飛行機雲に乗りたくて。

ももいくれあ

第1話

信頼がないワケじゃない。

ただ症状があるだけ。

ワタシの闇が、病みが、今日もおそってくる。

知らないうちにやって来ては、一気にすべてさらってしまう。

そういう大きな波だった。

波乗りには最高の、絶好のタイミング。

ダイブして、パドリング、キャッチして、ジャンプした。

いくつもの波を乗り越えた先に、白い雲がうっすら見えた。

これが最後の願いだと、羽をつけた、ワタシが飛んだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

飛行機雲に乗りたくて。 ももいくれあ @Kureamomoi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説