人物紹介 ③ 薔薇乙女十字団とその他の人たち


注意:ネタバレがありますので、本編を読む前に見るのはおすすめしません。


・薔薇乙女十字団


学園での課外活動としておじさんが作った。

おじさんと同じクラスの女子は全員参加している。

総勢十五名。

おじさんの魔改造のせいで、学生レベルではない実力を身につけつつある。

全員がおじさんの信奉者であり、なにか事があればおじさんにつくと誓っている。


・アルベルタ=カロリーナ・フィリペッティ


薔薇乙女十字団の副長。

自他共に認めるおじさんの右腕。

フィリペッティ侯爵家の娘さん。

おじさん信奉者のひとり。

聖女の知るゲームでは悪役令嬢だった。

ガチ勢なので色々と裏で動くこともある。

だいたいのことは任せておける心強い存在。

おじさんは象徴として君臨し、実務全般が彼女のお仕事になる。

薔薇乙女十字団のためなら、それを苦とも思わない。

珍しく初期構想のままというレギュラーメンバー。


・パトリーシア=ミカエラ・リンド


薔薇乙女十字団の副長。

おじさんの左腕的な存在だが、アルベルタ嬢ほどではない。

軍務閥の娘さんなので、見た目に反して脳筋系。

おじさんのことをお姉さまと呼んで慕っている。

アルベルタ嬢、エーリカとは仲良しの三人組。

今後、魔楽器関連で活躍の予定。

初期の構想ではおじさんのライバル的存在にする予定だった。

しかし、よくよく考えればおじさんのライバルになるには役不足すぎた。


・エーリカ


聖女。

おじさんのいいお友だち。

転生者であり、この世界と類似する乙女ゲームを知っている。

ただし聖女の知る乙女ゲームのシナリオとは大幅にちがう部分が多い。

だいたいおじさんのせい。

ブルーノ=アナリタ・ワサ・コントレラスの養女。

コントレラス家は侯爵家。

初期構想は悪役令嬢から婚約者を寝取るヒロイン。

それがいつの間にか蛮族聖女になってしまった。

だいたい作者のせい。

これからもいい意味で引っかき回してくれると思う。


・ニネット・メイジャー


薔薇乙女十字団に属する学園の生徒。

王都生まれの王都育ち。

いかにもお嬢様といった外見をしている。

プロセルピナとは幼なじみで仲がいい。


・プロセルピナ・サリアン


薔薇乙女十字団に属する学園の生徒。

王都生まれの王都育ち。

軍務閥に属する法衣貴族家の生まれで武人的な気質がある。

ニネットとは幼なじみで仲がいい。


・ルシオラ・ラヴァンディエ


薔薇乙女十字団の一員。

家はおじさんちの寄子。

入学当初は家のしがらみという名の政治的な配慮で薔薇乙女十字団へ。

しかしおじさんの魅力に触れて、一瞬で籠絡されてしまった。

現在は母親を助けてもらったこともあり、おじさんのためならいつでも命を捨てる覚悟がある。


・エンリケータ・ドーレス


薔薇乙女十字団の一員。

実家はおじさんちの寄子。

入学当初からおじさんの虜になった。

政治的な立場は関係なく、おじさんのためなら何でもできる子。


・ジリヤ・ウジエッリ


薔薇乙女十字団の一員。

初公開。

実家は領地貴族の男爵家令嬢。

どちらかと言えば内向的。

歴史に造詣が深い文系少女だが、興奮すると性格が変わる。

ふだんは優しい令嬢だが、ドSになってしまう。


・カルデア・シーウェル


薔薇乙女十字団の一員。

初公開。

武闘派の子爵家出身。

脳筋家系のため令嬢でありながら武に秀でる。

得意の得物は大剣。

かわいいものが好きで、おじさんのくれたたまごっち的なあれにドはまりしていた。

使い魔との連携は薔薇乙女十字団の中でもトップクラス。

魔法は苦手だが、おじさんの講義によって習得速度が増した。

ぐんぐん伸びているうちの一人。


・ウルシニアナ・クィントン


薔薇乙女十字団の一員。

初公開。

実家は子爵家。

元は戦場での伝令として功績を立てた家だけに馬術が趣味。

薔薇乙女十字団としては珍しく飛び道具である弓が得意。

魔法と弓を組み合わせた典型的な遠距離タイプ。

ちょっと訛っているのがコンプレックス。

だが、訛りを指摘するような貴族はいない。


・ジャニーヌ・ガーバ


薔薇乙女十字団の一員。

初公開。

実家は領地持ちの男爵家。

天真爛漫で愛嬌があるのは母親譲り。

おじさんに褒めてもらうのが大好き。

そのためにはしっかりと努力ができる。

どちらかと言えば補助系の魔法が得意なタイプ。

将来はいいお母さんになりそうと周囲に思われている。

実は料理が得意で、薔薇乙女十字団の差し入れはすべて彼女の手作り。


・セロシエ=フルリ・オーピオス


薔薇乙女十字団の一員。

初公開。

内務系の伯爵家の令嬢。

実は副長を決める時の候補だった。

ただアルベルタ嬢と似たタイプだったので、違うタイプがよかろうとパトリーシア嬢が選ばれた。

そのことに恨みを持ってはいない。

薔薇乙女十字団の実務を統率する一人。

戦闘においては指揮官タイプ。


・ニュクス=ドルファ・ペリッシエル


薔薇乙女十字団の一員。

初公開。

実家は外務系の伯爵家。

パトリーシア嬢と争った内のひとり。

華やかな見た目に似合わず、毒舌家でもある。

おじさん信奉者の一人でヤンデレ気味。

実行はしなかったが、何度か王太子を排除しようと策を練ったことがある。

自分は表に立つ器ではないと考えている冷静な一面も。

薔薇乙女十字団の縁の下の力持ち的な存在。

彼女の前で不穏な動きを見せれば気づかないうちに排除される。


・カタリナ・ヴィニョーブ


薔薇乙女十字団の一員。

初公開。

男爵家の出身。

実家は騎士あがりの貴族家なので、幼少期から剣を習っている。

学園に入学する前には実家の経営を手伝っていた。

そのため商売に明るく、人当たりがいい。

カルデア・プロセルピナと合わせて薔薇乙女十字団の脳筋三騎士とも呼ばれている。

戦闘では真っ先に突っこんでいくタイプ。

技巧派でおじさんの技術の高さに心酔している。

今でも一日三百回の素振りは欠かさない。


・イザベラ=オルゴー・ダルシー


薔薇乙女十字団の一員。

初公開。

伝統ある子爵家の令嬢。

厳格に育てられてきた。

理想とする完璧な令嬢であるおじさんに一目惚れ。

絶対の忠誠心を持っている。

薔薇乙女十字団の中では、最もおじさんに憧れている人。

おじさんのためなら躊躇なくなんでもできる。

ニュクスとは混ぜるな危険である。

ちなみにイザベラの母親は聖女の教育係だったりする。

あの聖女に最低限の礼節を教え込んだ偉大な人。

あれが精一杯だったのよ、と漏らした母の一言の意味をよく理解している。


・キルスティ=アンメンドラ・サムディオ=オルトナス


サムディオ公爵家の娘さん。

学生会の会長でもある。

「だけど」が口癖の眼鏡系女子のお姉さん。

薔薇乙女十字団のせいでキャパオーバーに。

絵に描いたような優等生のイメージだったが、徐々に崩れている。

だいたいおじさんのせい。


・ヴィル=ギハ・ギューロ


学生会の副会長。

ヴィルパイセン。

正直なところ、会長には同情している。

あんな規格外が後輩になるなんて、と。

同時にここで薔薇乙女十字団との繋ぎを作っておこうとも考えている実利を選ぶ人。

さすがに侯爵家のお坊ちゃんである。

今後の魔技戦にて活躍の予定。


・シャルワール=リャシ・ホーバル


学生会の副会長。

あんまり貴族らしくない人。

軍務卿の系譜を継ぐ。

薔薇乙女十字団が口だけなら潰そうと思っていた。

しかし、口だけではない実力を見せられて認める。

今後の魔技戦にて活躍の予定。


・パーヴォ・バーマン


学園の男性講師。

おじさんたちのクラスの担任。

学園卒業後には冒険者に。

実績を作った後に安定した職を求めて学園に採用される。

メーガンとは元パーティー仲間。

間延びした話し方をするが、実際にはできる人。

おじさんについてはもはや諦めている。


・メーガン・リーネルト


学園の臨時講師。

おじさんとは一緒にアミラのダンジョンに潜った。

学園の卒業後には冒険者に。

同級生だったパーヴォとパーティーを結成。

現役を引退後には冒険者ギルドの職員として働いている。

男性講師と結婚したいが、なかなか素直になれない系女子。


・ケルシー・ダルカインス


聖樹国ダルカインス氏族長の娘。

残念なエルフ。

王国への留学が決まった。

初期の構想ではもう少しお嬢様っぽかった。

だが、いつの間にかおバカに。


・クロリンダ・ダルカインス


聖樹国ダルカインス氏族のひとり。

ケルシーの側付きをしている。

優秀なエルフではあるのだが酒に弱い。

ポンコツ。

ケルシーとともに侍女に教育された。


・ハルムァジン・ダルカインス


聖樹国ダルカインス氏族の長。

ケルシーの父親。

母親と話したことをきっかけにして変わることを受けいれようとしている。

娘の留学にも前向き。

決してルートビア風味のお酒が欲しいからではない。


・レグホーン


ゴールゴーム三巨頭のひとり。

正体は邪神の力を得たコカトリス。

おじさんの祖父母を不意打ちにて傷つけた。

実力者ではあるのだが、結果としておじさんを怒らせることに。

フルボッコという表現ではすまないほど教育されてしまう。

無害なコカトリスに漂白されてしまった。

現在は妹にかわいがられている。


・ボボボール


レグホーン配下の死霊魔法使い。

アルテ・ラテンで百鬼横行を起こした張本人。

しかし、おじさんの前にあえなく陥落。

そもそも死霊魔法がおじさんの前ではまったく通用しなかった。

相性が悪いとか以前におバカ。

瞬殺される。


・ロッケン


パルコレーバー配下の分身魔法使い。

かつては王国貴族だったが、謀略ではめられて取り潰された。

その結果、ゴールゴームに合流。

王都に百鬼横行をしかけようとするも、巡回中だった学園長と軍務卿に遭遇する。

おじさんの父親も援軍に駆けつたことによって計画が破綻してしまった。


・パルコレーバー


ゴールゴーム三巨頭のひとり。

その正体はハルピュイア。

2メートルを超す樽体型の老婆。

王都に急襲をかけようとするも作戦を読んでいた母親に撃破される。

それなりに強かったが、おじさんの事前工作の前に敗北。


・シエズハオ


ゴールゴーム三巨頭のひとり。

その正体は火の鳥。

王都の中から攪乱しようとするも、おじさんちの執事に阻まれる。

おじさん特製の装備品によって一蹴されてしまった不遇の幹部。

最後は召喚門の養分になる。


・ラスボス


王都に召喚門で喚ばれた存在。

三面八臂のバケモノ。

圧倒的な実力を見せて、一時はすわ王都壊滅かという状況を作る。

しかし満を持して登場したおじさんに素材扱いされた上に瞬殺。

ラスボスでもなんでもなかった。


・ウドゥナチャ


ゴールゴームの元首領。

イトパルサの大聖堂にて顔を見せた変人。

三巨頭と折り合いが悪く、自分から首領を辞めた人。

ゴールゴームは壊滅したとおじさんに情報を渡す。

現在は王城にて掴まっている。


・ハサン


イトパルサの大聖堂を管理する星神教の人。

かなり影響力を持つ人物で、色々と繋がりを持っている。

名前の由来は山の老人から。

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