うわあ、悲しいけど良い話だったなあと思っていたら最後に……なんだか、ここからさらに話が展開していきそうにも、やはり救いの無い結末になりそうな気も。色々と想像が膨らみます。
今回も面白かったです。以前の短編もそうでしたが、短い中できちんと起承転結が組み立てられていて読み応えがありますね。
主人公の人生は偽りだらけかもしれませんが、澪さんとの恋は本物で、彼女は最後に幸せになれたはず。空木君にもいつかは幸あれと願います。
作者からの返信
ありがとうございます。
そうなんですよね……捨て子だった空木くんはどこかの家にもらわれて幸せになる道もあったのですが、何かを企んでいる奴らに見つかって道具にされてしまいました。
今までの彼にとっては人との交流も単なる訓練でした。多分本人には自覚がないと思いますが、あったかいご飯をもらっただけで懐いてしまうくらいには、何かに飢えていたんだと思います。
彼を形作っていたものはほとんどが嘘で、自分のことを想ってくれた澪さんすら失ってしまった。どうにも幸せになれる道の見えない男です。
ちょっとまあ、ゴニョっとした事情でこういう含みのあるエンドになってしまいました。二代目?改?空木くん(言い方)の話も考えてはあるのですが……とりあえずここで一旦終わりという感じです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
綺麗に終わる悲恋ものだッと思いきや、まさかの展開に驚いています。
いえ、お見事という方が正しいのかもしれません。
読み易い文章と、展開。二人の想いに引き込まれて、一気読みしてしまいました。
素敵なお話をありがとうございましたm(_ _)m
作者からの返信
コメントありがとうございます。
不穏な話が好きで、最後に『え?』と思っていただけたらと思って書いていたので、お褒めいただきとても嬉しいです。
いただいたレビューも拝読しました。こちらもありがとうございます!