②殺殺大殺、ちょう殺してる。

蒼ノ下雷太郎

第1話

◯参考作品


『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』

『邪神ちゃんドロップキックX』


西尾維新の戯言シリーズ。




◯世界観


現代の日本。

主人公は不死身。くわしい理由は語られないが、何回殺してもまた新たな主人公が現れる。

(ここら辺は詳細に語らず、神秘性を担保したいです)

JKが殺人犯してるけど捕まらない程度のリアリティ。


『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』

が、もうちょいコメディ色にいった感じ。


『邪神ちゃんドロップキックX』とみーまー、の中間ぐらい。


西尾維新の戯言シリーズのような感じ(価値観というか、そういうの)。


グロは出すには出すけど肉体破壊は直接表現しないでいきたいです。

どちらかというと、『何々が死んだ』『何々にはこういう過去がある』と、人の内面によるホラーを出していきたい。


主人公は善悪の価値観はあり、最初はだから殺人鬼のヒロインを断罪しようとするけど、次第にこの子にも同情すべき部分があり、それによって惹かれ、共依存となる。


出てくるヒロインは、大体人を殺してるとか、人肉を喰うとか、ホラー的なのにしたい。


題材が題材だけに、これ大丈夫かな、受け入れられないかな。と思いますが。

ギリギリの線を。

性描写に関しては直接描写はなく、寝取られたりもしますが、裸の描写はしない方向で。というか、この作品がやばいのはヒロインが殺人鬼だとかそういうとこで。そこは、要相談ということで。



◯主要キャラクター


ビジュアル・性格・セリフイメージ等



・主人公

比曽克巳(ひそかつみ)


16歳(に見える、実際高校に通っている)、中肉中背、普通の男子高校生に見える。

不死身。

刺してもすぐ再生するのではなく、殺したら新たな比曽が出てくる。

具体的な原因は不明。ただ、外見通りの年齢ではない可能性がある。


一人称、僕。

殺しはしないし、殺人鬼であるヒロインのことは嫌悪してるが、一度も殺人を犯さなかったわけじゃない。実の妹を殺したことがある。(ただし、今も生きてる)


名前の由来は『ヒ素』。不死身だけど、毒の名前が由来にしたかったです。


「僕をあんまり殺さないでよ」


・ヒロイン

不穴麻里(ふあなまり)


17歳、女子高生、一年生。女子としては身長が高い方の160代。

スタイルが良く、胸も大きい。

長い黒髪。ストレート。


殺人鬼。幼少の頃から近しい人を殺してきた。

すぐに殺し=世間的に悪いこと、と認識していたから、バレずに行うことも覚えた。

まだ年端もいかない子供だったため、家族を惨殺したときも全く疑われずに過ごす。

嫌いな人は逆に殺さない。

叔母に引き取られる。叔母は母方の妹らしく、母方の恨みが強くてその恨みを麻里にぶつける。だが、痛みとかを表に出すことをしないので叔母は気持ち悪がってる。だが、恨みをぶつけるのはやめない。


「ちょっとだけ、ね、ちょっとだけ、殺させて」


名前の由来は『マリファナ』。殺人中毒だから大麻を由来に。


・準ヒロイン

野々村ノア(ののむらのあ)


16歳、一年生、女子高生。女子としても小柄。

ツインテール、赤毛。


麻里の友達。しかし、本音のとこでは彼女に好かれていない。

出会って数ヶ月して麻里とカラダを重ねる。

しかし同意の上ではなく彼女を眠らせたり、脅したりしての無理矢理。

父親はおらず、母親が昔からあの手その手のものに引っかかり、今はオカルト系のオンラインサロンで娘を売春に差し出した。

これらの影響で他人のカラダを支配しないと満足できない人間になった。

最初は主人公に嫉妬して襲おうとするが、彼と仲良くなりだすと今度はヒロインに嫉妬されて、これまでしてきたことを倍返しされる。

だが、支配されるのも悪くないと思ってるらしく、ヒロインのペットとして過ごす。


「ほら、これがきみの好きな麻里の姿だよ?」


名前の由来は、ヒロインに殺されないで生き残ってしまうから、ノア。



・準ヒロイン(?)

白髪の美少女


15歳(に見える)女子としても小柄。

長髪、白髪。

主人公の妹、同じく不死身かは不明。年齢も不明。名前も。


過去に共にしたことがあるようで、夢の中に度々現れる。

人肉が好き。



◯物語構成


文庫ラノベで全4章構成。

だいたい一巻で、10万字~11万字くらい。

最後は主人公の妹が出てきて、次につながります。



・全4章構成


プロローグ


主人公、ヒロインに挨拶する。

ヒロイン、ぎょっとする。

主人公、何事もなく挨拶して席に座る。

放課後、ヒロインは主人公のあとをつける。

おかしな様子はないと分かり

主人公を人気の無いとこにおびき寄せて殺す、ヒロイン。

首を持ち帰り、専用の冷蔵庫に保管する。

首をパックして、バッグに入れる。重いのでしんどそうにしながら。

また、主人公に挨拶される。

仰天するヒロイン。「あんた、何なのよ!?」と言う。



『1章』


・1章


昼休み、「一体あいつ何なのかしら。ねえ、あなたはどう思う?」と主人公の(持ってきた)生首に話しかける、ヒロイン

「いや、それさ。死体の僕じゃなくて今生きてる僕に聞いてくれないかい」主人公、ヒロインのところに来る

ヒロイン、超警戒する。こんなこと今までなかったのに、と

主人公、ヒロインの説明する「容姿端麗、みんながらの人望も厚く、成績、身体能力も優れて将来を約束された美少女――しかし、実際は殺人鬼のようで」

「誤解だわ。私は、殺していい奴しか殺さない! そう、人殺ししか殺さないのよ!」と言うヒロイン

『……誤解だよ。僕は人殺しじゃない』と主人公

「嘘ね私のアンテナは誤魔化せないわよ。探偵もびっくりの感度ばっちりのアンテナでいつも人殺しを特定し、これまで殺してきたんだから」とヒロイン

ともかく、もう僕を殺さないでくれよという主人公

「それはムリよ。もう殺してるもの」と主人公が気づかない内にナイフを刺していたヒロイン

だが、主人公の死体をのぞきこむヒロインに声をかけてくる主人公、「化け物」とヒロインに叫ばれる「いや、殺人鬼が言うことじゃないでしょ」

ともかく、もうやめてね。と主人公は言って去って行く

それから時間が何週間か進み、ヒロインは主人公にべったり

お昼、弁当を作ってきてくれて「あーん」で食べさせてくれる

(ちなみに二回毒を盛られた)

ヒロイン曰く、ひどい殺人衝動があるらしく昔から困っていた

それを解消すべく、殺す人を限定もしたがかなり限界が来ていた

だから、不死身の主人公は助かるというヒロイン

話を聞くと、ヒロインは過去に家族を失っていた

惨殺事件、はじめ主人公はそれにより逆に殺人衝動が生まれたと思ったが

犯人はヒロインだった、この子は愛すべき家族も友達もこれまで何人も殺してきたらしい

ヒロインの解説

最近は人殺しだけを殺すようにしていたが

前は、家族や友人も殺してきたらしい

いや、話から察するに近しい人ほど殺人衝動が生まれるらしく、矛盾しているが好きな人だからこそ殺してきた

主人公、ヒロインに毒をもって殺そうとする

ヒロイン、喉を押さえて苦しそうにする

「きみは死んだ方が幸せだよ」と主人公、苦しむヒロインを放って部屋を出る

しばらくしてヒロインを殺した部屋にもどってくる主人公

ヒロイン、ケロッとしていた

彼女はこれまで何度も自殺しようとしたらしくその結果、逆にあらゆる毒に耐性がつきすぎてしまったらしい

「たまには殺されるのもいいね」と満面の笑みのヒロイン


『2章』


ヒロインの家に遊びに行く

今は叔母さんのところに住んでいるらしい、仲が悪いというか相手はこちらに感心がないらしい

だから、殺さないんだとか

部屋に案内される、意外と質素な部屋

小さい冷蔵庫があり、そこから飲み物を(ちらっと、人の腕が見えた)

ゾッとする主人公、ヒロインは弁明する「ちゃんと人殺しの腕よ?」「いや、そういうことじゃなくて」と言い合う

「もしかして家族や友達もこんな風にコレクションしてるの?」

ヒロイン、ドン引きする「きみ、それ趣味が悪すぎよ」

えぇぇぇぇぇっ、と主人公

二人きりだね、と今頃言うヒロイン

「どうする? あたしの首を絞める?」ドン引きする主人公

「気持ち悪い。死にたいなら一人で死んでくれないかな」と主人公が言うと、泣いてしまったヒロイン。「いや、何で泣くの?」と困惑する主人公

「だって、主人公くんがひどいこと言うから」とヒロイン。いや、ひどいのはどう考えてもきみだろと思う主人公

ヒロイン、どさくさに紛れてラッキースケベをして主人公に抱きつく。巨乳の感触を味わうが「いや、あのね。確かにきみはすごい美少女だと思うよ。でもね、何度も目の前できみが殺人を犯すのを見てるからカケラも興奮しないんだ」と当然のことを言う主人公

ブー、と文句垂れるヒロイン「殺しくらいで冷めるなんてひどい差別主義者だわ」と

次、コーヒーでもかかったからと言って服を脱ごうとするヒロイン

脱ぐと鞭などで叩かれたあとがあった、カラダ、ヒロイン

どうやら叔母がしたらしい

主人公、彼女に同情する

ヒロインは嫌いな奴は殺さないらしい

好きな人だけ殺す

その歪みぶりが、主人公を切なくさせた

主人公、ヒロインの家から出た

どうしたんだろ、と理解できてないヒロイン

電話かかってくるヒロイン

同級生の友達ノアちゃんからだった

ノアちゃん、すぐに家に来てヒロインに手錠をかけて拘束する

ベッドに彼女を寝かせる



『3章』


・3章の序盤


主人公、起きると見知らぬ廃墟っぽいとこ

全裸で椅子に両手足を手錠かけて拘束されていた

近くに刃物やドリル、カナヅチなどがある

ノアが来る

ヒロインを陵辱した動画を見せる

彼女は私のモノだという

拷問するぞと脅すが

きみにはできない、と論破される

(道具は使ったことのない新品ばかりで、今も自分を拘束してるだけダメージは与えていない、ヒロインだったら手足を切ってる、それに目つきも暴力を与えるのに躊躇している)という理由

主人公を解放するノア

彼女がこうなった原因を聞いてみる

母親がオンラインサロンに入会した。そこが表向きは穏やかで大学生サークルのような明るい雰囲気だが、陰では女の子をかき集めて売春させるとこだったらしい。

主人公、「そこできみは」と男たちに弄ばれたのかと察してしまうが

「いや、逆に私が男たちを凌辱してた。あいつらそっちの方が喜ぶから」と

ドン引きする主人公

やばいの二人に関わることになり、考える主人公


・3章の中盤


屋上らしいどっか、主人公とノア、話す

あのあともヒロインを呼び出してエッチしたらしい、ノア

一応同意の上らしい

だが、ヒロインは好きな相手を殺すので、それをしないってことはと考える主人公

ノア、そのこともわかっていた

どうすればいいのー、と主人公に相談するノア

そんなこと言われても、と困る主人公

と、ちらちらとノアの胸に目がいってることを気づかれる主人公

手錠をかけられ、拘束される主人公

エッチなことされるが、自由な両足でノアを締めて拘束をとかせる

相手のS的な態度には弱い、ノア

昨夜のことといい、きみは何なんだ! と本気で怒る主人公

じゃあ、お詫びにとまた迫ってくるノア

やめてくれ、と言う主人公だったが

それから数日、ノアは主人公につきまとうようになった

その結果、キスを普通にするようになりイチャイチャする

「………」それを見ていたヒロイン

ある帰り道、殺される主人公

復活すると殺したのはヒロインだった

だが今度は無愛想というか、何の感情も示さないで去っていったヒロイン

「何なんだ?」


3章の終盤


ヒロイン、主人公に会うとノアちゃんと仲良くなったのと凌辱した写真を見せてくる

ノア、ヒロインに飼われるようになった

主人公、ヒロインと食事、ノアは彼女の椅子になっている

いやいやいや、と主人公

どうやらノアに嫉妬してるらしいヒロイン

アホらしい、と主人公は距離を取る

毎夜、ノアとの動画を送信してくるが呆れる主人公

主人公、夢で過去のことを思い出す

(現代ではない服装の思い出、その中に『白髪の美少女』が出てくる)

過去に人に執着されたことがあったらしく、どれもろくでもない思い出だったらしい。

「どうして、無視するのよ!」とどこかで言ってくるヒロイン

「きみ、気持ち悪いから」

「はぁっ? あたし、学校一の美少女とって言われる」

「そういうこと言ってんじゃないの、分かるでしょ。殺人鬼、好きな人なのに殺してしまうきみの体質、理解できないし。したくもない。平気で人をブッ刺す残虐性がありながら、ほんとに嫌な奴は殺さないって感じもさらに嫌だし」だから、と主人公は拒絶する

ヒロイン、ショックで叫びながら走って主人公を刺そうとする

かわす、主人公

もう、きみに殺されてなんかやらない、という主人公

それから数日間、ヒロインはがんばって殺そうとするが主人公は回避する

ある日の朝、通学しようと玄関を出るとボーガンの矢、避けた

ヒロイン、鉈を持って襲いかかる

だが、主人公にあっさりとかわされ、武術のようなもので武器を落とされて腕をとられる

腕が折れるの覚悟で暴れるヒロイン、主人公慌てて彼女を離す(腕を折らないために)

呆れる主人公、どうしてそこまで僕を殺そうとするの

あたしが知るわけないでしょ、とヒロイン

衝動だから殺してしまうらしい

あなたが殺されないなら、ノアを殺すわよ、とヒロイン

きみにはムリだよ、と主人公

好きな人しか殺せないから、そして何度カラダを重ねてもノアのことは嫌いなんだろうし、と

あと、別にノアのこと好きなわけじゃないよ、という主人公

ヒロイン、絶望して帰る

一部始終、ノアも見てたらしい。どさくさに紛れて家に侵入していた

あなたには私達は気持ち悪いと見えるかもしれない。でも、しょうがないじゃない。こうやって生まれてしまったんだもの。育ってしまったのだもの。あなたは、違うのね。あなたはただ不死身だっただけ。あとは他の人間と何一つ変わらない。殺人衝動も、性的にめちゃくちゃにしてやりたいって気持ちもない。普通の人なのね。いいわね、普通って。死ねばいいのに。

と去って行くノア

どうすればいいんだよ……と主人公

そこから、しばらくヒロイン達とは関係を断つ

ヒロインが他の人を殺したということもないらしく、平和にしてるようだ

だが、ノア関係がきな臭くなってきた

彼女の母親がいるオンラインサロンとやらが、どうやらオカルト系に属してるらしく、徐々に世界の終末がどうたらこうたらと語っていた

で、動画にはノアも出演するようになっていた

(ぎこちない感じ)

主人公、夢を見る

不死身の化け物だと、村人から磔にされて焼かれた

その際、白髪の少女に笑われてる

(だから、他の奴らと付き合うなと言ったんだ。私達は普通じゃないんだ。普通じゃない奴はこの世界では殺される。この世界で最強なのは普通の奴らだ。それ以外はクズなんだよ、と白髪の少女は言う)

主人公、起きるとダークウェブに動画が挙げられていた

ノアの入っているオンラインサロン、そこでヒロインとノアがつるし上げられている

殺人鬼であることがバレていたようだ

それを、オカルト系の知識で色々言い、ゴミクズと罵っていた

で、それに汚されたノアも大罪だと

彼女達を浄化しようとしていた

派手なスナップ動画になるとこれを観覧してる人達は喜んでいた

主人公、苛つく


4章


ヒロイン、絶望の淵

自分がどれだけ普通じゃないか、分かっていたつもりだったが

考えが足りなかったようだ

殺される今になっても、じゃあ人を殺さなきゃよかった、とは思っていない

だが、好きな人を殺すのはそれはそれで悲しい

家族や殺した友人のことは今でも好きだった

ここが、この殺人鬼の矛盾してるところだが

それらが全部今になって悲しみになって降り注ぐ

自分は、死んだ方がいいんだろうな、と漠然と分かりつつあった

オンラインサロンの人々、なんか熱狂してる

だが、殺される寸前に暴動というか、大勢の人々がオンラインサロンに襲いかかる

どうやらオンラインサロンの被害者遺族らしい

それらをかき集めて、主人公は襲わせたんだとか

ヒロインの前に現れる、主人公

きみのことは反吐が出るほど嫌いだが、あいつらの方が嫌いだ

だから助けると

大勢でたった一人をいじめる奴らは、死ぬほど嫌いなんだよ

死なないくせに、とヒロインは笑う

和解のような感じに

オンラインサロン、壊滅

大勢の死者が出る

奴らは薬でラリってもいたらしく、ヒロインの罪状については奴らの妄想と片付けられた

それ以降も、主人公はヒロインやノア達と付き合っていくことになる。恋愛関係は薄いが。



エピローグ


主人公、近くにできた肉料理屋の無料チケットとやらが届き

行ってみる

出されたのは極上ハンバーグが二個

おいしい、と主人公は言うが

彼の前に白髪の美少女が現れる

「彼女達はおいしかった?」という白髪

ヒロインとノアを捕まえたときの写真を見せる

(二人を殺してハンバーグにしたぞ、的なことをほのめかす)

「よろしくね、お兄ちゃん」

と、白髪の美少女が主人公の妹であることが判明して終わる。

(実際にはヒロインやノアはハンバーグにされておらず、違う他人の肉であると二巻で分かるってことに)


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