2-2 この道を、この時間を ……の裏
◎エピソードタイトルの元ネタ
『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のED曲「この星を この街を」より。ゴーゴーファイブはテーマ的にもガッツリ絡んできます。ということはOPも……?
◎エピソードの狙い
仁輔に対する義花の感情の話でした。
義花は仁輔に対して、勉強やら知識に関しては姉のようですが、根本的には妹です。自分が一番伸び伸びと過ごすのに仁輔の隣は都合がいい、それを理解しているからこそ告白にも応じました。そう都合良く扱われていることを、仁輔も気に入っている……彼は兄弟でありつつ番犬みたいな役回りですね。
今みたいに、責任を負うことなく一緒に気楽に過ごせていたら……というのは、二人とも共通しています。それも義花の方が強く「子供のままでいたい」と考えている。
僕が高校生を描くのが好きなのには「そろそろ、子供のままじゃいられない」という葛藤を描きたいからです。そのうえで、どんな大人になるかへの答えを見つけていくストーリーが好き。
仁輔の理想、誰かを守りたいという生き方を支えよう……という義花の回答がどう変わっていくのか、お楽しみに。
◎舞台設定
RNシリーズと同じ舞台である「信野市」ですが、長野県にあるという設定です。市立大学があるくらいなので、長野市と松本市のミックスみたいな雰囲気ですね。岳志が勤務していた「県内の駐屯地」は松本駐屯地に相当、山岳レンジャーの経験もある……というイメージで描いています。
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