25.ひこうき雲
秋のからりと晴れた青空に
ひこうき雲が
まっすぐ伸びる
昨日までの悲しさや寂しさも
なんだかちっぽけな事に思えてきて
少しだけ笑った
どれくらい経てば
君の悲しい記憶が
思い出に変わるのだろう
どれくらい経てば
君の泣き顔は
笑顔に変わるのだろう
時間がかかってもいい
いつか君に
一歩を踏み出す勇気を
持てる日が来ますように
出来る事なら
僕が君の背中を
押してあげることが出来ますように
まっすぐな
ひこうき雲に
祈った
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