カクコン8の結果発表!
第23回🐔カクコン受賞したぞ!(長編は残念だったね)
えー、わたくし千八軒はこの度――
カクヨムコン8で特別賞をいただき――――
見事、見事見事、書籍化作家デビューすることに―――――
なりませんでした!!!!!!
◆短編特別賞を頂きました。やったね!
お久しぶりです。八軒です。Twitterや近況ノートでも書いてるんでこんなくそエッセイ読みに来る八軒フリークの方はすでにご承知でしょうが、先日カクヨムコンの最終結果発表があったんですよね。んで、なんと八軒も賞、頂いちゃいました。
エドガーはもちろん駄目でした。まぁ☆500程度ではねぇといった感じ。
賞をいただけたのは、私短編小説部門に出していた
ぽっちゃり妻の内なる『アイツとあの子とその他数人』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650277046626
うちの奥さんとの出会いから、彼女の中にいた他の子たちの事を書いた奴ですね。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれないんで言いますと、八軒さんの奥さんちょーっと病気がちでして、大変なんだ☆(ゝω・)vキャピ
嫁の事、詳しく知りたかったら、賞取った上の話読んでネ★
選んでいただいた編集部様本当にありがとうございます。
人生初めての受賞だったので嬉しかったです!
でもなぁ、長編は駄目だったんよねぇ……
◆八軒はくさくさ。梅雨はじめじめ
という事で、カクコンも終わって、八軒はなうでクサクサしています。
この気持ちいかにすべきか。
お前、賞貰っといてなにテンション下がってんねん、はったおすぞとお思いでしょうが、それとこれとは別なんだ許してくれ。彼はゴリラなんだ。
八軒さん、余人には知れないところにやる気スイッチがあってそこが押されないとパフォーマンスがクソになる。
ここの所、エドガーの更新もろくにできていないし、かといってなんか始めちゃった過去作をリライトした新作モドキも止まってる。
書いてて面白い気がしない。
エドガーの連載してた時や、共感覚令嬢を書いてる時の「これは行ける! 勝てる!」感が一切ない。読者が待っててくれる作品をくさすのはよくないとおもうのだが、自分でも面白いと思えないお話を出してもそれはそれでだめじゃね? と思っちゃう。すると書くのが苦痛で苦痛で……
もうね、いっそ感情捨てたい。中学二年生みたいに感情死にたい。Theお魚アイで小説書きたい。そしたら何も感じずに毎日更新できるのかなぁ。
こんな気ままなメンタルで、書籍化作家なんてなれるんかね。
八軒はここ直さないと、プロになんか絶対なれない気がしてきて、悩んでます。
◆Web小説の賞はWeb小説っぽいの取るよねって話
カクコンの発表のあとTwitterでちょっと流れてたっぽい。受賞作がどれもこれも、なろう小説とか、どこかで見たラブコメとかばっかじゃねぇか! って論調らしい。要するに流行りっぽいのばっかりで、変わったものが受賞しなかったね。俺が書いた軟弱な流行りとは違う素晴らしい小説が取られないのはなぜだ!? みたいな感じだったのかな?
八軒も真面目に読み込んだわけじゃないから間違ってたら悪い。
でもなー。そりゃそうだわと思った。
だって、賞取ったら書籍化よ? 書籍化したら売りもんだわ。売れ無さそうなもの、賞あげないよ。商業的に売れるかどうかは、作品が素晴らしいかどうかよりも上位に来る判断材料だ。
八軒も文体とか描写とか気にしちゃう方だから人の事言えないんだけど、今売れるのは緻密な描写よりも、分かりやすいストーリーで、目を引いて、カタルシスが合ってスカッとするものだよ。
あと☆よ。八軒はWebでウケたもの=書籍でウケるものではないと前吠えてたけど、あれもまた最近は違うなと思ってる。
Webで受けた作品が必ず書籍でウケるわけでは無いけれど、書籍でウケる作品は、Webでもある程度ウケる。
Webの読者は本当にシビア。ファスト読者で、タイトルでまず目を引かなきゃクリックしないし、ジャンルや要素で求めるものと違ったら第一話を開けないし、第一話で光るものが無ければハイそれまでだ。
つまりとんでもなくカカリが浅いし、読書する姿勢が整っていない。
そんな読者を捕らえて離さなかったランキング上位にあったり☆が大量にある作品は、求心力がとんでもなく高いといえる。そういう要素がある。
求心力が高い素材。未熟だろうが、文体がまずかろうが、キャラクタが弱かろうがストーリーが雑だろうが、そこには確かに一見さんを捕らえて離さなかった魅力があったという事だ。
そんな魅力がある作品は、本屋の本棚にあっても同様の効果と発揮するのでは?
拙いところはプロの編集者がついて修正していけばいい。いくら小綺麗に、上手に書いてあっても、求心力が無い小説は手に取ってももらえないもの。惹きつけて離さない何か。を持っている作品を編集部は待っているのだなと痛感した。
つまり、やっぱりランキングぐらい楽勝で上がれなきゃ、本屋で手に取ってももらえないって事だ。ランキング大事。
◆テンプレを使えば上げ底は可能。だがしかし……
で、難しいのは求心力はランキングや☆評価でしか測れないって所だ。テンプレ作品って、比較的☆取れやすいと言われてる。それは選ぶ側が、面白さが担保されている過去作の影を見るからだと思ってる。面白い物語構造だから、テンプレ化する。テンプレに沿ったのは、面白い物語構造だから作品も面白いに違いない。つまり求心力がその段階で上乗せされる。
でも、求心力がテンプレだけの作品は書籍化まで行かずに止まる。テンプレ+何かの面白さがあればいいのだけどね。
そして大事なのは、テンプレはいずれ陳腐化する。
八軒の観測する範囲内でも、テンプレは読まないよって層が少なからずいる。理由は全部同じだから。確かに求心力はあるのだけど、テンプレにだけ頼って終わってる作品が多いため、テンプレ自体の求心力が減るんだ。
Twitterや、雑誌のインタビューやなんかで編集者の生の声みたいなのを目にする事が増えた。そこで判を押したように言われているのが、流行りやテンプレに囚われず、新しいものを、だ。求心力は重視したいけど、編集も同じような話ばかりで辟易しているのかもしれない。底上げ無しでも、ぶち抜いて来るような作品を求ってことか。上手じゃなくてもいいから、面白い! って唸らせるもんを持ってこい。下駄なしでな! 難しい事言ってくれるぜ。
テンプレに頼らず、とんでもなく求心力がある作品。
ランキングなんか、あれ、俺なんかやっちゃいました? でぶち抜く作品。
それが出来れば、書籍化出来るんだなぁと、改めて思った次第。
◆なんか出来る気はするんだ。実は。
新作の案3つくらい、並行して練っている。これやってる時にワクワクがあるかな。でもまだ、本文書き始めるほど設定と展開が練れていない。頭の中でキャラクタたちが生成されてる途中。面白い話になると良いな。
で、ぶち抜ける気がしてきた。このエッセイ書いてる間にそう思えてきたよ。
1作は、平時で出す。残りの2作は、ちゃんと書き溜めて、冬のカクヨムコン9に放とうかなと思っている。
俺はまだ死んでないぞ。
息を吐くように面白くなれ。
だけど、今はちょっと愚痴る。
あーあ、俺ってよわよわ。足りないなぁ、全然足りてないよ。あーあ、つよつよになりたいなぁ……。あーあ、もっと面白い小説書けるようになーりーたーいーなー
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