使えますよ、お好きなポイントをお貯めください」と複数のポイント運営会社と提携している。

 だけど、dポイントが使えるところは既にⅤポイントかPontaが貯められる。

 すると私は必然的にそちらを優先するので、もはやdポイントカードは優待のクオカードを消費するマツキヨさんのためだけに作ったカードとも言えるのだ。



 そしてdポイントカードは利用額や貯めたポイントに応じて変わるランクが非常にわかりにくい。

 オマケにそのランクでボーナス付与されるのは、期間・用途固定ポイントだ。

 ただ単にdポイントカードを持つ者としては、この期間・用途固定ポイントは本当に厄介で、利用期間も翌月末と非常に短く、正直、一番使い勝手が悪い。

 これはドコモユーザーさんから「なに言ってんだ、こいつは。こんなにわかりやすいポイントないだろ」とお𠮟りを受けるに違いない。

 ドコモ経済圏の方なら、たぶん利便性はあるし用途も多岐にわたるのであろう。


 とは言え、貯めたdポイントはマツキヨさんで現金のように使える。

 もはやマツキヨさん一社のためのポイントだ。

 これでは同社オリジナルのマツキヨポイントと大差はない。


 しかしマツキヨポイントは最低200P以上からでないと使えない。

 同店で1Pから使えるdポイントは割と会計時の端数カットに役立つ。

 たまに会社の仲間と居酒屋『はなの舞』に向かうと、僕が会計の時に全員からお金を徴収して代表でレジに行き、こっそり自分のdポイントを貯めたりもしたけど。


 

 財布の片隅にいつも入れられているだけの、そんな地味で寂しいdポイントが自分の中で一躍、時の人となった瞬間がある。

 2023年12月、マネックスグループはNTTドコモと資本業務提携を結ぶ。

 主要子会社であるマネックス証券がドコモ傘下になるという、驚くべきニュースが入った時だ。


 こちらもエッセイの冒頭にお伝えした通り、私の村の監査役はマネックス証券だ。

 同証券では今後マネックスポイントに代わり、dポイントが貯まる、使える。

 dポイントで投資信託の買付も出来るという。

 だとすると、これは本腰を入れてdさんを貯める甲斐があるのではないか。

 クオカード系の優待を消費するために、当然マツキヨさんには行く訳だし。



 今やどこの証券会社でも、ポイントで単元未満株や投資信託を買付できるのが普通の時代になった。

 私が投資を始めた時は単元未満株を買うのだって手数料が掛かっていたし、投資信託の買付だって手数料が掛かっていた。

 それが新NISA口座じゃなくても、どの投資信託もほぼノーロード(販売手数料なし)なのだから、これから資産形成を始めるお若い皆さんにはホント良い時代だよ、マジで。



 さて、ポイ活や投資界隈でよく見聞きするもので、ポイント運用とポイント投資がある。


 こちらは似て非なる物で、ポイント投資はその名の通り、ポイントを現金の代わりに株式や投資信託といった金融商品を直接購入できるもの。

 対するポイント運用は、ポイントを元手にプロに運用をして貰い、実際の株価や投資信託の運用成績と連動して、ポイントが増減するというものだ。


 将来的にポイントはすぐに使うから、いつでもポイントと交換できるようにしたいという方なら運用の方がよろしいでしょう。

 それでも預けたポイントが減る可能性があるのは、金融商品ならではのリスクなので事前に注意されたし。

 個人的には既に個別株投資をやってるので、断然ポイント投資をオススメしますけどね。


 現金を使わず、日々の生活でなんとなく貯まるポイントで株や投資信託を買えば、配当や分配金も貰えるし、売却すれば現金化できる。

 仮に損を出して失敗したとしても、元手はポイント、どうせ消え物だと思えば懐も痛まない。投資への心理的なハードルもかなり下がるはずだ。


 ここまでの流れをお読みになって、

「なるほどね、邑楽はdポイントがメインになったのか」

 と思われたであろうが。

 私のメインは変わらずⅤポイントとPontaなのだ。



 2020年11月。

 メンタルを最大限にぶっ壊して退職した私が始めたのが、上記のポイント投資だ。

 もうこんな世の中イヤだ。

 早くFIREしたい。

 村を可及的速やかにデカくしたい。

 とにかく蓄財をして、配当や優待を得られる体制を作り、隠居したい。

 その一心だった。


 村づくりは当時7年目。

 邑楽村は着々と大きくなっていた。

 しかし付近を見渡せばどうであろうか。

 過疎が原因か、村の近隣には耕作放棄地が広がっていた。

 これでは観光誘致大国として、村を宣伝する上で支障が出る。

 ならば私がまとめて、この近隣を開拓してやらねばならない。



 つーわけで、本村とサテライト村を二か所つくった。

 これまでマネックス証券一本だったのだが。

 追加でSBI証券(私が開設したのは当時のネオモバ証券でした)とauカブコム証券も口座開設。


 SBIさんは買い物で貯めたⅤポイントで、単元未満株を買うことにした。

 カブコムさんはau系列サービスで貯めたPontaで、高配当投資信託を買う。


 日々の生活でⅤポイントやPontaが貯まれば、すぐに両口座で買い増しをする。

 もちろんどちらの口座も、配当金や分配金は全て再投資(配当等を元手にさらに買付をすること)に使う。


 しかも本村でも、2024年9月27日よりdポイントが使えるようになった。

 まだ私のメインは株主優待銘柄の購入なので、投資信託は細々と積み立てているだけなのだが、これもdポイントで買付できれば少しは投信保有残高も増えて、分散投資によるリスクヘッジができるというものだ。


 さらにdポイントで単元未満株も買えれば、言う事無しだな~。

 マネックスさん、松本会長。ワン株もdポイントで。

 是非ご一考をお願いします。



 ということで。



 今夜、新企画、始動っ!

 果たして邑楽は現金を一円も使わず、どこまでサテライトを大きく出来るか!?

(村づくり本家ナレーション平野義和さんのように)



 まぁ、これもすでに4年前から始めてるんですけどね。

 並行していろいろお伝えできれば。

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