歌姫反省文
大塚
連載を終えて
・はじめに
『歌姫』とは、2022年8月23日〜11月19日に渡って、カクヨムにて連載した小説です。最終文字数は17万9千文字。ほぼ18万文字です。恐ろしいですね。人魚が出てくる話、という脳内テーマで夏の終わりに連載を開始したのに、ワークスペースで確認したところ数回に渡って休載し、結局11月中旬というほぼ冬まで縺れ込むという難産作品です。連載という形式で作品を提出するのは『けものの名前』に続いて二度目でした。終わって良かった、本当に。
・謝辞
連載するか〜とぼんやり始めた私の背中をめちゃくちゃ押してくれた進捗先生尾八原ジュージさん、そしてリアルタイムで信じられないぐらい応援しまくってくれた惟風さん、本当にありがとうございました。御礼を伝えたい方はいっぱいいるのですが、まずはこのおふたりがいなければゴールテープを切れなかったので。ありがとうございます。愛してます。
・反省点、ほか
けもの〜が思ったよりうまく書けたので(自分比)今回もまあなんとかなるでしょ! と思ったら全然なんとかなりませんでした。原因はいくつかあるのですが、いちばん大きかったのはメインキャラクターに『刑事』を入れてしまったところです。
私は、警察官とか、学校の先生とか、自衛隊の方とか、市役所の人とか、とにかくそういった公的なお仕事をしている方について詳しくありません。なのでできるだけ登場させないようにしていました。妄想による嘘を書きたくなかったからです。ですが今回勢いあまって刑事を登場させたことにより、警察官といえば『相棒』ぐらいの知識しかない私には畳めない広さの風呂敷が広がってしまいました。反省しています。ちゃんと取材とかするべきだった。
さらに、私の書くものにはとにかく大勢の人間が出てくる傾向があるんですが、今回の作品では『私立探偵』『刑事』『殺し屋』という3つのチームができてしまったため、『私立探偵』チームは既に把握している情報を『殺し屋』チームはまだ何も知らない、とかそういう情報の伝達や混線描写が多くなってしまって……これは……読み難い!!! 猛省しております。
楽しかった点としては(最後まで読み終えてくださった方には伝わると思うのですが)、過去の記憶と現在進行形で目にしている景色がまるで違う、というシーンだとか、ただの狂言回しだったはずの人物が割と活躍したりとか、結局やりたいのは勧善懲悪なんだよなぁ……と自分の作風について実感できたりとか、そういう感じです。
あと何回かの休載については、ネタがなくなったのではなくてシンプルにリアルの生活がめちゃくちゃになっていた時期で、とはいえ連載を始めたのだから休載するならちゃんと言わなきゃ……黙って休みおって……と、こちらもやはり良くなかったなという気持ちです。次回があるならもっとちゃんとしたい。
・まとめ
連載めっちゃ難しいな!! という気持ちになれた『歌姫』ですが、前回のけものの後書きでも申し上げた通り拙者キャラ小説書き浪人、今回も昔からいるキャラ、今回初参加のキャラなど大勢登場させることができてとても楽しかったです。ひとりでも「このキャラ好き!」って感じで読んでくださった方の心に残ったなら幸いです。お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
大塚
(次のページはネタバレ含むキャラ紹介!)
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