無自覚巨乳な学園一の美少女を背後からむにゅむにゅしたら「そこは違うよぉ!!」ってめちゃくちゃ怒られた件。
kazuchi
俺だけに許された幼馴染との秘密レッスン!?
ID
高校二年生の男です。出来れば女子高生のかたに質問です。
今度、体育祭で女の子と二人三脚のペアになったんですけど、
女の子って男子のムダ毛とか気にしますか?
相手の女の子に嫌われたくないのでアドバイスお願いします。
腕や足が密着するのでとても気になります……。
ケアしていない男子
ツルツル男子
どちらが良いでしょうか?
ご回答よろしくお願いします。
「よし、教えて質問サイトに送信だ!!」
*******
俺、
「はあっ、俺は何をやっているんだろう、我ながら結構引くわ……」
俺はあまりの自己嫌悪に気分がブルーになってしまった。
隣に住む幼馴染みの
零は本当に名前負けしてるって……。
そう俺は名字がラノベのヒロインを寝取る胸糞キャラみたいな名前だが、
実際の俺はこれまで女の子の手も握ったことがないんだ……。
畜生、ご先祖様に文句が言いたいぜ、よりによって野獣院はないだろう。
この名前のおかげで中学、高校と勝手に喧嘩が強いと思われて、不良から絡まれまくりなんだよ。俺がしたいのは乱闘じゃなくてラブコメなんだよ、ラしか合ってないじゃん!!
とにかく俺は追い詰められていた。
俺の通う高校は県内でも有名な部活動の強豪校で、秋の体育祭も内外から注目が集まるイベントだ。
各クラスがガチバトルを繰り広げるんだ、どの競技も手を抜いたら、ましてや足を引っ張ったら、その生徒はスクールカーストの最下層入り決定なんだ。ひどいと思うかもしれないが大学への推薦にも影響があるので、これが生徒の間では暗黙の了解になっているんだ……。
話は昨日の放課後まで戻る。
*******
「ええっ!! 俺と茜が二人三脚のペアなの?」
二年B組の教室で体育祭の打ち合わせと競技ペア決めが、厳正なるくじ引きで行われていた。
教室は喧噪に包まれていた。ガッツポーズをとる生徒、頭を抱える生徒、このペア決めが体育祭の明暗を分けると言っても過言ではないからだ。
「零、一生懸命頑張ろうねっ!!」
隣で微笑む天使は
「茜、お前は俺とペアで大丈夫なのか?」
「えっ、零の言ってる意味が分からないんだけど……」
昔から茜は嘘をつくのが下手だ。くりくりと良く動く大きな瞳が可愛いが、嘘をつく時の茜は完全に目が泳ぐんだ……。
「茜ぇ、俺が走るのが苦手なのはお前だって知ってるだろう、文字通り完全に足を引っ張る。二人三脚だけにな。くそっ、俺は大喜利をしている場合じゃないんだ!!」
「ふにゃ~ん、そんなに拗ねないでよ、零ちん♡」
茜が俺にむかって子猫のように片手を上げておどけてみせた。
「お、お前、その呼び方はヤメロ。ガキの頃のあだ名で俺の黒歴史なんだから」
……か、可愛いじゃねえか。俺にだけ見せてくれる茜の仕草にドキマキしてしまうが気付かれると調子に乗られて後が面倒くさいので、わざとキレ気味に振るまった。
「ごめん、ごめん、で何の話だっけ?」
ズコーッ!! 思わず腰砕け状態になり椅子から滑り落ちそうになる。
茜のポンコツな部分が出た。子供の頃から俺の前だけでは、間が抜けてるというか何ていうか。あ、いちおう本人の名誉のためにいっておくが、普段の茜はとてもそんな素振りは見せない。結構クールビューティな美少女なんだ。
「二人三脚のペアの話だよ!! お前はスポーツ推薦枠を狙っているんだろう、
俺と組んだら駄目だ。今からでも担任の
俺の股間に激痛が走った。あ、あああ、あかねぇ何てことをしてくれるんだ。ペアの解消を告げようと教壇に向かおうとした俺は、全力で茜に阻止されてしまった。それも他の生徒に見えない死角になる位置で、俺にともだ○んこをお見舞いして来た。ともだ○んこの意味が分からない人はお父さんに聞いて欲しい。ともだち○こって何? って。ただしお母さんに聞くのだけは止めておけ。家庭内で大問題になるからな。
「お、おひゅうっ!!」
思わず女の子みたいな声が俺の口から漏れてしまう……。
「零、そんなに茜とペアを組みたくないの?」
悲しそうな目で哀願しても駄目だぞっ。ペアを組めない理由が他にもあるんだ。
ぐうり、ぐりいっ!!
あっ、ああ、潰れちゃうっ。俺、このままだと零子ちゃんになっちゃうよっ!! 女子ハンドボール部の主将である茜の握力が、平均的な女子より強いことをすっかり忘れていた。
「茜っ、ギブギブ、分かったからっ!! お前と二人三脚のペア組むからっ!!
てっ、とぉ、頼むから手を離してくれっ……!!」
「本当? じゃあ優勝にむけて一緒にトレーニングしよっ!! 茜が今晩から個人レッスンしてあげるから」
「わ、分かったから、何でも言うことを聞くからぁ!!」
「零、約束だよ♡」
俺はそのまま教室で口から泡をふきなから失神してしまった……。
*******
はっ、ここは何処だ。俺はどれくらい気を失っていたのか!? 目を覚ますと身体に柔らかな感触を感じていた……。この布の感触は何だ? そして視界が遮られている事に気が付いた。俺はアイマスクのようなモノを装着されていた、誰がこんなことを……。
不意に柑橘系のいい香りが俺の鼻腔をくすぐった。この香りには覚えがある。たしかコスメランキングで女子高生に一番人気の香水だったな。そして俺の一番身近にいる女子高生と言えば……。
「あ、茜なのか!?」
身体全体を柔らかい寝袋みたいな物に包まれている。これは何だ!? 両手も厚手のグローブに包まれて自由に動かすことが出来ない。
「良かったぁ。茜、零のアレが駄目になったかとすっごく心配したんだよ……」
完全に視界を覆われて聴覚だけの俺の耳に茜の声が流れ込んできた。思わずお前の手でやったんだろと心の中で一人ツッコミを入れた。
「ここは茜の部屋だから安心して。気絶した零を運んで貰うの大変だったんだから。
担任の真奈美先生が介護タクシーを頼んでくれたんだよ!!」
……そうか、俺は教室で茜に気絶させられて、ここまでタクシーで運び込まれたんだな。
「茜、何で俺の家じゃないんだ、隣だぞ?」
「零、もう忘れたの、体育祭に向けて個人レッスンするって約束したでしょ」
そうだった、俺は相棒を握り潰されまいと無我夢中で承諾したんだ。
「別に一緒に練習するのは良いけど、部屋じゃ出来ないだろう。二人三脚の練習なんて」
さすがに学校のグラウンドとまでは言わないけど普通は広い屋外でやるもんだろう。
「零、何を勘違いしてるの、今からやる練習は二人三脚じゃないよ……」
えっ、何を言ってんの、茜、またぽんこつ可愛い幼馴染モードなの!?
「二人三脚じゃなくて、練習するのは
気が動転した俺は茜の言っている意味がまったく理解出来なかった。そうこうしているうちにシュルシュルと両手の紐が緩められ、不自由だったグローブから解放される。やっと手のひらが自由になった。視界は遮られたままだが俺は両手を虚空で動かしてみた。
むんず!! もにゅ、もにゅ♡
何かに俺の手のひらが触れた。んっ!? このたわわな感触はいったい何なの? もみもみもみ、おおっ!? 両方の手のひらがまるで磁石のごとく吸い付いて離れなくなるこの感触。まさか、こ、この柔らかな感触は。そして俺が抱きしめているのは身体!?
「くふうっ!!」
次の瞬間、現役女子高生の甘い吐息が俺の耳に流れ込んできた。
そして俺は大変なことに気がついてしまった。茜の言っていた二人三脚ではなく二人羽織の意味が!? あの二人一組でやる宴会芸のことだ。片方が目隠しして背後から。
あれっ、目隠し状態って今の俺の姿じゃないか!?
「んっ、れ、零、触るのはそこじゃないよぉ……」
吐息まじりの茜の声が、俺の顔の間近から聞こえる。
完全に自分の状況を理解した。
おわあっ!? 俺は幼馴染みの可憐な女子高生を背後から抱きしめているんだ。
目隠しして、この両手で!!。
に、二人羽織の個人レッスンという名目で!!
茜のたわわをむにゅむにゅしちゃっているんだ……。
次回に続く!!
☆☆☆お礼とお願い☆☆☆
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます。
少しでも面白かった、続きが気になる
と思って頂けたら、
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