ブレイク・ジャパン・フィールド 〜日本破壊〜

@12{アイニ}

0,20■■年■■月25日

 ※ドキュメンタリーホラーです。最初にお伝えいたします。


 20■■年■■月25日、午前04時30分から録画されている本映像は現在、最上位機密の為、アメリカ国防総省に保管されていました。しかし、遺族の熱望の元、これらの情報が開示されました。 あの日、日本国を何が襲ったのかを、ご覧ください。


BY NICKEL S AGASTA


@@@@ 本編は↓ @@@@


 映像が始まった。画面には砂嵐が映りやがて、正常な画面に切り替わった。そして時刻は午前04時30分と記されておりやがて男の声が聞こえてきた。


「あー、テストテスト。 コホン、今日は07月25日、天気は晴れ。今いるのは奈良と大阪の間にある生駒市だ」


 そう言ってすぐにカメラを窓の外に向けた。映っているのは朝日が差し込む生駒山だ。


「今日は、大阪に行って彼女に会いに行こうと思っています。 まぁ、僕としては早くニューヨークに帰って恋人のCURIYカーリーと一緒にいちゃつきたいですが・・・(笑)」


 間を置いて「まぁ、でも、登録者が5人のYOUTUBERは悲しいな・・・」と独り言を呟き、「さてと、日課の録画日記を開始するか」と言ってカメラを窓枠に置き、金髪で背丈の高い青年は洗面台に行った。


 午前07時00分。


 近畿日本鉄道の車内から映像が始まった。


「――次は〜、石切。石切です、お出口は左側です。 NEXT STOP,ISHIKIRI.THE EXIT IS ON THE LEFT.」


 生駒山にある石切駅に停車すると扉が開き、「――あとの各駅停車に連絡します、発車まで少々お待ちください」と言うアナウンスが流れた。


「マジかよ」


 青年が再び画面に映り込み、「あー・・・、少し遅れそう」と彼女宛のメールに打ち込んだ携帯電話の画面を見せた。

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