台本の溜まり場
赤嶺高真@超BIGなプリン
玉木の日常
登場人物
玉木(男子)
依田「きぬた」(女)
日向(女)
峰岸(女)
石田(男)
本文
学校にて
玉木「今日でテスト終わったぁ~!なんか解放感がすげぇ~!」
依田「まったくだらしないわね玉木は!もっとシャキッとしなさいよ!」
玉木「なんだよ。依田せっかく苦痛のテストが終わったっていうのに小言ばっか言って来るんじゃねぇよ!」
依田「だってねぇ~あなたっていつも忘れるでしょ!その度に誰がしりぬぐいしてると思ってるのよ!!」
玉木「そりゃ悪かったな!でも勝手にお前が巻き込まれてるだけじゃねぇか!俺のせいにするなよ。」
依田「何よ!その態度…もういい。知らない!」
玉木「勝手にしろ!」
石田「本当お前ら仲いいな」
玉木「なんだよ石田!そんなの当たり前だろ。幼馴染なんだからでもアイツ年々口うるさくてやってられねぇよ!!」
石田「なんて贅沢な悩みを言ってるんだ。お前は」
玉木「お前にはわからねぇよ。この苦労は」
日向「ちょっと玉木!あまりあの子に世話焼かせないでよね!」
玉木「別にアイツが勝手にやってることで俺には関係ねぇし!」
日向「あんたがそんなんだからあの子が苦労するのよ!」
依田「心配してくれてありがとう日向。でも私は大丈夫だから行こ。あんなわからずやなんか放っておこ」
玉木「全部聞こえてるぞー!!好き勝手言いやがって!」
石田「このままじゃお前依田に愛想尽かされそうだな。しっかりしろよな。」
玉木「お前はそいう絡みやめろ!石田」
石田「お前が素直じゃないからだぞ」
玉木「照れ臭いんだよ…!悪いかよ。」
石田「悪くはないけどな。少しは素直になったらどうだ?」
玉木「まぁ、考えとく。」
峰岸「話は終わった?」
玉木「え…今の話聞いてた?」
峰岸「あ、うん。たまたま…」
石田「ドンマイ玉木」
玉木「元はと言えばお前のせいだけどな…あ、それで俺に何か用?」
峰岸「あ、うん。先生が今日中に提出するプリントと出してないの玉木君だけだから催促しておいてくれって言われたから」
玉木「あ、すっかり忘れてた。今から持ってくるから少し待ってて」
峰岸「うん。」
石田「委員長も大変だな。」
峰岸「まぁ大変だけど推薦の為だからね。頑張るよ」
石田「そっか。頑張れよ」
玉木「ごめんごめん!はいこれ」
峰岸「あ、うん確かに。じゃあこれ先生に渡してくるから私、行くね」
玉木「さ、さっきのはそ、その…」
峰岸「大丈夫誰にも言わないから!安心して。それじゃ」
玉木「ふぅ…良かった。」
石田「良かったな。」
玉木「でも仲直りしてくるわ。俺、今から」
石田「そうだな!行ってこい!」
玉木「おう!」
玉木は依田を探し周り一人で歩いてるところに遭遇する。
玉木「おい!待てよ!依田!」
依田「何よ。バカ玉木」
玉木「あ、あの…その…」
依田「何よ!じれったいわね!」
玉木「あ、あぁー!!さっきは俺が悪かった!ごめん!」
依田「うわぁ!?急に大きな声で叫ばないでよ」
玉木「あ、ごめん。」
依田「ふっ…でも気持ちはよく伝わったわ。不器用なアンタにしてはちゃんと謝った事だし今回はそれで許してあげますかー!」
玉木「な、なんだよ。その言い方!でもいつもありがとな…」
依田「き、急に素直じゃん…でもこれで分かったでしょう!私のありがたみが~」
玉木「お前の昔っからすぐそうやって調子に乗る所ホント嫌いだわぁ」
依田「何よ!あんただっていつもけだるそうにいつもから返事のくせに!」
玉木「なんだと!?」
依田「何よ!」
玉木「まぁ俺達いつもこんな感じだよな」
依田「そうね。とりあえず、教室に戻りましよう」
と教室に戻る二人
石田「お、戻って来たな。その様子だと仲直り出来たみたいだな。」
玉木「ま、まぁおかげさまでな」
石田「そうだな。俺に感謝するがいい」
玉木「調子に乗るな!」
日向「え、何~お二人さん。さっきまで喧嘩したのにもう仲直りしたんだ。」
依田「まぁ珍しく向こうから素直に謝って来たからね」
日向「へぇ~そうなんだ。良かったじゃない」
依田「うん。」
玉木「まぁ、でもだいたいつもこんな感じだな。でも…悪くないな。」
終わり
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます