② ブルー・カルテット

カネコ撫子@推し愛発売中

プロット


キャッチコピー:青春とは浮気である


② ブルー・カルテット(仮題)


◯参考作品

「かぐや様は告らせたい」

「きみが心に棲みついた」


◯世界観

「現代日本と高校生」

高校3年生の春からスタート。卒業までの一年間を描く予定。「共依存」というエッセンスを生かして、王道のザ・青春を描きたい。胸糞展開は無しで。


◯主要キャラクター

・藤山充(本作の主人公①)

高校3年生。友達も普通に居て、そこそこ勉強もできる。帰宅部だが中学までサッカー部。ごく普通の男子高校生。幼馴染の②とは友達関係からの進展はないが、無意識に好意を抱いている。本人は気づいていない。

ある日、中学まで同級生だった③から浮気相手になって欲しいと相談を受ける。彼女は言う。「ただ、彼に求められればそれでいいの」

彼女との関係をきっかけに、②への好意を自覚していく。


(見た目)

身長175センチ。体格は普通。

短髪で爽やかな印象。


(セリフイメージ)

「そんなできるわけないだろ」

「俺じゃなくて他を当たってくれ」

「おい俺は何も言ってないぞ!」


・海島真夏(本作の主人公②)

高校3年生。ショートヘアで快活、まさに絵に描いたような幼馴染。元陸上部で男女問わず人気者。お願いされたら、中々断れないお人よしでもある。無意識に①へ好意を寄せている。そのせいか、恋人はいない。どちらかと言えばツンデレタイプ。

ある日、ヒロイン③の彼氏④から相談を受ける。彼は言う。「アイツには俺が居ないとダメなんだ……」

ヒロイン③とはウマが合わない。


(見た目)

身長162センチ。細め。

黒髪ショートヘア(ボブっぽい)


(セリフイメージ)

「おっす! ボッチのミツル君!」

「は、はぁ? 別に好きとかじゃないし」


・千々石ちさと(本作のヒロイン③)

高校3年生。①とは違う高校だが、中学から仲が良い。④と一年間付き合っている。人当たりが良く、②と同じように人気者である。

ただ恋人へ依存傾向にあり、彼に求められるのであれば割となんでもしてしまう性格。一度ゾーンに入る危なっかしさがある。

①に浮気を提案したのも④を嫉妬させるのが目的。浮気と言っても、肉体関係などは一切なく、彼女が④にそっけなくする根拠付けでしかない。が、徐々にエスカレートしていく。


(見た目)

身長154センチ。ゆるふわ系。

栗色セミロング。


(セリフイメージ)

「わたしだけを見てくれればいいの」

「お願い。わたしの浮気相手になって?」

「そんなんじゃないよぉ」


・松嶋龍徳(本作のヒロイン④)

高校3年生。男だがヒロイン扱い。イケメン。③と同じ高校で、一年間交際中。陸上部のキャプテンだが、突出した成績を残したわけではない。人をまとめ上げる人間性が魅力で、心優しい性格。

③と付き合ったのは、彼女へ純粋に惹かれたから。だが、付き合っていくうちに彼女の危なっかしさを知る。

②に助けを求めたのは、女子の知り合いが他にいなかったから。陸上部繋がりで顔見知り程度だったが、学校の校門前で彼女を待ち伏せて近くのファストフード店に入る。恋人に素っ気ない態度を取られ、相談を持ちかけるのだが。好きでも嫌いでもないこの感情を「共依存」と知るのは、物語の終盤。


(見た目)

身長180センチ。細マッチョ。

直毛。癖毛に憧れている。


(セリフイメージ)

「俺だって知らなかったんだ」

「だけど、アイツには俺が居ないと」


◯物語構成


1巻5章構成。12万文字程度を想定。

共依存の心の中はおそらく他人には理解されない。そのため、三人称で書いて周りの動揺を描くのも面白い。

季節感は「春−夏」までをイメージ。


【1章】

・プロローグも兼ねて、①、②の関係性紹介が中心。共依存感はまだ出さない。


【2章】

・ヒロイン③の浮気協力依頼からスタート。

・③、④の紹介(合わせて主人公との関係も)

・主人公①は断るが、ヒロイン③は諦めない。口裏だけ合わせてくれと言われ、渋々了解してしまう。

・数日後、彼女から「ありがとう」と絵文字付きでメッセージが送られてくる。自分が了解してしまったが故に、何かが起きたと底知れぬ恐怖を感じた主人公①だった。


【3章】

・主人公②とヒロイン④の関係を。

・④から「最近彼女がそっけない」と相談を受ける。「好きだが、彼女の気持ちが分からない」「他に男が居るのかもしれない」「メールへの返信が遅い」など女々しいことを漏らす彼に、②は「思い切って別れたら良い」と言い切る。

・④は③を呼び出すが、その場で③から「他に気になる人がいる」と告げられ、理性が弾け飛ぶ。「俺のそばにいてくれ」と人目を憚らず抱きしめると、③はたまらない幸福感に包まれたのであった。


【4章】

・引き続き主人公①とヒロイン③の関係を。

・口裏合わせだけのはずだったが、彼女の行動はますますエスカレートする。二人で出掛けようと言ってくるのだ。

・①は断るが「じゃあ②に言うよ」と脅される。別に付き合ってもないし、好意を自覚しているわけではなかったが、仕方なく了承する。

・お出かけの日。最悪なことに②と遭遇してしまう。まさかの組み合わせに驚くが、仲睦まじくいる①と③に嫉妬する。可愛いシーン。


【5章】

・①と②は、学校からの帰り道、ヒロイン③と④のデートを目撃する。彼女の真意が知りたくて主人公①は後をつけてしまう。

・①の行動が気になる②も後をつけ、お決まりの「好きなの?」「気になるんだ」と嫉妬感を出させる。①は全力で否定する。

・③と④は路地裏に消える。残された二人が後をつけようとすると、声が聞こえる。

・「デートしちゃった」「なっ……」「もう、君とは……」「俺だけ、俺だけを見てくれ」

・二人が異常であると、主人公2人はようやく理解する。


【2巻について】

・そのまま続き。季節感は「秋−冬」。

・受験シーズンとも重なるため、勉強シーンも取り入れながら。

・「主人公二人対ヒロイン二人」の構図になる。特にヒロイン③の闇に向き合い、その根底を知る。それを溶かしてあげるのは④しかおらず、彼が本当の意味で恋をする。

・主人公たちの恋愛も同様に比重を置く。

・基本的には2巻完結を想定するが、文字数関係で収まりきれない場合は「2巻はヒロインの恋愛」「3巻は主人公たちの恋愛」と分ける予定。ヒロインありきの主人公という意味で、彼らの話を後に書きたい。

・以降を「卒業」テーマにイベント(旅行等)で引き延ばすことは可能。

・卒業後の話は基本的に考えていない。エピローグとして取り扱うのは可能。

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