あの人は何処へ〜
@Panappu2002
第1話 Bye・of・Bye
私の名は舞香
私が小さい頃、近所のお友達と仲良く公園で遊んでいた時、隠れんぼをしていた
私は見つからないように隠れ場所を探していた、それで見つからない場所を見つけて隠れていた
次々とみんながバレていく中、私だけバレなかった。
やっとバレたと思ったらもう友達のみんなはいなかった…
「えっ?みんなはどこに行ったの?」と不安と置き去りになった寂しさで泣いてしまった。
そんなところに1人の女の人が通りかかって声をかけてくれた。
「どうしたの?そんなところで泣いて」と言うと「隠れんぼしてたら気づいたらみんながいなくなったの」と言うと、「そうだったのね、お家は近い?」
「うん」と頷いた舞香だった
その時の女の人は優しくて美人で憧れを抱き始めていた
その時は15年も前、今となってはもうそのお姉さんもどこで何をしているのかも分からず、にいながらも美容専門学校で勉強をしていた
美人のお姉さんに憧れて自分も美人になりたい欲ができたのかは分かりませんが、美容師になる夢は昔からだったのでした。
憧れたきっかけはお母さんは小さい時に無くしており、お母さんは田舎の美容院で愛想良く振る舞う美容師で町のお年寄りから子供まで好かれていたという、そんな母を小さい時にうっすらと記憶の中で憧れがあって東京の方まで来たのでした。
母は元々は体が弱い体質で、病気でなくなってしまってからは、シングルファザーで育てられて私も学校での文化祭や体育祭でお母さんがいる人たちを見る度に、自分はなんで居ないのかと思う度に悲しくていつもみんなのいない所の体育館の裏で泣いていました。
体育館の裏で泣いた所をクラスの男子に見られたのです。
その男の子は私の事を何度も気にかけてくれたり、優しくしてくれる人でいつもは仲良い友達として接してました。
そんな夏休みになる1週間前に体育館裏で告白されたのです。
「好きです、付き合ってください」と、無関心だった私はどう返せば良いのか分からなかった。
仲良くしてくれてるし、付き合う分ならという意味で「はい」と言った
男の子の名は優希
優希はバスケ好きで、バスケがとても楽しいと思う程に毎日、バスケの話をしてくれました。
そんなある時、公園でデートをしていた時にキスをされました。
恋人関係という意識が薄かった私はやっと自覚したのでした…
付き合って3ヶ月目で自覚とは遅い…と思うのが普通、普通なら別れたりするのによっぽど優希くんといるのが楽しかっただろうなと思いつつも、
楽しかっただけじゃなく、優しくて悩みや辛いことも聞いてくれていたからなんだと言う自然な好きが生まれていたのが気づいた。
そんな中、私の家に寝泊まりに来た優希、その日は親も出張中でいなかったのだ。
2人で添い寝して一夜を明かして学校に2人で行った。
舞香は0の確率に高い程に小さい時の優しくしてくれた人の事はいつも忘れずに思い出の記念写真を見る度にあの時の美人な女性を思い出す
美人な女性は実は舞香のすぐ近くにいた事に気づかなかった。
実は美容師をしていたのであった。
あの美人は1度だけ舞香の学校に一時的な専門評価として見に来ていた時にすれ違っていたが、舞香は自分の夢を実現する事で手がいっぱいだったので、その女の人は目にとどまらなかった。
周りの人達はすげぇ美人と魅了されていたのにも関わらず夢一筋だった舞香にとっては美人にも目をくれなかったのである…
舞香の友達「ねぇ、舞香。さっきの美人見た?」
舞香「美人って?」
舞香の友「さっきそこを通ってた人、ま舞香が探し求めてる人の美人の人の特徴に似てたけど…」
舞香「えっ、それほんと?」
舞香の友「うん、特徴と近い感じだったけど、違ったらごめん」
舞香「その人、今どこにいるの?」
舞香の友「さぁ?さっき学校の門で挨拶をしていたけど、もう帰るのかな?」
舞香「えっ、」と言って美容の道具を置いて走って行くも既に帰っていて感動の再会は果たせなかった…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます