F-2 Bloom Into Love ……の裏

◎エピソードタイトルの元ネタ


 以前も引用していた『やがて君になる』の英題『Bloom Into You』より。2-8、2-9の「やがて恋に~」を踏まえての、恋人の始まりです。



◎エピソードの狙い


 本作での義花と咲子の関係では、恋愛感情を提示するシーンと恋人へ誘うシーンがズレています、つまり告白らしい告白がなかった。

 なので改めて、義花からその言葉を口にしてもらいました。義花ならもっと珍しい言い回しも思いつきそうですが、こういうのはストレートにしそうかなと作者は考えています。

 お互いを求める心情が「実穂の代わり」に根ざしていることへの開き直りに、彼女たちらしさが濃く出ていると思います。属性でいれば歳の差百合ですが、ニュアンスは母娘百合に近いんじゃないかな。それを本人たちも自覚している。義花の「誰にどう判断されようと構わない」という姿勢がここでも活きていますね。


 ガールズラブを名乗りつつ、恋人らしいイチャつきはほとんどない物語だったので。最後に思いっきり愛し合っているところ、やっぱり読みたいじゃないですか。

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