②昔の友人が最推しVだったから支えることにした

小早敷 彰良

プロット

■テーマ

支えて支えられる共依存


■参考作品

空の中:有川ひろ

新世界:BUMP OF CHICKEN

君が私をダメにする:黒木渚


■世界観

現代日本を舞台にした、進学校で部活と勉強に忙しい主人公「須藤雪平」と人気Vtuberの中の人「藍夏ひまり」のW高校生主人公の共依存ラブコメ。

現在、主人公の雪平とひまりは高校二年生で、それぞれの活動で忙しい日々を過ごしている。二人は中学時代、友人として楽しい日々を過ごしていた。

雪平は目まぐるしく忙しい日々を、Vtuber「甘夏ショウ」の配信を心の支えにしている。雪平は、甘夏ショウの配信がなければ日常生活を送れないほど疲弊し、彼女に依存している。依存度合は物語冒頭、ひまりと甘夏ショウを同一視できず、ひまりが甘夏ショウの特徴である、「人を甘やかし励ます」ことをする度に、混乱してしまうほどだ。

そんななか、久々に再会した友人ひまりの口から、甘夏ショウの正体がひまりであることを知る。ひまりは毎日の配信活動に疲れ切っていた。

ひまりはVtuberとして忙しくなる日々を、雪平たちと過ごした高校時代の思い出を心の支えにしており、唯一心を開く雪平に口を滑らせた。

ひまりは昔の友人たちに精神的に依存しており、過去の思い出を語りたがる。現在の雪平の変化、特に、高校生になってから磨かれた社交スキルを垣間見る度、戸惑い狼狽えるほど、昔の思い出に囚われている。

昔の友人の疲弊した姿に、何より、大事な甘夏ショウのため、雪平は労務環境改善や企画、マネージメントに乗り出していく。

二人の依存先の乖離は、物語が進むにつれて解消されていき、雪平は甘夏ショウではなくひまりに、ひまりは今の雪平に惹かれていく。


現代日本だが、そのなかでも過酷な日常を雪平とひまりは送っている。

物語開始時点では、雪平は勉強と部活の忙しさに追いつめられ、余暇も配信を聞くか寝るのみの生活を送っていた。ひまりは毎日の配信活動と、土日のスタジオ案件活動を行っており、休日がほぼない。原因は両者とも自分を大切にしない性格であり、自分のキャパシティを超えた作業量を請け負っているため。

物語が進み、お互いに依存することで、相手に依存されている自分を大事に出来るようになっていく。

中学時代、二人は同じ中学校で同じテニス部に所属して青春を過ごしていた。中学校は

生徒の自主性を重んじる校風。そこで雪平とひまりは、男女の垣根を超えた友情を、お互いを含む複数人と育む。そして、各々別々の高校に進学した。雪平は規律と進学実績を重んじる私立高校を選び、ひまりは自主性を重んじる公立高校を選んだ。

ひまりは卒業後、中学で過ごした日々が稀有だったことを実感し、大事に思っている。しかし、雪平は当時の出来事を、青臭く恥ずかしい黒歴史だと思っているため、あまり口に出そうとしない。


■物語構成(4章構成 全18節)

起)全4節

1節 雪平、推しの中の人に激怒する

「須藤雪平」は、中学時代の友人「藍夏ひまり」に激怒した。ひまりが、雪平も好きな大人気Vtuber「甘夏ショウ」の中の人であることを、軽率に雪平に明かしたことが許せなかったからだ。

久々の再会がなつかしく、勢いのまま家に遊びに来たひまりに、雪平は怒鳴る。

「しかも、お前、なんだその隈は!」

一目見て、ひまりは体調管理ができていないと理解した雪平は、彼女を寝かしつけようとする。

「もういい、俺がお前の体調管理をする」「昔の友だちにそこまでさせられないって」「お前の体調が良くなれば、甘ショウも体調が良くなる」「そりゃ私だから」「甘ショウの配信が止まる可能性は潰しておかなきゃな」「この甘ショウバカ!」

話し合いの末、雪平は甘夏ショウのために、ひまりの体調管理をすることになった。


2節 雪平は知恵を出す

さっそく雪平はひまりの生活環境を良くするために、彼女の世話を始める。まず最初に彼がしたのは、彼女の負荷を書き出すことだった。

主な活動は週二回のボイストレーニング、週一回のスタジオ収録、毎日の配信活動、学生生活。特殊なイベントがあれば、そのスケジュールが月四回ほど入ってくる。

 雪平は部活の副部長をやることで培ったスケジュール管理能力で、甘夏ショウのスケジュールを整理すると、宣言した。

「お前は俺に従えよ」

 ひまりは困惑しながらも、彼女の依存している昔の思い出のなかの、傍若無人な雪平の姿が重なって見えたことで、承諾する。


3節 ひまりはやばい生活を送っていた

妙なことになったと、ひまりは困惑しながらも思う。ひまりはこの一年間、過去の思い出に縋って、大人気Vtuberと学生の二足の草鞋を履いてきた。

日に日に悪化していく労働環境を自覚していたものの、対策が打てずにいた。そこに雪平はやってきて言った。「お前は俺に従えよ」

そう宣言してから、ひまりの環境はみるみるうちに良くなっていく。

雪平くんってこんなに世話焼きだったっけ?

ひまりは中学校の思い出を思い出す。それは、周囲を顧みない傍若無人な雪平に振り回されるひまりたち四人の友人が、青春を過ごす一ページ。夏休み、誰もいない理科室にこっそりと忍び込み、ラーメンを作ったことを思い出す。

やはり、世話焼きではなく、料理もできなかったはずだった。ひまりは首を傾げながら、雪平が作り置いて行ったチャーシュー丼を頬張りながら思う。「昔の雪平くんはもっとがんばっていたし、私ももっと頑張らなきゃな」


4節 雪平はやばい生活を送っている

帰宅してすぐ、雪平は台所に直行する。家族の食事を作らなければいけない。トークアプリには、部活の仲間が彼からの指示を待つトークが溜まっている。

「雪平、今日の晩御飯はなーに?」「明日の部活メニューの相談なんですけど」「遅くなる、冷蔵庫入れといて。兄より」「文化祭の役割分担どうする」

雪平はトークに返信しながら、スマホを操作し動画サイトにアクセスする。唯一お気に入り登録しているVtuber甘夏ショウの配信を聞くためだった。

「おはなつ~。甘夏ショウの配信ショーにようこそ!今日はゲーム配信の火曜日、ホラー実況来ました!」

雪平は真夜中までくすくす笑いながら、甘夏ショウの配信を聞く。聞きながら家事や部活の雑務、勉強の手は止めない。お風呂でも手離さないほど、甘夏ショウに夢中になっていた。部屋には甘夏ショウのグッズが大切に並べられている。

「そういえば、あいつが甘ショウなんだよな」

寝る直前、雪平は、藍夏ひまりが甘夏ショウであるという秘密を思い出す。

「絶対に身バレさせないように言っとかないと」

これが、雪平の忙しい毎日に、ひまりのマネジメントが加わった日の出来事だった。


承)全5節

5節 ひまりの(いつもの)安請け合い

ひまりがVtuber界の大イベント、Vフェスに甘夏ショウが参加することになった。先輩Vtuber氷室きょうかは言う。「甘夏ちゃんみたいな新人が参加できるなんて、大チャンスなんだからぁ、出来るだけ多くフェス種目に出演した方が良いよぉ」

こうして、バラエティ番組風のトークショーとライブ、ファングリーティングに出演することになったひまり。

「どうしよう」「甘ショウが人気になって嬉しい」「そうじゃなくって」「スケジュール管理がバカ」「そう、それ」

ひまりに相談された雪平は、甘夏ショウの完璧なマネジメントプランを考えようと悩む。


6節 雪平のステップ1 自信を取り戻させる

通話とトークチャットでやり取りすることにした雪平とひまり。

「どうせ出るなら、甘夏ショウはすごいんだぞ、と見せたい」「わかる」

雪平は学校の休み時間中、マネジメントプランを考え続ける。

「今のお前の武器って何だと思う?」「わからなくなっちゃった。昔はあったのかな」「お前にはあっただろ、あの文化祭を思い出せよ」

雪平の言葉に、ひまりは中学時代の文化祭を思い出す。それは無敵の雪平に引っ張られて、バンドをしたひまりたちが学校中を盛り上げた思い出だった。

「私じゃない、私たちが、すごかったんだよ!」「そうだった、そうだったな」


7節 雪平の毎日

マネージメントプランを悩む雪平は登校して、クラスメイト「甘利裕翔」と部活の仲間「上田千鶴」が対立している場面に居合わせる。

「文化祭、絶対にお化け屋敷のシフトに入ってもらう!」「練習でそれどころじゃないって」「裕翔も千鶴も落ち着いてくれ」

仲介に入るも、まったく話を聞いてもらえない様子に、雪平はさらに悩む。

「マネジメントプランも、こんな感じに、くだらないと一蹴されるものなんじゃないか」


8節 ひまりのステップ1 自信を取り戻させる

その週の土曜日、ひまりは雪平の家に打ち合わせに出向き、雪平の生活の慌ただしさを知り、心配する。

「こっちにおいで」「何だよ」「いいからこっち」

過去、雪平がひまりにしたように、ひまりは雪平に膝枕をする。

「雪平はよくがんばってるよ」

雪平は最推しの突然の応援に困惑し固まる。彼は混乱しながらも、高校に入学してからの日々を思い出す。たくさんのできないことに囲まれて自信を失いながらも、社交性を身に着けた日々。

「私たちはあの時、雪平にあこがれていたよ」

過去を黒歴史を思い込んでいた雪平は、その言葉に少しだけ自信を取り戻す。

「なあ」「何?」「甘ショウに贈りたい最高のマネジメントプランがあるんだけど、聞く?」

ひまりは満面の笑みで頷いた。


9節 雪平のステップ2 周囲の反応を見させる

雪平は、甘夏ショウに新企画を打ち出すことで、視聴者の反応を見ることを提案する。

甘夏ショウの現在のメインコンテンツは、夜間のゲーム配信と歌ってみた動画投稿だ。

「お前の声を聞くと元気が出るんだから、もっと聞けると嬉しい」「そうなのかな。そういえば、そういう要望多いんだよね」

要望を知ったひまりは、毎朝の朝活雑談配信を始め、朝の準備をする時間帯に配信をする配信者が少ないこともあり、人気コンテンツとなる。


転)全5節

10節 雪平は甘夏ショウに認知される

雪平とひまりは、甘夏ショウの所属される芸能会社千丸エンターテイメント、通称「千円」に呼び出される。

不安がる雪平の手を握り、ひまりは励ます。「ここまで来て、絶対、雪平くんを手放したりなんてしないんだから」

くくっと雪平は笑う。「どうなっても俺はお前のものだぜ」

千円の社長「濃茶つばき」は勝手な真似をしないよう、雪平に釘を刺そうとするも、ひまりの猛反発を受ける。雪平は濃茶社長を説得すべく、大量の資料を取り出し、自身の甘夏ショウへの好影響を語り出す。

仕方なく、濃茶社長は折れ、甘夏ショウへの雪平のマネジメントを認める。

「その代わり、条件がある」濃茶社長は、千円のマネージャー陣と一緒に、数ヶ月働くことを条件に出す。

雪平は即答で承諾した。


11節 雪平のもっとやばい毎日

クラスメイトと部活仲間との諍いはより過激化していく。

マネージャーのバイトも始め、疲れから苛立った雪平はキレて、仲介案を何個も出して双方を説得する。諍いの末、雪平は過労から倒れる。


12節 ひまりのステップ2 周囲の反応を見させる

雪平の家族から連絡を受けたひまりは、雪平を説得する。

「今のままの活動量で、私のマネジメントまでやったら倒れちゃうよ」「やるからには全部やるぜ」「わかった。でも手を抜くところは抜こう。大丈夫、いつも頑張ってるんだから、大変なことにはならないって」

説得された雪平は、家族に忙しい事情を話したうえで、部活を週三回休むようになる。その代わりマネージャーのバイトと、クラスの文化祭の手伝いに力を入れるようになる。

千鶴を筆頭に驚いた面々が話を聞きに来るが、マネージャーのバイト事情を一部話したことで納得してくれる。

後日、雪平はひまりの膝の上で言う。

「ガラッと態度を変えたらついてくる奴らばっかりだ」「そうでしょう」「前まではあれだけ文句言っていたのによ」「仕方ないよ」

クラスメイトと部活仲間との諍いはなくなった。

「これでマネジメントプランを考える時間がもっと増えるな」「ほどほどにね」


13節 雪平のステップ3 期待を最高潮にさせる

ひまりは甘夏ショウとして、朝活雑談配信や折に触れて、Vフェスのことを話す。これは、雪平のアドバイスによるものだった。

「そういえばVフェスに向けて、いろいろやってます、どこまで話していいんだっけ? あ、まだダメみたい。来週の全体情報公開後に配信します」

雪平はいつものように聞きながら、ひまりの才能にほくそ笑む。

「さすが甘ショウ。俺がアドバイスしたのはVフェスの告知方法だけだ。準備をしていることを匂わせて期待を膨らませろとはアドバイスしてないぜ」


14節 真昼の遊園地

ショーエンターテイメントを知るために、二人は遊園地に向かう。本来は忙しすぎて息を抜く暇もない彼らだが、そんなときこそ息抜きをしろ、と会社からアドバイスされたためだった。

しかし、ショーを見る以外はアトラクションには乗らずに、二人はフードコートで話し込む。

「中学時代はアトラクション三昧だったよね」「そうだったか?」「うん。ファストパス取るために全員運動靴履けって、雪平くんが言ったんだよ」「また、忘れていた黒歴史を思い出させやがって」

二人はくすくすと笑いながら、閉園時間まで話し込んでいた。


結)全4節

15節 ひまりのステップ3 期待を最高潮にさせる

甘夏ショウの快進撃とひまりに励まされて、雪平は本来の傍若無人な性格を取り戻し、カリスマ性を発揮する。「俺は甘夏ショウと藍夏ひまりに認められていれば、良いんだ」そう開き直って、積極的にクラスの問題とマネージャーのバイトの、それぞれの問題を、雪平は快刀乱麻に解決していく。

その様子に期待を煽られた面々は、文化祭とVフェスの成功を確信する。


16節 Vフェス&文化祭の同日開催

遂にVフェスと文化祭が開催された。専用ヘッドセットを購入し、通話を続けながら雪平とひまりの状況は進行していく。

ひまりのVフェスのために準備してきたものは、週5のボイトレで調整した歌唱力と雪平との間で磨かれた会話術だった。期待を膨らませてやってきた視聴者で、会場は大盛り上がりとなる。

雪平は反対に、日々積み上げてきた信頼と力を文化祭で発揮する。細かな采配を行い、文化祭をつつがなく進行していく雪平は、ヘッドセットから聞こえてくる歓声に頬を緩ませる。


17節 Live now

途中、甘夏ショウの快進撃を妬んだ先輩Vtuber氷室きょうかによって、雪平とひまりの間の通話は切られる。「依存しているマネージャーとのつながりを断たれて、ライブ本番直前。絶対調子を崩すわぁ」

ひまりは一人そっと笑う。

「甘いですよ先輩。私の依存具合は、思い出だけで十分なんですから」

過去の思い出と、今の雪平を思い出しながらライブに臨み、甘夏ショウは実力以上のパフォーマンスを見せる。


18節 真夜中の邂逅

ひまりは真夜中、最寄駅からの帰り道で、待っていた雪平と落ち合う。

「大丈夫だったよな?」「もちろんよ」

やりきった二人はのんびりと帰路に着く。明日も忙しいことはわかっている。急いで帰らなければならない。それでも二人の時間だけはゆっくりとしていた。

「お疲れ様」「そっちも」

雪平は温めたホッカイロを手渡し、ひまりは大事に受け取った。


(第一巻 終)



■主要キャラクター

須藤雪平:主人公

勉強と部活を限界以上に頑張る男子高校二年生。短髪の栗毛をしており、特徴的に澄んだ目をしている。平均的な身長だが痩せ気味。

努力家で自分を顧みない性格。中学時代は傍若無人だったが、高校一年生の頃に部活での出来事で反省し、気遣いをする社交的な性格となった。

中学の頃から運動部に所属しており、高校二年生の現在、副部長を務めている。品行方正な次期部長と目されていることをプレッシャーに思っている。

家族構成は父、母、兄。好きな食べ物はラーメン、嫌いな食べ物はゆで卵。

「お前は俺に従えよ」

「どうなっても俺はお前のものだぜ」

「俺は甘夏ショウと藍夏ひまりに認められていれば、良いんだ」


藍夏ひまり:ヒロイン

大人気Vtuberの中の人をやっている女子高校二年生。ミドルボブをハーフアップにくくった美少女。平均以上の身長を気にしている。

お人好しで身内と感じた人間の言葉に従順な性格。中学時代の思い出を心の支えとしていたが、雪平に再会し彼の献身に心を動かされていく。

家族構成は母。好きな食べ物はごはん、嫌いな食べ物はコーヒー。

「ここまで来て、絶対、雪平くんを手放したりなんてしないんだから」

「私たち、すごかったんだよ!」

「私の依存具合は、思い出だけで十分なんですから」


甘夏ショウ:藍夏ひまりのVtuberの姿。

デビュー1年目の人気Vtuber。視聴者を甘やかす発言が多く、毎日の活力となることを目標に活動を行っている。彼女の頑張る姿に力をもらう視聴者が多い。

「こっちにおいで」

「いいからこっち」

「雪平はよくがんばってるよ」


氷室きょうか:甘夏ショウの先輩Vtuber

デビュー三年目の中堅Vtuber。的確なアドバイスをする雑談配信で人気を博した。最近、アドバイスが的はずれとなることがあり、人気も落ちてきているため焦っている。

理由は会社のマネジメントが適切でなく、疲労が溜まり頭が働いていない時間があるため。

雪平がマネジメントする甘夏ショウに嫉妬し、活動の妨害をしてしまう。

公開されている好きな食べ物はかき氷、嫌いな食べ物はホットミルク。

「依存しているマネージャーとのつながりを断たれて、ライブ本番直前。絶対調子を崩すわぁ」


甘利裕翔:雪平のクラスメイト

雪平のクラスメイト。重ための前髪に青いピアスが特徴的。地元でバンドをしている。

現在のクラスのメンバーが好きで、唯一のクラス行事である文化祭に強い思いを抱いている。そのため、雪平の所属する部活のメンバーが行事に参加しないことを、苦しく思っている。

諍いを止める雪平の変化を最も早く察知し、千鶴と話し合っていた。

家族構成は父、母、妹。好きな食べ物はエナジードリンク、嫌いな食べ物はほうれんそう。


上田千鶴:雪平のクラスメイトで部活のメンバー

雪平のクラスメイトで部活のメンバー。長くさらさらした髪を自慢にしている。

部活が好きで、クラス行事に気持ちが入らない。部活全体の風潮に漏れず、彼女も、頼りになる雪平に甘えている。

雪平の変化に戸惑いながらも、彼の表情の明るさを、裕翔に指摘され、良い変化なのだと納得した。

家族構成は父、母、兄二人。好きな食べ物はケーキ、嫌いな食べ物は緑茶。


濃茶つばき:Vtuber芸能会社千丸エンターテイメント、通称「千円」の社長

急成長した芸能会社の社長。急成長に人材雇用が追いつかず、マネジメント層の薄さに頭を悩ませている。元々は芸能人で、芸名で通している。

家族構成は父、母、妹二人。好きな食べ物はチキンステーキ、嫌いな食べ物はサラダ。

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