愛する人の、腕の中で眠りたい

まほろ

プロローグ

 視界に広がる、真っ白な世界。

 それが、私の一番古い記憶。


 その真っ白な世界は、その後、数年にわたって、私に安堵と絶望を

繰り返しあたえ続けた。

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