新選組 きさんじ日誌 いち組いち番 沖田くん

新選組にインタビュー？！

新選組における正しい宴会

さて今日も新選組からの中継です。幹部の皆さんに集まっていただきました。

　今回は「肴について」です。

さっそくお話を…って、すでに宴会佳境だし(￣▽￣；

原田「きたきた。やっときたかい。」

記者「すみません。あの、お約束の時間よりかなり早いんですがぁ…。

もう始まってるんですね。」

原田「おお。早速だが、酒買ってきてくんな。」

記者「え?!」

原田「酒!!足らねぇ！」

記者「酒…ですか?」

沖田「早く行った方がいいよ。左之さん酔っ払ってる時は面倒だから」

記者「で、、でも、まだインタビューが…」

沖田「飲ませないと暴れるけどいい?」

記者「い、、行きます!!あの、お代金は…。あ、いえ。」

酒を買いに行く記者の背中に向かって沖田、

「ビデオは回しといてやるからさ。」

あーー良かった♪あの人が行かなかったら俺にお鉢が回ってくるところだったよ。

原田「宗次郎。お前やっぱり天使の顔した悪魔だよなぁ」

沖田「いやだなぁ左之さん。人聞きの悪いことを。あははは～」

源さん「なぁ、今回の話題はなんだった？」

斉藤「さぁ。」

永倉「つまみじゃなかったか？」

原田「つまみかぁ。」

原田「なんでもいいさね」

永倉「塩」

源さん「めざし」

斉藤「旨いもの」

沖田「漬物」

源さん「あれ、総司お前、甘党で売り出し中じゃなかったか？女子どもウケの為にも、漬け物はマズいだろぅ。」

沖田「俺、甘党じゃないですよ」

原田「こっちでも、甘いモノ大人買いしてるって聞いたぜ。」

沖田「あぁ…あれは伊庭への土産。」

原田「おいおい!若様への貢物だろう?」

沖田「いや、土産だ。」

斉藤「へっ? そうちゃん伊庭さんに貢いでた?」

沖田「土産だ！」

藤堂「ところでさぁ～」

沖田「でさぁ、伊庭なんてさ甘いもので酒を飲むんだよ!!

甘いもので酒を飲む奴の気がしれねぇや。

　　　酒と饅頭なんて絶対旨いわけねぇ!!」

藤堂を無視して話を進める沖田。だが妙にシーンとなったのに気づいて、周囲を見渡すと…。

常識人の山南が、饅頭をアテに静かに酒を飲んでいた…。

山南「いけませんか? 嗜好品を自らの嗜好に合わせてし愉しんでいるだけです。

そのことに関して、きちんとお話しましょうか?

私は誰にも迷惑なぞかけてはいないつもりなのですが。

何か間違っていましたか…??」

沖田「あ… い、、いえ。な、、、何も…。」

山南「まぁいいではないですか。ゆっくり話しましょうか、ね」

そのまま沖田は山南の部屋に連れて行かれ、

そこには饅頭と練りきりで酒を飲む伊庭の姿もあった。

沖田がいつその部屋を出たのか

誰も知らない…。