ずっと

ずっと好きで居られたら幸いでしょうって 馬鹿か

あたし、あたしのこと結構嫌いになるけど

もう数え切れないくらい嫌いになって

顔合わせんのもめんどいときある


いっつも羨ましくなる

できるやつのこと

(パイプオルガンが上手に弾けるネイルだらけの手も)

あたしがあたしより優れてるって思う奴らのこと

羨ましくてしゃーない


でも、あたし、なぜかその度に結局自分のこと、

悪くないなって思うの

他の奴らは、そりゃすごいよ?

でも、そんな奴らに 何故かなりたいって思ったこと一度もないの

その前に、嫌いだったじぶんのこと、

いつのまにかまた好きになっちゃうの


好きってそういうことじゃないかな


ずっと同じ気持ちを持ってることより

嫌いになっても 何度でも もう一回好きになれたら


あたし、そっちの方が誇らしい


から、今日はそう言えたあたしのこと、結構好き

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る