第11話賤ケ岳

 去年、家族で賤ケ岳に登りに行った。

 そのことを書こう。

 

 賤ケ岳は標高は決して高くないが、リフトと登山道があり、どちらかを選ぶことができる。

 リフトはお金が必要であるため、運動を兼ねて、登山道を歩くことにした。

 最初は楽勝と思って、歩いていた。

 が、段々進みにつれて、険しくなり、山道の状態も悪くなっていった。

 登山するときは自分のペースで、決して急ぎすぎないほうがいいらしい。

 あまり急ぎすぎると、体力を消耗してしまうからだそうだ。


 只管足元の悪い山道を歩き続けて、頂上を目指す。

 その日は晴れ渡っていて、空気が澄んでいて、心地よい日だった。

 太陽がわたしたちを照らしているかのようだった。

 先に頂上に到達したのはわたしだった。

 あとから、姉と父、母がやってきた。

 山頂付近はそれほど涼しくなく、わたしは発汗していたため、少し寒かった。

 

 さらにそこから上を目指して歩を進めていく。

 何人かの登山客とすれ違いながら、上を目指す。

 到達した時、景色を見渡した。

 その景色が壮大で、圧巻だった。

 こんなにも美しい景色や景観が見られるのは登山ならではである。

 街も道路も車も小さく見える。

 家もミニチュアかと思うくらい小さく見えた。


 下りも歩いていき、麓に到達するころに、息が切れかけた。

 しかし、達成感があったため、しんどくなかった。

  「登り切ったぞ。」という感情がわたしを支配していた。


 とまあ簡単に書いたが、いかがだっただろうか。

 

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