清楚系美少女のセーラー服と一晩中 そのさん
……無言のまま乙歌ちゃんはセーラー服のスカートのホックを外した。
ファスナーを下げる音が俺の耳まで聞こえてくる。
軽い
彼女の足元にはまるで大輪の花が咲くようにスカートのプリーツが広がった。
私のすべてを見てほしい……。
下着以外ほぼ生まれたままの姿で俺の前に
引き締まった腰に掛けてのライン、なだらかな曲線が続く先にある
その柔らかな下腹部をかろうじて隠す布地、ブラとお揃いの白いショーツが覆い隠していた。
「……お、乙歌ちゃん!?」
「零お兄ちゃんにとって私は魅力的ではないかもしれません。胸だってあまり大きくないし。 男の人ってお、おっぱいが大きい女性が好きなんですよね……? やだ、私、何てことを言っているんだろう、は、恥ずかしい!!」
彼女はこれまで
少女の決心という名のダムに亀裂が入った瞬間だった……。
「……無理だ、急に変われるはずがないよ。本当に私って馬鹿なのかなぁ」
ほとんど独り言のようなつぶやきだったが俺は同じ表情の彼女を知っていた。
『誰か私をここから救い出して、やっぱり私は寂しいの……』
あの
これまで立っているのもやっとだったのか乙歌ちゃんはその場にしゃがみ込んでしまった。ぶるぶると小刻みに肩を震わせる。彼女の目には涙が浮かんでいた。
テディベアのお礼をしたいと勇気を出して俺に告白してくれたのだろう。
そんな彼女が急激に愛おしく感じてしまった。このままの恰好でいさせてはいけない!! 何か身体を覆い隠す物はこの部屋にないのだろうか? 俺は部屋の中に視線を
……あった、あれだ!!
俺は床にうずくまる乙歌ちゃんを優しく抱きしめた。急に触れられて驚いたのか、彼女の身体に強張りが走るのを自分の腕に感じながら……。
「れ、零お兄ちゃん!?」
あまりに驚いたのか俺の身体にしがみついてくる。この
小さな面積の下着のみで裸と変わらない乙歌ちゃんを包める大きな布といえば、そうハンモックだ。分厚い布地がシーツの代わりなるはずだ。そのまま窓際に吊されたハンモックへと彼女の身体を横たえようとした瞬間、また悲劇は起こってしまった……。
「零お兄ちゃん待って、そのままだと私の身体でジョン君がつぶれちゃう!!」
俺はハンモックに置かれていたテディベアの存在をすっかり忘れていた。
乙歌ちゃんが俺の腕の中で激しく身をよじる。
「おわあっ!? 腕で俺の首を絞めないでぇ!!」
そのまま俺たちは激しくもつれ合いながらハンモックにダイブしてしまった。
壁から吊るされたロープが二人の重みをしっかりと受け止め左右に激しく揺れる。
「……!?」
狭いハンモックの中で俺は全身で乙歌ちゃんの素肌を感じていた。
小ぶりだが弾力のある胸に触れて驚いた。絡めた二の腕のしなやかさにも驚いた。
俺の相棒が彼女の足でもにゅもにゅと刺激されることにも驚いた。
そして……。
何より俺が驚いたのは……。
「んっ、ふうっ♡」
「もがっ、んんっ、 ぷはっ!?」
彼女の柔らかい唇の感触に俺は一番驚いてしまった。
乙歌ちゃんと偶然キスをしてしまったことに!?
もうどうにも止まらない次回に続く!!
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