私は今終わるまで

夢来異

私は今終わるまで

私は、今…終わるまで


 私は生きてる それは辺り前だ。

でも、何だか現実観がない。

私は、この世に存在しない生き物の様に

 もう、誰からも、生きてる事を知られたくない そんな幽霊の様な生活をしていた。


 友達って、何だっけ…?

信頼出来る人って、本当に存在するの…


人は、本当に不思議な生き物。

 私は、人と関わらない様にしていた。

友達も居ない…信じられる人も居ない…

そんな、私でも、人生を変える瞬間って、ほんとにあるんだなって、一瞬でも思えた時間があった…


 私は、人見知りで中々人と話す事も出来ず、毎日 一人で過ごしていた。  

それはそれで、気が楽だった。

 でも、そんな私に声をかけてくれた人がいた。同じ、同世代位の 女の人だった。


 図書館で、小説を読んでたら、 

びっくりする程、大きな声で 

「えっ、その小説読む人いたんだ!」


私は、声の大きさと共に、人に話しかけられたのが 怖くて 思わずうつ向いてしまった。 

 何て、答えていいのか、分からなかった。 

 震える私に、彼女は、普通に 

「その、小説難しくない?」


私は、首を下に向ける事が、精一杯だった。

 そんな私に、彼女は、

「ごめん、いきなりだったよね?」


そんな事言われても、私は何を返せば良いのか分からなかった。でも、人と話すのが久しぶりだったせいか 話かけられた事が少し嬉しかったと、言うか…何なんだろう不思議な気持ちだった。

 私は、彼女と少し話をした、

好きな曲や、小説等 何気ない話をした。

何だか、私が求めてた友人の様な…

人と気が合うって、こんなにも 

 楽しい事何だって、初めて感じた…

連絡先を交わした、私達は少しずつ自分の事や、趣味…色々話した。

信じられる友人が出来たと思っていた…こんなに人と話せるのは… 怖くなる位

本当に、嬉しかった


 それと、同じ位に私には、異性とか今まで好きな人が、出来ず。

彼女に、いっぱい、いっぱい相談をした。 

 大丈夫って、言われた いつか見つかるって そんな冗談みたいな励ましみたいな事を言われた

しばらくして、私にも気になる人が出来たのかな…まだ、分からない


私にとって遅すぎる恋愛…

 何だろう、この感覚、この人を、好きになっても言いのかな?

 恋愛が、怖いのと もし、好きになって裏切られたら、私は どんな感情を持つんだろう…?

私は、彼女に彼を紹介した


彼女を信用していたから、好きになっても良い人なのかと聞いて見た?

 彼女は、こう言った。


良い人そうじゃない と たったそれだけの言葉だったけど、そう言われて安心した自分もいた。


 私は、自分が好きになった人を、自分成りに信じようと思った。これから、この人と普通に恋愛したりとか普通に、過ごせる毎日を送れるかもと。



 でも、それは、違っていた…


彼女は、彼を愛し始めていた。


違う意味で…


 私の事も、彼女は愛していた。


二人同時に…


 私と彼、同時に愛していた。


それから、毎日と言っていい程、私と彼の両方の家を訪ねる。

 

ただ、ただ、家に入り世間話をする。   

彼とは、どう過ごした。私は、どんな表情すればいいか分からなかった。


  また、彼も彼女にどんな風に、接していいか、分からなかった


彼女の気持ちが、分かり易い程、私達に近付いて来る。

 何を、したいか…わからない

私達を 別れさせたいのか、私と彼

 どちらかを手に入れたいのか…


 怖くなった私と彼は、彼女と距離を置こうと決めた。


 それからは、私達 二人順調に生活していた。


 何もない日常が、少し怖かったが

何気ない日々が、送れてる事が幸せだった。

 しばらくして、私達は 結婚しようと 

本当に、嬉しかった。唯一、信用出来る人が、見つかったと、

 夢の様な感覚。


でも、嫉妬深い、彼女は私達の事を許さなかった。


私には、知り合いが居ない。でも、彼にはいる。


 彼の友達に、私の昔のある事ない事 周りに、言い回る…


 彼の周りの人は、何故か、それを信用し 私の悪口そして、嫌がらせをする、

 そう、私達に近づかない間、探偵に調べさせ、私が、孤独で友人がいない事。彼は人付き合いが多く、友人がいた事。私は、彼の知り合いからのイジメに耐えきれず、彼と喧嘩ばかり… 

やっと、幸せになれると思った…

 私は、イジメの恐怖と共に、彼とは

別れた…本当に、好きだったのに

人は、周りへの権限がある人

それが、ウソであっても 信じるんだなって思った…


 あ〜、私は、人生ってこんな感じ何だと悟った自分がいた


もう、人を信じる事を止めよう


彼女が、味わわせたかった事って

これなのかな?

本当は、私達、二人を愛したフリをし…

 片方を人に対する想いを諦めさせようと思ったのかな…私は、もう2度と人を、信じない


人を信じても、裏切られるから

 

 そして、その日を忘れる為に 私は、


手首を切ろう…


死ぬつもりは無い


 私が、生きてる証拠が欲しい。

私は、生きてる実感が欲しかった


 でも、人を信用出来ない私が、これからも、生きられるのかな…


 私は、もういいかな…人を信じるのを諦める

手首を少し切っても、痛みと出血だけ

もう、終わろう

 私の、自由な時間を過ごせる為に

この世では、私の、求めてる時間は、無いのだから。                  

 私は、私の、求めてる時間を来世で過ごそう。

もし、次 生まれ変わりというものがあるなら…私は、私を信じ

人を心の底から信じ、そして、愛したい


イジメや暴力って、本当に人の心を壊すんだなって


人の人生って、言葉で変わるんだよ


だから、お願い、言葉を選んで。


その言葉で、人は、終わりの人生を選ぶかもしれないから。


それを、教えてくれなかった、誰も…


それは、自業自得かな、今まで、誰とも関わりを持たなかったから。


だから、私は、生まれ変わろう…

 この世に、何も未練がない


私は、来世を信じよう。 

 そんな、希望持っても良いよね…


私は、それから暗闇に落ちた。

 新しい自分を求める為に…

 

彼女は、これで、満足かな


 また、新しい友達を求め日夜

スマホから、何から 情報を探し

新しい、相手を探すのかな


彼女の、餌食は後、何人生まれるのだろう。

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私は今終わるまで 夢来異 @mgaz1025

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