どこかで燃やしてしまいたい。

宇部 松清

第1話

 初めましての人も、そうじゃない人も。どうも、宇部松清うべまつきよです。


 こんなキャッチをつけたエッセイを毎日更新しております。

 そちらを読んでくださっている方は、私がアラフォーのおばさんで、二児の母で、特撮とホラー映画が好きで、ピスタチオとチョコミント菓子を見つけては嬉々として購入する、ネットの中では元気いっぱいだけれども、リアルの世界ではスーパー人見知りのコミュ障だということをよくご存知かと思います。


 それと、何よりも旦那が好きで好きで仕方がない、ということも。


 そちらのエッセイではもう何度も書きまくっておりますが、こちらでも一応さらっとご紹介させていただきますと、旦那と私の出会いは、私が23、彼が26の時でした。


 札幌で働いていた私は、成績が余りにも悪いということで、秋田県への異動を命じられました。その時、そこで働いていたのが後の夫となる良夫(仮名)さんです。出会って一年ほどで交際が始まり、四年ほどの恋人期間を経て結婚、現在に至る、というわけです。


 お付き合いしてから、まぁまぁそれなりに喧嘩らしきものもそりゃあしましたし、三日四日口もきかなかったり、なんてこともあったりしましたが、基本的にはとても良好な関係を築いて来ました。恐らく、恋人の時よりも結婚してからの方が好きな気がします。夫として、これほど頼りになる人はいない、と見直したというか、年を重ねるごとに好きになるというか、噛めば噛むほど味が出るというか。


 いい歳したおじさんおばさん夫婦の話と思うと少々厳しいものがあるかと思いますが、そこは脳内で芸能人とかそういう美男美女夫婦に変換して乗り切っていただきたいんですけど、子ども達の前でもハグやらチューやらが当たり前で、暇さえあれば背中にぴったり張り付いて匂いを嗅ぐような私ですし、旦那の方でも隙あらば可愛いだの(普通に可愛くはない)好きだの言ってくるような、そんな自他ともに認めるラブラブ夫婦です。子ども達がいないお出掛け時は手も繋ぎますし、腕も組みます。


 そんなラブラブ夫婦なんですけれども、まだ恋人同士だった頃、そういや私は彼氏(後の旦那)ではない人と『寝た』ことがあるのでした。


 そうは言っても宇部さんだし、その『寝た』っていうのもアレでしょ? そういう意味のやつじゃないでしょ? そう思われた方もいるかと思います。


 まぁ大したオチもない話ですが、最後までお付き合いください。

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