エイル様。
物語が終盤になり、魔界三大神器は全て出しておこうというメタ発想により登場した大魔女様。
海に居るなら山にも居るだろうという非常に安直な生まれ方をしております。
それ故に特に裏は無いのでした。

置いてけぼり助手のテーマの一つに「育児放棄する親はどんな親か」がある気がします。
不倫のドラゴン母、夫がギャンブルにはまったワンオペ母、欲しくなかった四つ子から逃げた働く母。そしてラストを飾るのが主人公の「親としての自覚を持てなかった父」です。

トリィは子育てをしていても、あくまで「死なないように守り、食事を与えてオムツを取替える」という程度で、人生を背負う。教育するという父性は芽生えておりません。
求められたから応えた程度で、パートナーたちも好きではあるけど愛してはいなかったのでした。
それ故に辛くなり、家出したくなった所で次回に続く。

一話ごと感想を頂けて、臨場感たっぷりで涙が出るほど嬉しいです！