【台本】ASMRボイスドラマ アマガミ Vol.2 森島はるか編

監修・高山箕犀、鈴木悠太(シナリオ工房・月光)/ミミクル

第1話 フイウチ【ASMR】/枕元で森島先輩の声がする……

○主人公の部屋(深夜)


   #主人公の見ている妄想シーン。

   #しんしんと雪が降る、クリスマスイブの夜。

   #こちらに向けて、だんだんと鈴の音が近づいてくる。

   SE クリスマスらしい鈴の音(シャンシャン的な)

   #窓の外で鈴の音が止まり、誰か(はるかサンタ)が降り立つ。


はるか

「よいしょっ……と」


   SE 静かに窓を開ける音


はるか

「お邪魔しま~す……。」

「あらあら、まったく、この子ったら。」

「まだぐっすり寝てるのね」


   #はるか、主人公の耳元にぐっと耳を近づけて、セクシーに囁く。


はるか

「ねぇ……起きて、私のトナカイさん。」

「大事な大事なクリスマスの夜になったわよ。」

「水泳部のみんなに、プレゼントを届けに行かなくちゃ。」


「あなたが一緒にいてくれなきゃ……サンタの私、寂しくて泣いちゃうわ。」

「……起きたみたいね、お寝坊トナカイさん♪」

「さぁ、あなたも早く鈴を付けて?」


「学校のプールでみんなが待ってるわ」


   SE シャン!(音は一回)という鈴の音。


はるか

「うふふ、良い音!」

「トナカイさんったら元気いっぱいね♪」

「これならきっと、プレゼント配りも上手くいくわ。」


「でも、もし……もし響に見つかっちゃったりしたら……」


   #はるか、主人公の首に抱きつき、再び耳元でセクシーに囁く。


はるか

「私を連れて、どこまでも逃げて……?」

「あなたのソリの上になら、安心して乗れるもの。」

「そう、何度だって……♪」


   SE シャンシャン!(2回)と鈴の音。


はるか

「頼りになる私のトナカイさん……。」

「たくましい姿、いっぱい見せてね……?」


   SE シャンシャンシャンシャン!と、興奮したように何度も鈴の音。

   #鳴り響く鈴の音の中に、かすかに薫の声が聞こえてくる。


「おーい……?」


   #薫の声が段々とはっきりしてくる。


「ねぇ……ねぇったら……!」


   #最後、ひときわ大きな声で、薫に耳元で呼ばれる。


「ねぇ! 聞いてる!?」



《第2話へ続く》


★mimicle(ミミクル)にて配信中★

『ASMRボイスドラマ アマガミ Vol.2 森島はるか編』(CV・伊藤静、CV・浅川悠、CV・佐藤利奈)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る