『山泣く』
今となっては、もう昔の事になりましょう。
かつて、『
未言とは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の
そして今。未言屋を継ぐ伝承者がいました。
・・・・・・
その日は、激しく雨が降っておりました。夏の終わりには、そう言えばしばらく降らせてなかったと空が思い出したかのように、纏まった雨が降るものです。
田に引く水が足りなくならないように、山々に水を注ぎ足してくれるそれに、町の人々も捲き込まれるのですけれど、田舎で農が身近なこの辺りでは、そこはまぁ仕方ないとか、有り難いとか、そんな感情に落ち着くようです。
恐らく雨は一晩止まなくて、今宵は
そんなことを予測して、濃紺の傘の下から空を伺いつつ山道を歩く女性がおりました。
萩柄の浴衣に茄子紺の帯を締めて、黒髪を首の裏で組紐で結った彼女は、名を
昼前から降り出した雨はもう道の砂利をその流れで飲み込んでいて、外に出れば足が沈んでしまうほどです。
そんな雨水で出来た地図に乗らない川に、草履を突っ掛けた素足を浸して、紫月は家路を登ります。
山道の果てと細まる先にあるのは、瓦屋根の古民家で。そこが紫月の守る家なのです。
「?」
紫月が、声にもならない音を喉で鳴らしました。何故なら、我が家の前に誰かが立っていたからです。
玄関先を覆う雨避けの屋根の下、玄関の戸を前に姿勢よく佇んでいたのです。
はて、と紫月は首を傾げます。田舎暮らしを通り越して宇治山じみた隠居宿に、一体どんな用事があると言うのでしょう。
気にはなりますが、まだ遠くてはっきりと姿が見えませんし、かと言って急げば流れる雨水に足を取られて転けてしまいます。
次第に紫月が近付くと、雨鼓に紛れた足音に気付いたのか、その人が振り返りました。
「ああ、
紫月は脊髄反射に近い速度と淀みなさで、その人の呼称を口にしていました。
その女盛りは過ぎて働き盛りと言った年頃の客人は、紫月の顔見知りなのです。
緊張も弛んで、紫月はこちらへ手を降る色宮の方へ足を運びます。
「こんにちは、紫月ちゃん」
色宮の彼女からすると、紫月は一回りも年下で、紫月がとっくの昔に成人している今でもこんな風に気安く呼ぶのです。
それに気をよくして、紫月もにこにこと笑顔を向けて話します。
「お久しぶりです。どうされたんですか? あ、今、鍵開けますね」
風向きが変われば吹き込む雨に濡れてしまう玄関先で長話をすべきではないと、紫月は帯の根付けを引き、それに結ばれた鍵で家の戸を開けます。カラカラと戸を引いて、紫月は色宮を家へ招き入れました。
紫月は、色宮を居間に促して、自分は一度家の奥へと走り、タオルを持って戻ってきます。
「とりあえず、体拭いてください。今、お風呂沸かします」
「うん。ありがと」
何はさておき、濡れたままでは体が冷えていく一方。お湯に浸かれるようになるまで、熱いお茶でも淹れようと、紫月はやかんを火に掛けました。
「紫月ちゃん、おかいなくー」
「そんな。こんな山奥にまで来てもらって、風邪を引かせられませんよ」
ちょっと遊びに来ましたみたいな雰囲気の色宮ですが、東京住まいの彼女がこの家に着くのに半日は費やしているのです。
とは言え、色宮も口にしたのは定例句なので。紫月が出した熱い煎茶を一口飲んで、ほっと息を吐いています。
その間にも紫月は世話しなく動いて、お風呂の準備と一人分増えた夕餉の仕度をしています。
色宮も声を掛けようとも掛けられず、苦笑しながら待っておりまして。急に来たから、紫月を慌てさせてしまった事を少し申し訳なく思っています。
「色宮さん、お風呂沸いたので、どうぞ」
「はいはい」
お客をもてなすのが、最優先。そんな前の家主から続くこの家の仕来たりを知る色宮は、下手に逆らわず、先にお湯を頂く事にします。
「あ、そうそう。
「みぃ姉から?」
紫月の作業が少しは落ち着いたのを見計らって、色宮は紫月の上の姉から預かった手紙を渡しました。
そのまま色宮は風呂場へ行ってしまい、一人残された紫月は、茶箪笥に仕舞われていたペティナイフを取り出して、封筒を開きます。
中にはきっちりとしながらも穏やかな、懐かしい姉の筆跡がありました。
未言屋盟主、翠月。それがこの手紙を書いた姉の立場と名前です。
未言を表現する創作の一切を担い、そんな創作者達の師であり先達であり同志としての活動を生業とする翠月からの手紙は。
まずは惚れ惚れするような季節の唄にも似た挨拶から始まり。
それから音沙汰ない紫月へのお叱り。
そして、未言屋盟主として、色宮へ未言について教えてほしいという依頼を本題として。
結句に紫月の健康と将来への祈りを込めて、締め括られていました。
いやしかし。手紙でまで、早くいい相手を見付けられるようにと、遠回しに結婚を急き立てられて、紫月はげんなりとします。
「全く、子持ちはお節介なんだから、もう」
ともあれ、薄々予想出来ていた色宮が訪問して来られた理由が、これで確かめられました。
あとは、どの未言なのかを色宮に訊けばいいと、紫月が手紙を丁寧に折って片付けているところに。
「いいお湯でした」
色宮が肩に掛かるくらいの髪に纏う滴が、着替えたばかりのシャツを濡らさないようにタオルで支えながら戻って参りました。
「色宮さ……っくし!」
紫月の大きなくしゃみで、しばし二人共黙り込んでしまいました。
「……わたしもお風呂行ってきます」
くしゃみの時に鼻を手で押さえた格好のまま、紫月はばつが悪そうに宣言します。
「うん、そうしな」
色宮はお風呂へ向かう紫月の後ろ姿を、子供を見守るような顔で見送りました。
紫月がお風呂から上がり、色宮と二人で夕食を囲みます。
食事の合間に、二人は会話を挟みます。
「それで、今度はどの未言なんですか?」
「『
色宮の告げた未言を聞いて、紫月は口に運んだ箸をくわえたまま動きを止めました。
それからゆっくりとお米を咀嚼し、ごくりと音を鳴らして意識して飲み込みます。
「色宮さん、相変わらず、色にしにくい以前に解釈の難しいのばかり選びますね」
ついつい紫月は、言外にアホなんですかと非難を込めてしまいます。
色宮も自覚があるのか、苦笑気味に返事をします。
「分かりやすいのは、若い子に回さないとね。それに、店主様から
そう、この色宮は未言を産み出した人と出会い、未言から色を創作する『色造』と称号を授かり、直に教えを承けた方なのです。
その生業は、当然として色造りです。
或いは創作した色を紙に塗って展覧会をしたり、或いは画家の依頼で色を造ったり。
それでいて、収入の大部分は広告やインテリアのカラーコーディネートである辺り、未言屋として稼ぐことの難しさを物語っているような仕事振りだったりします。
そして夕餉を終えて、食器も二人で片付けたところで、紫月は色宮が作った今のところの『山泣く色』を見せてもらいました。
付箋くらいの大きさの紙が、茶が勝った黒の潤みが強い色に塗られています。
「あー。あぁ、あー」
「その反応、翠月ちゃんと全く同じだわ」
離れていても姉妹は似るものなのでしょう。況してや、未言屋盟主と未言屋宗主、その在り方の根幹が同じものなので、尚更と言うものです。
「なるほど。それで今日来たんですね。数日は雨が続くでしょうし」
「昨日、翠月ちゃんのとこに相談に行ったら、『明日中にゆぅのとこに行ってください』って言われたんだよ。君達一族は平然と天気を当てるな」
「え、天気図と空の具合見て、風の湿り気と強さに触れたら、だいたいわかりません?」
「普通の人間は分からないって」
色宮に断言されて、紫月は唇を尖らせます。
まぁ、色宮からすれば、天気的中どころか、本気になると晴れさせるだの降らせるだのと、重要行事で天気を操ってくるような一族は、半分妖怪の血が入っているんじゃないかと常々思っていたりするのです。
「明日、移動中は小雨になるように祈っておきますね」
にこやかに紫月が宣言して、色宮が乾いた笑みを浮かべます。
それと同時に、なんの不安もないと感じつつ、明日を待つ二人なのでした。
翌日。雨は昨日と変わらずに降り続けてましたが、雨粒は細かく勢いも弱まり、風もなく真っ直ぐに地面へと落ちています。
今日は外に出歩くので、紫月は綿で出来た亜麻色の裾がふわりと空気を取り込んで広がるハーフパンツに、柚の花が刺繍された淡い黄色のブラウス、若藤色の薄手のストールを肩に羽織るという洋装で。足は歩きやすいボーンサンダルを素足で履いています。
濡れてもいいと完全に開き直ったスタイルながら見た目も愛らしい紫月に、色宮が羨ましそうな遠い目を向けています。
「若いっていいねぇ」
「はい?」
まるで分かってない紫月に、色宮はやれやれと首を振ります。
ともあれ。二人は行動を開始します。
紫月はボーンサンダルを纏った足を惜し気もなく地面を伝う雨水に浸しながら、色宮はシックなレインブーツでなるべく浅い所を辿々しく、歩き始めます。
五十歩も数えない内に、紫月は足を止めて最初の目的地に色宮を案内しました。
そこはなんてことはない、昨日に二人が別々の時間に歩いてきた砂利の敷かれた山道です。周囲の広葉樹が
「はい、色宮さん。この道は山泣いてますね?」
「ええ、そうね」
紫月はおさらいのように話を始めます。
山道は昨日から降り注いだ雨が山から溢れだして、小川のように水が流れていきます。
濡れた道は水を通した分だけ黒く陰り、色の明度を落としています。
「はい。色宮さんは、山泣くからイメージした色を、『黒土が混じって流れる雨水の雨の中で照度が少なくさらに陰った茶色味の黒』と定義したと思います」
「ええ、そうね」
紫月の指摘に、色宮は素直に頷きます。
日本の土壌は黒土、土壌分類で言うところの黒ボク土で形成されている。なんてことはない、腐葉土が溜まりに溜まった地面だというお話です。
色宮は山泣く、つまり山肌を雨が流れる時には、その土が雨水に流出すると考えて色を作ったのです。
「さて、あちらの道外れた方を見てください」
紫月が道の際まで迫った傾斜を指し示します。そこには広葉樹が根を張り、その隙間を埋めるように草の緑が雨に揺れています。
雨水はどうかと言うと、草木の幹や葉を濡らし或いは玉と浮かぶものの、地面を浸す程の嵩はありません。
草の途切れた傾斜の端から、唐突に現れて山道に流れ込み、道に沿って山を降るばかりで山肌に水量を増やそうとしません。
「ぶっちゃけて言います。土壌流出するほどの、土石流を起こしかねない大雨なんて滅多に起こりません。草木の根が保持している黒ボク土は、ほとんど雨水に混ざらないんです。降り始めくらいですね、勢いよく土が流れるのは」
ふむ、と色宮は紫月の説法を頭で巡らせます。
言葉に宿る色は、その言葉の心象風景を表します。その上で、色宮の『山泣く』への理解が食い違っていたのを、段々と理解して、それを修整しようと脳が目まぐるしく働きます。
「山泣くは、そういう非常事態にはそぐわないということ?」
「そぐわないのではなく、そんなに狭い意味ではないのです。山泣くは、割りと包容力のある言葉であり、ありふれた言葉であるようで、実はそんなに的を射た言葉ではないのです」
「ううん……?」
色宮は紫月の話す意味を抱えきれずに唸ります。
「まぁ、端的に言うと、土石流も山泣くだし、道が少し雨に浸るのも山泣くということです。尤も、何処かの誰かさんが最後に『山泣いたら、その嘆きに飲まれてしまう前に里へ帰りなさい』なんて老婆心を付け加えたせいで、災害かと勘違いされやすいのでしょうけど」
つまりは、『山泣く』という言葉が包括する世界の欠片、或いは現象で自然の山が削れる程の集中豪雨はごく一部、ほとんどは表面を水が流れているだけ。透明度の高く水底は見えているのが普通ということです。
「さて、移動しましょうか」
紫月は次の場所に移動するのに色宮を促します。
その目的地は離れているので、車で行きます。
「色宮さんは、山泣くのことはあの人から聞いてないんですか?」
紫月はキーを回しながら、助手席の色宮に水を向けます。
「私が店主様から直接話を聞けた未言なんて、そんなにないよ。
色宮が未言を産み出した人から教えられた未言を数え出します。懐かしそうに、嬉しそうに、色宮は思い出も一緒に数えているようです。
「むしろ、教えてもらったのは、未言よりも色のこと。日本人が古くから染め物として使っていた色とその染色材のこと、昔の人が染められずけれど愛でていた自然の色、西洋の色のコントラスト、襲の色遣いに、空を指差して『あれは何色』とか、そういうこと」
それが全て色宮の知識となり、知性となり、遂には知恵の源になっている、そんな重みを感謝の気持ちに代えて、色宮は話します。
「店主様に出会えたのは二十歳を過ぎてからだけど、私はあの方に育てられたんだって、今でも思うよ」
この人も、確かに未言の伝承者の一人だと、紫月は心から感じます。
色宮が思い出に浸って言葉を途切れさせたのを思い遣り、紫月は操縦に専念します。
雨が激しさを増して、世界を曇らせ、車を強く叩き始めます。
然程時間を掛けずに、二つ目の山泣く場所に到着しました。
「着きました。雨も酷いので、ここから見ましょうか」
紫月が車のフロントガラス越しに指し示したのは、小さな山でした。
遠近感で小さく見えるのではなく、正しく小さく、工場程の高さと面積しかない。しかも、木が一本も生えていなくて、黄土色の地肌が全て晒け出されています。
雨が山肌を削り、麓に走るアスファルトの道に黄色く濁った水を流し込んでおりました。
「あれは?」
「建物の土台とか河川の盛土に使う土砂を切り出してる山です。昔は天辺に一本松が生えていたらしいですが、それも切られたみたいです」
そこは黒ボク土と違い、さらさらと水に流れる黄土に赤土が混じった土壌です。
「植物の生えていない山は、簡単に流されますし、雨を溜め込む力もありません。山泣く山は、自然の山ではなく人の切り出した山なのです」
「あっ……特に山道に雨水が流れ込み、川のようになること……」
色宮が呆然と読み上げたのは、山泣くの一説。色を作るために何度も読み返して、諳じられるまでになったのでしょう。
そして、やっとその意味が現実として、色宮の脳内で浮かび上がったのです。
山道は、けして自然ではありません。自然の中を人が安全に歩くために開かれたものです。
「山泣くという未言は、自然の情景を詠んだものに見えて、その実は自然に手を加えて起こる人災への警告というニュアンスがあるのです。その痛みを思うと、
一息、紫月は言葉を途切れさせる。
「ですが、あの人が山泣くという未言に情緒を感じたのは確かなことです。山道を呑み込む雨の、常にはない川の流れに、人の手で造られた環境に生じた酷く自然を懐かしませる景色を
色宮はじくじくと許容限界を訴える頭を宥めるように、拳から親指で人差し指の二節目を押し出し、それで自分の額をぐりぐりと押します。
単純さを哀れみ、短歌も未言も多面的に万華鏡のように複雑な表情を見せて、それでいて一つに納める美しさを求めた未言屋店主らしい話だと思います。
チューブから出る色は扱いやすくても面白味がないから、結局使いこなすのは難しいと、ばっさりと切られた初対面の時を思い出す。
「ねぇ、紫月ちゃん。三千も未言の全てを覚えてて、頭痛くならない?」
「それが当たり前に出来るようにあの人の思考をそのまま身に付けたから、わたしは未言の源流を継ぐ宗主に選ばれたんですよ」
傍から聞けば、大変どころか異常と見なされる事を、紫月は当たり前で負担がないと言い切るのです。
しかしよく考えれば未言から色を産み出すという色宮も、一般世間から見れば大概です。
「そういえば、山泣くと言えばですね」
「うん?」
車を最後の目的地へと向けて、紫月はまた新しい話を始めました。
「未言は、あの人が幼少期から高校まで過ごした会津での経験やその自然風景を基礎にして生まれたものが大半なのですが」
「雪煤とかその典型よね」
雪がない冬は冬ではなく秋だのと、会津の食べ物は美味しいだのと、未言屋店主の故郷への偏愛は身内にはよく知られています。
しかし、と紫月は山泣くの特殊さを告げます。
「山泣くの原風景は、会津ではなく、小田原なんですよ」
「小田原? ああ、店主様って一時期小田原に通勤してたんだっけ」
「ええ。小田原は坂道が多いんですが、梅雨や秋雨の頃にはアスファルトを流れる雨が本当に川のようだったと語ってました」
即ち。山泣くという未言はその始まりからして、視線の山ではなく、町中の坂を起源にしていたのです。
「だから、これがあの人の見た『山泣く』なのですよ」
着いたのは、丘を削り出来た住宅街、その中と麓の街を繋ぐ長いアスファルトの坂道でした。
その道は丘の住宅街に降った雨を集め、滝の如く急く急く落としています。
その色は。
アスファルトは瀝青の名の通り、青味の挿した黒に、僅かに濃い緑が混じった風味をしています。
そこに雨水が満ちて、アスファルトの色を翳らせて明度をまた一つ下げています。
雨は深く、晴れは何処を見回しても気配なく、厚い雲は見えない太陽の光を身籠って仄かに明るく、しかして重く大地に近い。
その重みに堪えきれずに漏らした雨が、辺りを覆います。
自然の山であれば木々がそれぞれに雨を抱え込み地面へ染み込んでいく雨は。
一つ道という空間の欠如があればそこへと流れ込み、龍が翔るようにせめぎ、蛇のようにのたうって水を撒き散らして。
山泣く坂が抱えきれない雨を街の外へと押し流していきます。
「これが山泣く?」
「これが山泣くですよ。一番普通な、ですけど」
紫月が何か一言付け加えて、色宮は唖然として彼女の顔を見ます。
くすりと、紫月は悪戯っぽく笑います。
「だって、言葉って使う人によって変わるものでしょ? 色にたくさんの中間色があるように」
「なるほどね」
してやられたと、色宮は額に拳から突き出した人差し指をぐりぐりと押し付けました。
それでも、教えてもらった事、思い出せた事、それらを思い返せば。
今なら山泣くを色に出来ると、そう感じたのでした。
未言源宗 『山泣く』 完
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