第44話祖父から父へと継承

 今は亡き祖父からいつの間にか父が畑仕事を受け継いでいるようになった。

 偶に私が父の手伝いして、出来る範囲で畑仕事に携わることになった。

 畑って簡単に思うかもしれないが、雑草を刈ったり、肥料撒いたり、土壌を整備したり、野菜の苗や種を植える準備として、場所を確保したりとすることがたくさんある。

 

 畝を作ったり、まく範囲を等間隔にしたりするのも難しいし、野菜によって育て方が違うので、マルチをかぶせたり、杭を立てたりして防風対策したりもしないといけない。

 トウモロコシだと防虫ネットや下手したら電気柵を施している農家さんもいる。

 成長して、実ると嬉しさが倍増するし、またがんばって野菜を一から作ろうという気になる。


 祖父も白菜やニンジンを手塩にかけて育てていたと母から聞いて、熱心に畑仕事をしていたんだなって鑑みることができる。

 

 今は父が畑仕事を継承し、今度はその血を私が受け継ぐことになる。

 畑仕事の魅力はきっと田舎の人ならば、わかるはず。

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