ええ?! 異世界に転生したら訓練されたりダンジョンで闘わされたり「妖精使いアルヴィン」って二つ名がついたりしたけど、ぼくに何させようとしてるの? ~生まれて7日間で英雄になった、ぼくの受難~
第61話 フェアリーマノンちゃんの功績《こうせき》
第61話 フェアリーマノンちゃんの功績《こうせき》
「あんたたち!英雄ね!」ぼくとフィリオーネとリリオーネとフロレーテとロロとルルとエマさんとルイーズさんで春なのに10分前から
目の前には、ぼくの家に生えているフェアリーの木がある。
「アルヴィン! だめじゃない! 英雄狩りから逃げちゃ!」と、フィリオーネが怒ってぼくに言ってくる。
「え? 格上の英雄狩りみたいだったから、逃げたんだけど?」
「ジョンさんとジェイムズさんが
「でもあんなのと戦っていたら、あたしたち死んじゃわない?」と、おびえたリリオーネ。
「ジョンさんとジェイムズさんが
「アルヴィンの
「英雄狩りらしき人は、いないね……」
「真夏の
「なんだろ? えらく迷惑な結界だけ出して
「英雄狩りじゃなくて、話がしたかっただけのただの英雄なんじゃない?」とフロレーテ。
「え? だって、攻撃的な
「そう言う、話し方の人なんじゃないの?」フロレーテ。
「え? まさかそうなの? じゃあこのまま、妖精たちの
「こんにちは~! 妖精たちに荒らされた花畑や
「ああ!妖精使いアルヴィン君だね! 右腕も左足も調子いいよ! ありがとう! 準備できしだい、ダンジョン攻略再開しようと思ってるよ!」身長3メートル20センチの分厚い筋肉につつまれた巨体の男が、右腕をグルグル回し
「軍隊所属の方ですか?」
「いや? ずっとダンジョン攻略一本だよ?」巨体の男がゴキゲンなのはそのままに、不思議そうな顔をする。
「民間にもエリクサー回ってきてるんですか?」
「いや? エリクサーや機械式や流体金属式の義手義足なんて値段が高すぎて家に引きこもって筋トレしたり子作りしたりしかやることなかったんだが、フェアリーのマノンちゃんが飛んできて『お菓子くれるなら手足治してあげるよ?』と言って治してくれたんだよ?」
「そのフェアリーのマノンちゃんって、いつから四肢欠損を治せるようになったか聞いてます?」
「『最近必要になるかと思って故郷に戻って習得してきたけど、さきこされた!』って言ってたよ?」
「ああ~~~!」
「どうしたんだい?アルヴィンくん? やっぱり報酬少なすぎるよね? 一応マノンちゃんは毎日お菓子を食べに来るんだけど、ダメかな?」
「いえ報酬はいいんですけど、同じような思考回路のフェアリーがたくさんいる可能性がありまして! あ!実はフェアリーって花畑の花をむしったり
「そんなことでいいのかい? こちらこそ
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