第34話 「ゲリラ将軍の判断」
「何故?サウジ軍は動かぬ!
サウジ王は、ダヴィデ討伐を目的に
出陣してきたのではないのか?」
「ゲリラ将軍!
サウジ王より、同盟要請に対する返事が届きました。
しかしご覧にならない方が良いと思われます。
この通達の真偽は、実に怪しい代物です。恐らくダヴィデ軍の参謀が深く関わっているように思われます。」
「参謀だと?誰の事だ?」
「夢見の少女の存在です!」
「やはりそうか…
それで何が書かれているのだ?」
「ゲリラ将軍に告ぐ!
ガイアの領地を決して離れてはならない!
ダヴィデ軍の綿密な策略が張られており
ガイアの地は完全なる包囲を受けている。
ダヴィデ軍は最強であり、お前たちの敵う相手ではない!
我々サウジ軍がダヴィデ軍を殲滅するまで、3日の間どのような通達が届いても相手にしてはならない。
全て偽りの通達であるから!!」
「この通達は、サウジ王の陣営からの者か?
それとも夢見の少女の策略か?どちらだ?」
「分かりかねます。
ただサウジ軍が迫っているのは確かであり、ダヴィデ軍は、サウジ王との間で、何やら怪しい動きが行われています。
もしや両軍が手を結び、総攻撃を仕掛けて来るかもしれません!ゲリラ将軍!ここは両軍が合流する前に攻撃を仕掛けるべきでは?」
「確かに...このまま手をこまねいて手遅れになってはいけない気がする。出陣だ!サウジ軍を攻撃するのだ!」
「ダヴィデ軍ではなく、サウジ軍で良いのですか?」
「ダヴィデ軍は奇妙であり、サウジ軍の方が対処し易いであろう!」
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