第12話 忘却の呪いで悪口とかも言い放題



 イーニルから送られてきた調書に目を通しながら、アルラスが眉をひそめた。

「まるで有効な目撃証言がないな」

 博物館の警備員や学芸員、あわせて五名の証言をあわせた取り調べ結果である。


「年齢は十代後半から八十代、性別は不明。若者と言っている者もいれば、年寄りと言う者もいる」

 そうみたいですね、とリンナは頬杖をついて応えた。アルラスが一旦顔を上げ、呆れ顔でこちらを見る。


「……それで、君はどうしてそんな遠くにいるんだ?」

「べっつにぃ……」

 唇を尖らせてごまかすと、アルラスはよく分かっていないような表情になった。首をひねりながら書面に目を戻す姿を見ながら、リンナは小さくため息をついた。


 逆に、よくアルラスはそんな平然としていられるものだ。

 じっとりとした視線を向ける。

 いつもなら机の向かいに腰かけるのに、どういう訳か机を二つ挟んだ位置に座ってしまった。


(人のおでこにキスしときながら、反省の色が見られない……)

 もしかして旧都では、あんなの握手程度の挨拶なのだろうか? 私が気にしすぎ?

 今朝からずっと悶々とし続けてもう昼過ぎだが、そろそろ意識するのにも疲れてきた。


(あれは特に意味のあるものではなかったってことなのね)

 自分の中でそう結論づけて、リンナはこっそりため息をついた。肘をついて、指先で頬をとんとんと叩く。




 分厚い書類をめくりながら、アルラスがこちらを窺う。

「君は昨日のうちにこれを読んだんだろう。何かめぼしい情報はあったか?」

「めぼしい情報」

 繰り返すと、「多くの証言で共通している特徴とか」と彼は首を傾げた。


 リンナは顎に手を添えて中空を見た。

「小柄で、白い髪。それと、誰も顔を見ていない、あるいは覚えていないという点」

 アルラスがゆっくりと振り返る。


「――覚えて、いない?」

 彼が何を思い出しているかはすぐに分かった。彼の兄に死の呪いを放った呪術師のことだ。

 

「時系列に沿って振り返りましょう」とリンナは立ち上がり、アルラスの背後に回る。


「まず、警備員のラコタ・エストルト。『背後から襲われ、犯人の顔を見る前に気絶した』と証言しています。抵抗した際にフードが落ち、白髪が見えたため、老人だと思ったそうです」

 添付されていた現場の間取りを脇に並べながら、リンナは最も入口に近い位置にいた警備員の証言を読み上げた。


「続いて、保管庫の近くを巡回していた警備員エヴェントリ・シンが、『犯人は仮面をつけていた』と証言しています。揉み合いになり、眠らされる寸前にその仮面を剥ぎ取り、破壊したそうです。相手は白髪だったと証言していますが、身のこなしからして若い人間ではないかと述べています。小柄だったとも」


 ふむ、とアルラスが目を細める。

「つまり、残りの被害者は犯人の顔を見た可能性がある」

「それなんです」

 リンナはページをめくりながら頷いた。

「残りの被害者である学芸員の三人ですが、うち一人は犯人の姿を見る間もなく気絶したそうです。それで、残り二人が――」

 目線が合った瞬間、言葉がなくとも分かる。


 ――残り二人は、顔を見たはずなのに、覚えていない。


「記憶を消されたんだな」

「恐らくは」

「どうせ記憶を消せるなら、初めから仮面なんぞつけずに侵入するのでは駄目なのか」

「難しい呪いですから。それに、記憶を操る呪いには欠陥があります」


 答えを濁したリンナに、アルラスは目敏く食いついた。

「欠陥ってのは何だ」

「……基本的には術者が呪いを解かないかぎり記憶は戻りませんが、ごくまれに、条件が揃うと記憶が蘇ってしまうんです」

 要領を得ないように、アルラスが首を傾げる。





 たとえば、とリンナは指を三本たてた。

 反対の手を口元に添え、棒読みで呼びかける。

「アルラス閣下のばーか」

「は? 何だと」


 案の定食ってかかってきたアルラスの鼻先に、三本指を突きつける。

「はい。さん、にぃ、いち」

 数字を唱えながら指を一本ずつ折った。それから短く呪文を唱える。――『忘却』。



 眉根を寄せていたアルラスの表情が、ふっと呆気に取られたように緩んだ。きょとんとして、リンナの顔と周囲を見比べる。

「……あれ? いま、君が何か言ったような気がするんだが」

 何と言っていたっけ? 煙に巻かれたみたいな顔をして、アルラスが首を傾げる。


 リンナは答えず、再度アルラスの眼前に片手を伸ばした。指を三本立て、「さん、に、いち」と唱えて指を畳んでゆく。アルラスの焦点が指先に絞られる。


 彼は何度か瞬きをした。



 ややあって、アルラスは「なるほど」と腕を組んだ。

「試すにしても、もう少しマシな文言はなかったのか」

「覚えているかいないかで反応が変わる言葉の方が良いかなって」

 じろりと睨まれて、リンナは首を竦めて舌を出した。


 アルラスは指を立てて折る動作をしながら言う。

「つまり、忘却の呪いをかけるときの、トリガーになる動きがあるんだな? それがもう一度繰り返されると、記憶が戻ると」

「そうですね。でも、トリガーは何でも良いんです。術者が決めた特定の行動や現象だったり、特徴的な光景、合言葉だとか。要は、偶然そのトリガーと合致するものが再現されないことが大事なの」


 たとえば、術者が手を叩く行動をトリガーにした場合、ことによっては人が拍手をするのを見ただけで記憶操作が解けてしまう可能性もある。

「頭を打ったときなんかの記憶喪失も、ふとしたきっかけで思い出すことがあるって言うじゃないですか。おなじです」

 なるほどな、とアルラスは再度呟いた。何か思案するように黙り込む。


「記憶を消された側は、そのことを自覚できるのか」

「術者の腕次第だと思います。不自然なタイミングで記憶を操って違和感が残ったり、トリガーが曖昧なせいですぐ解けてしまったり」


 視線が合う。「じゃあ君なら、」と言いかけて、彼は考え直したようにかぶりを振ってしまった。


 彼の眼差しに潜む警戒に気づいた瞬間、リンナはこれまでの会話を後悔した。

 話すべきではなかった。


 俯いて、膝の上で指を絡ませた。耳が熱くなって、爪先まで身体が冷たくなる。いたたまれなさに息もできない。



 アルラスはしばらく何も言わずに、リンナの額を眺めていた。ややあって、その手が伸びて、リンナの手首を緩く握る。腕を引いても離れない強さで。

「君は、呪術を私利私欲のために悪用するような人間ではない。違うか」

「……言い切れるほど、私のこと知らないでしょう」

「分かるよ。二ヶ月も一緒にいれば分かる」

 彼はまっすぐに目を見つめてきた。逸らそうにも逸らせないほど疑いのない眼差しだった。


「リンナ。俺は、君が呪術を使って人を傷つけるような人間ではないと知っている。この先も、君は自分の持つ技術を人々の幸福や利益のために使い続けると、俺はそう信じている」


 澄み切った双眸を見返しながら、リンナはぼんやりと過去に読んだ記述を思い返していた。

 呪術とは、決められた呪文や儀式、そして人の明確なイメージと強い感情があって初めて作動するものである。その起源は、ささやかなおまじない、ひとの祈りにあると言われている。


 ほんとうに力のある言葉というのは、生半可な呪術よりもよほど人に作用するのだと知った。





 聞こえないように、小さく、ひそかに、息だけで囁いた。

「――私のこと、買いかぶりすぎですよ」





 厚く垂れ込めていた雲の隙間から、わずかに太陽が顔を出したらしい。金色の光が書庫に射し込んで、細かな埃が星のように瞬いた。


 片手を掴まれたまま、リンナはへらりと笑う。ほんとうに……

「閣下って、最悪ですよね」

「は?」

「頑固だし、我儘だし、口が悪いし、いちいち分かりづらいし」

「何なんだ、いきなり」

 顔に光が当たったアルラスが、まぶしそうに目元をしかめた。


「ひとつ、保険をかけてもいいですか」

 彼の額にそっと指先をあてて、リンナは微笑む。


「私ね、ほんとうは、城に着く前に、今の呪いを使って逃げるつもりでした」

 アルラスは警戒をあらわにリンナの手を掴んで下ろした。両手をひとまとめに捕まえたまま、「何の話だ」と険しい顔をする。


「私が閣下の秘密を知ってしまったのが発端なんだから、私の中の閣下に関する記憶を全部消してしまえば、閣下が私を捕まえておく理由はなくなる。そうでなくとも、私が閣下やファラン殿下の記憶を操作してしまえば、いくらでもやりようはあります」

「でも君は逃げなかったじゃないか」

「だって閣下と一緒にいるの楽しかったんですもん。大誤算」


 長い影が床に落ちていた。

「お城に来てしまえば、どこにも記録が残っていない二百年前のことが分かるかもしれないって思って、離れられなくなった。それに、みんなとっても優しくて、どうして私なんかにこんなに親切にしてくれるのか分からなくて、」


 手が震えているのは、きっとばれている。アルラスが言葉を発しようとするのを遮って、「それに」とリンナは更に繋げた。

「閣下は私のこと、気味悪がらずにいてくれた」

「一般的にみて気味が悪い生命体には慣れているからな。今さら呪術を使う小娘の一人ふたり出てきたところで」


 嘯いたアルラスに、リンナは思わず破顔した。

「だからね、閣下は優しいひとだから、今のうちに保険をかけておこうと思うんです」



『動かないで』

 両手を封じられていようが、呪術には影響はない。リンナが唱えた瞬間、アルラスの四肢が強ばった。その表情だけが、焦りを雄弁に伝えている。


『……以下に記憶操作の呪術を命ずる』

「なにを……!」

 反駁したアルラスを黙らせる。大きな手で口を塞がれたように、アルラスの声がくぐもった。


 ふわりと髪が浮き上がる。腕に鳥肌が立つ。身体の中を、なにか巨大な力が駆け巡っているのを感じる。


条件トリガーを指定。対象が術者の死亡を確認した三日後、あるいは対象と術者が対面することなく星が一巡りした場合』

 ――もし、私があなたを殺せずに、私があなたより先に死んだら、


『範囲を指定。術者と対象が出会った時刻から、条件を満たした時刻まで』

『術者に関する記憶をすべて』

 ――私とあなたが出会ってからの、私についての記憶を、


 大きく見開かれたアルラスの両目が、眼窩で揺れている。

 小さく首を振る。

 駄目だ、とその唇が動いた。


 リンナは微笑んで、アルラスの蒼白な顔を見上げていた。



『以上の指定に則って、記憶消去の呪術および補間を実行する』

 ――すべて消去する。



 優しいあなたが心を痛めないことを祈る。




「今の会話のことも、ぜんぶ忘れてくださいね」

 囁いて、リンナは首を伸ばした。動けないアルラスに口付けて唱える――『忘却』。




 ***


「ほら、閣下……肩にほこりがついてますよ」

「え? あ……ああ」

 こちらに手を伸ばす女の顔が思ったよりも近くて、アルラスは思わず半身になった。


 なにか、短い夢を見ていたような気がする。

「どうしたんですか、変な顔をして」

 くすり、とリンナが首を竦めて笑う。

「いや、今……変な感じがしたんだ。さっきまで何の話をしていたんだったか……?」

「やだ、寝ぼけているんですか? この調書の話をしていたところじゃないですか」


 リンナは机の上に置かれた書類を指さした。言われるがままに視線を向ける。

「――そうですよね?」

 首を傾げて確認され、アルラスは数秒前のことを思い返す。そうだ、確かに、調書に関して話をしていた。




「犯人の顔を見たはずの被害者が、誰もその顔を覚えていない……だったか」

「きっと、呪いをかけられたのね」

 リンナが頬に指先を当てて眉をひそめる。


 なるほど、とアルラスは頷いた。同じような現象には覚えがあった。兄を暗殺しようとした呪術師の顔を、自分は思い出せない。

「呪いで記憶を消された場合、その記憶が戻ることはあるのか?」

 リンナはすこし言い淀んだ。

「難しいと思います。少なくとも、私は、今回の件で消された記憶を取り戻す方法を思いつきません」


 彼女が『できる』『戻してみせる』と安請け合いしないのなら、恐らく本当に可能性は薄いのだ。

「そうか」と頷いて、アルラスは改めて調書を手に取った。証言に残された犯人の特徴を拾い上げる。


「それにしても、凄いな、君は」

 思わず口元に笑みを浮かべて呟いた。リンナはぱちくりと瞬きをして、何のことかと首を傾げる。

「博物館に現れた犯人が『博士』本人なら、白髪の博士が実在したことになる」


 冗談めかした口調で、調書に記載された犯人の特徴を指さした。一拍おいてから、リンナが口元を押さえて笑う。

「たしかに、博士のイメージぴったり。でもほら、若者じゃないかって言っている人もいますよ」

「まあ、俊敏な老人もいるにはいるから……」


 ……俺とか。

 呟くと、彼女が呆れ顔になる。

「反応しづらいジョークはやめてください」

「笑ってくれていいんだぞ」

 言い返すと、リンナは芝居がかった仕草で肩を竦めた。



「――それか、若いうちから白髪の人間だった、とか」


 顎に手を添えて、アルラスは低い声で呟いた。

「昔の伝承だ。この国では、たまに白い髪の子どもが生まれるんだと。『白い子どもは災いを招く』だとか、そういう民間信仰のようなものがあると聞いたことがある」

「実際に、白い髪の子どもが人々に災いを為したとか、そういうエピソードが残ってたりするんですか?」

「さあ……聞いた覚えはないな。生まれつき白髪の人間を見たことがないかもしれん。そもそも実在するのか?」



 ふと静かになった書庫に、顔を上げる。水を打ったように、辺りは静寂に包まれている。

 陽は傾きつつあった。赤みを帯びた光が、書庫に陰影を落としていた。


 窓枠に切り取られて、格子状の影が床に伸びている。リンナの目元は影に覆われていた。

 揺れる炎に照らされたみたいに、その口元だけが鮮明に浮かび上がった。唇が音もなく弧を描く。どういうわけか目を離せない、奇妙に蠱惑的な表情だった。


「もし、生まれつき白い髪を持つ子どもがいたとして、閣下の目に触れるような場所にはいなかったんじゃないでしょうか」

 呪術書を読み解くときのような、軽やかな、それでいて真剣な声音で言う。


「だって、白い髪の子どもは災いを招くと言われていたんでしょう? それならその子どもは、小さなうちに殺されてしまうか、隠されてしまうと思います」

 飴のように艶やかな彼女の双眸を見た。

 暗がりの中で音もなく光る、真ん丸の瞳が、こちらを見つめていた。



「……なんてね!」

 両手をぱっと広げて、リンナが笑う。身を乗り出せば、彼女の額があかるく照らされた。やや童顔気味の顔が、人懐こい笑顔を浮かべた。

 つい魅入られてしまっていたのか、反応が遅れる。リンナは口元に手を当てて、顔を覗き込んできた。


「やだ、ちょっとおどかしただけじゃない! そんなに雰囲気でてました? 吟遊詩人でも目指そうかしら」

「ああ、才能あると思うぞ。問題は、今どき吟遊詩人が流行っていないことだな。儲からないだろうよ」

「おひねり弾んでくださいってば」

「俺は既に君の生活費を全額負担しているんだが」

「そういえばそうでした」


 リンナが片目を閉じて指を立てる。

「まあ、私も従業員みたいなものですし、正当な対価じゃないですか? 雇われ研究員みたいなものでしょ」

「いちおう妻のはずだぞ」

「いたい」

 役職を誤っているリンナの頬をつまみ上げながら、小さくため息をついた。


「まあ、対外的に装えれば何でもいいか。リピテやへレックは、もうこういうものだと思っているようだし」

「対外的もなにも、お客さんが来るわけでもないのに」

 リンナが顔を振って手を振り払う。余裕綽々で彼女が胸を張ったところで、廊下の方からノックの音がした。



「失礼いたします。お手紙が二通ほど……旦那様宛に、ファラン殿下から。それと、奥方様に、弟さんからのお手紙が届いております」

 ロガスに手渡された手紙を、それぞれ封を切って確認する。ファランの手紙はほとんど日記のようで、なかなか要領を得なかった。

 十行ほど読み飛ばしたところで、アルラスは眉根を寄せた。本題は簡潔だった。


 進捗の確認のために、近日中にレイテーク城に伺いたいという。こう言ってはいるが、要は遊びに来たいのだろう。

 ファランが来ると、リピテやへレックを誤魔化すのが面倒である。王子と縁があると知られては良くない。



「えっ」


 そのとき、隣で思わずといったように、リンナが声を漏らす。

「どうした」

 目を向けると、彼女はぎくしゃくとこちらを振り返った。

「弟が、結婚祝いに訪問したいって、言ってるんですが……」

 さすがにまずいですよね? と彼女が目で問う。


「……弟には、どう伝えてあるんだ?」

「『超かっこよくてすごく優しくて、睨むだけで熊が逃げるくらい強いスーパー公爵閣下と恋に落ちたから、電撃結婚して毎日ラブラブ新婚生活を送っている』と伝えてあります」

「どうして前半部分をそんなに盛ったんだ。嘘しかないぞ」

「心配させまいと思って……」

「逆に心配になるだろうが。あと改めて考えると、後半も嘘しかないな!?」

 伝えちゃったものはしょうがない、とリンナは唇を尖らせた。悪びれる様子がまるでない。



 アルラスはしばらく腕を組んで考えていた。ここで無理に突っぱねるのも怪しまれる……だろうか?

 何より、を姉に持つ男というのを、一度この目で見てもみたかった。


「分かった。来ても良いと返事をしておけ」

「良いんですか!?」

「ただし、ファランが来る日と同じ日時を指定しなさい」


 ファランはわりかし傲岸不遜な人間だから、既に訪問の日時を確定したものとして記していた。


「どうしてファラン殿下とダブルブッキング?」

 リンナが怪訝に首を傾げる。

「決まっているだろう」とアルラスは胸を張った。


「あれは俺より口が上手い」

「信じられない。このひと、甥っ子に丸投げする気だわ……」

 呆れ顔のリンナに、彼は「言いたいように言え」と開き直った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る