君と数えるアドベントカレンダー2022
る。
Dec.1st アドベントカレンダー
「アドベントカレンダー?」
「そう。クリスマスまでの4週間を数えるの……ちょっと遅刻ね」
そう言って彼女は、1から24まで一つずつ数字の書かれた小さな箱の引き出しをツンツンと指でつついた。12月1日からに対応したカレンダーのようだ。
ふふ、と楽しそうな様子で微笑むのが可愛い。
「お菓子が入っているのよ。毎日開けていくの」
「24はクリスマスイブか……。ここに指輪を入れたら受け取ってもらえるか?」
「貴方にしてはロマンチックな発想で、口に出してしまうのが貴方らしく台無しね。答えはNOよ」
「……」
俺の『彼女』は今日もつれない。引き出しを開けきる迄にこの関係は少しでも変わっているだろうか?
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