第5話乾杯
空の上で暮らす事は今では普通の事であるこの世界線で生きていれば否でも応でも理解出来る
アポロ計画で月に降り立つ西暦が同じこの世界線では火星に人が定住を済まし
土星圏では1930年頃から地球では滅んだ国家群達が独立国家をちらほらスペースコロニーや土星の輪っか達の場所建国をし始め
1940年代には天王星や海王星辺りでは宇宙海賊や雇われ傭兵集団が合法非合法問わず荷物の運搬等をしたりする
其れがこの世界では当たり前の事象と成ってる例え地球の上から人が全滅しても火星や木星に人が居るから人の種族は滅びる事は無いのだろう
さて何故この話をするのかは数週間前にテレビの応募で火星産の麦酒が届く企画をしていて其れが当たったのが今日届いた感じだな
私は架空戦記系の小説の類が好きだがどの作品も1960年代の段階で火星に人が住むような小説を書いた人は居なかった
がこの世界では普通の事象と成ったアンリアルじゃないのだが世界が平穏なのかどうかと言えば答えはNOと成るだろう
日本海側は今では金星系ドイツ人達と火星やアメリカ等の自由諸国連合からの移民が来ていたりしてドンパチが当たり前だ
流石に大日本帝国や中華の大地や朝鮮半島が代理戦争の舞台の場所にさせられる小説は読んだ事はあるが其の大半は「米ソ冷戦内のソ連系の北日本とアメリカ系の南日本の代理戦争」
だがこの世界では大日本帝国を始めとした東アジアや東南アジア圏と言う独立国家内での移民同士の代理戦争の場に成っている
気が滅入る話だが今はビールが飲みたい其れだけだ因みに此のビールは最高だったよ
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