38.家庭科の先生

中学の時の


家庭科の先生は


一度定年した


おばあちゃんの先生で


家庭科の授業は大好きだった


男子がバカな事をやっても


一緒になって笑ってくれたし


うるさくても


『この位の年頃の男の子は元気だわね』なんて


許してくれてたし


料理や手縫いや刺繍なんかも


ヘタでも一生懸命にやってたら


良い点数をくれた


でも、昨年体調を崩して


急に辞めてしまったらしい


結局一度も


伝えられなかったな


先生が


大好きだったって


伝えたかったな…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る