引越し業者
第8話
いとこの守お兄ちゃんの家に、初めてやってきた。こんな、豪邸に住んでいたのか…。
「守〜!やっと会えたなぁ」
父の
「で?その子が、
話題を変えられている。
「あぁそうだ。ほらほら〜早く中に入りな」
なぜ父が艶耀まで連れてきたんだかわからない。
「あ、こ、こんにちは…」
艶耀は、緊張してる?なぜ?
「わざわざ来てくれてありがとう」
「え、いえ!ありがとうございます!バイトさせてくれるなんて優しいです!」
「こき使うつもりだけど?」
うーわ、なにさせんだよ。
「守、こいつら体力あるから任せな?」
「じゃ、俺の部屋の本片付けてくれる?段ボールに入れて」
「はい!」
艶耀のでかい声が部屋に響く。
守お兄ちゃんの部屋は、本がたくさん。これを全部?うーん、疲れそう。
「守はこんなに本を読んで偉いな」
「そう?じゃ、よろしく。終わったら教えて。俺は仕事があるから」
守お兄ちゃんは俺らを置いてどこかへ。早速作業に入る。分担してそれぞれで作業。
「優、落とすなよ?」
「落とさないし。つーか、なんで引越し手伝わされるの?」
「なんだよ。やりたいだろ?」
「…やりたかないけど、金が出るなら」
「難しそうな本ばっかり〜!こんなの読めるなんてすげー」
艶耀は余計なこといいつつ、せっせと働く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。