第3話 靴屋のともちゃん

 寒い冬景色の中、一人の女の子が走っています。

 白い吐息を吐きながら、公園のベンチへ向かいます。

 公園のベンチに着くと、ベンチの上にハンカチを敷いてベンチに座ります。

 そして、ブーツを確認するように触ります。

「うん! 耐久性もバッチリ!」

 ブーツをポンポンと叩き、ブーツが耐えてるのにご満悦のようでした。

「この耐久性なら4人のブーツを作っても問題無いね!」

 そう言いながら、ともちゃんは一枚の紙を取り出し、四人のサンタがプレゼントを届けるのチラシを見ている。

「さて! 耐久性のテストも終わったし、これから四人分のブーツを作らないとね! このブーツは参考用にちゃんと置いておかないと」

 そして、ともちゃんはベンチから立ち上がり、ハンカチを回収してまた走り出します。

 ブーツのテストも終わり、ともちゃんはこれからが大忙しになるのです。

「みんなのブーツを作れるだなんてとても楽しみ! みんなに使い心地良いのちゃんと用意してあげないとね!」

 ともちゃんは作るのがとても楽しみで笑顔になっています。

「そういえばはっぺちゃんが帽子を作ってくれる言ってたけど、どんな風に作ってくれるかな? きっとかわいいの作ってくれるんだろうなぁ」

 そう言いながら走って帰りました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る