私は君に恋をした

ちゃむ

第1話

小学生のころから知っている、きみにながいこと好意を寄せているの。なぜなら、周りの人が知っているよりも優しくて常識人で熱があるから。


でも今も前も恋人ではなく親友。男女の友情は成立する。恋人になりたいのになれない。


きみはモテるんだよね、彼女と別れたと聞いて嬉しくなるのも一瞬。ふと気が付いた時にはまた新しい彼女ができていて私が入るちょっとした隙間もない。


追いかけられる側になったことはあるけれど、追いかける側になったことはないから正直何をどうすればいいのか分からない。且つ親友で何かしたらこの友情が一瞬で崩れるのかもしれない、そう考えたら怖くて何も行動に移すことができない。それが凄く自分でも嫌でもどかしい。


私はきみのタイプの人間になれるようにかわいくなる努力も垢抜けもしたのに、きみの口から出てきたのは「お、かわいいじゃん。似合ってる!」の嬉しい言葉。文章に気持ちが出ているきみも好きだよ。好きだけどもう少し反応してくれてもいいじゃん...でも、でも悲しいのは直接顔を見て話しているとき。「なんであんな文章を打てるのに、直接の時はツンツンしているの...?」


はぁ、本当に謎すぎる。なんであんなに冷たいんだか...


たわいのない会話できていつも楽しいよ、ありがとう。


だいすき

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る