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  • 銃と踊り子 後篇への応援コメント

    こんにちは!
    せっかくなので、読み返してこちらにもお邪魔することにしました。
    小説という形式とは違うのですが戯曲を一本観たような、何とも言えない満足感がありました。
    前編の、緻密な描写やモノローグ調を軸とした、砂というか鉄というか、匂いやザリッとした感触まである重厚な描写の雰囲気も好みですが、後編での登場人物の会話が転調のように効いていて、物語の終わりに向けての充足感を強くしてくれていたように感じました。

    矜持を貫く強い女性でしたが、うまく言葉にできませんが、
    あの「青空も人間には開かれず閉ざされていた」という一文までが強烈に印象に残っています。

    良いものを読ませていただきました(^^)

    作者からの返信

    こんにちは!

    あぶな! つくも せんべい(煎餅)さんかと間違えていました。せんぺい なのですね。よく見たら「ぺ」でした。
    本当に丁寧に読んで下さってありがとうございます。けっこう人を選ぶというか、合う合わないが出てくる作風なのでチラ見で通り過ぎる方がいて当然なのですが、こうしてたまには「最後まで読んでみるか」と脚を止めて下さる方がいるんです。
    その上、感想までいただけて、めちゃくちゃ嬉しいです。

    こちらで返事しちゃいますが、岩明均「雪の峠・剣の舞」わたしも持っています! 「ヘウレーカ」も持ってますよ。なんかこの作家さんは全部揃えたくなる魅力がありますよね。
    独特なストーリーテラー。絵がうまいわけではないのに、作品世界に引き込まれます。こういう漫画のような作品が創りたいと強烈に想わせてくれます。
    岩明均さんが原作を担当された「レイリ」も好きです。漫画はべつの方が描いているのですが、こちらもいい感じで岩明テイストが生きていました。

    一話でも一作でも、ずっと見ていたい漫画家さんですよね~。つくも せんぺいさんもお好きとしって嬉しいです。
    ☆も入れて下さり、ありがとうございました。

  • 銃と踊り子 後篇への応援コメント

    もう前編の一行目から引き込まれます。
    手押し車に煉瓦、凍り付く泥。冒頭のこれだけで世界観がじわじわ伝わってきて、気付けば作品に没入していました。

    >つま先から頭頂までが天の白い月と結ばれた。
    この表現が特に大好きです!

    TV越しですがバレエ「白鳥の湖」を観たことがあるので、朝吹さん(と呼ばせていただきます)の文章がいかに的確に想像力を導いてくださっているか、わかります。

    平時には称賛を浴びる純粋な踊り子であった彼女が、目的と意地と誇りを込めて踊らざるをえない時、本物の黒鳥もかくやという妖艶さと生命力を顕すのは、必然だったでしょうね。
    矜持の高い女性が好きなので、大変満足させていただきました!

    他にも興味をそそる作品をたくさん書いておられるので、作者フォローさせていただきます。どうぞ黙認してくださいませ。

    作者からの返信

    こちらの作品まで読んで下さってありがとうございます~。
    どなたかのご趣味にあえば……というところなのですが、たまに「こういう作風と文体が大好きです!」と云って下さる方がいるので、それに甘えて好きなように好きなものを書いております。

    矜持が高い女性といえば、御作「神明の弁護者」の王女もまさにそんな感じでしたよね。気が強いだけでなく誇り高い女性、そして王族は、歴史ファンタジー小説ではとりわけ耀きを増す気がします。相手役のアンルーが最後はすっかり魅せられているのに、それに気が付かない王女……(^^;)

    読んで満足していただけたのなら書いた甲斐もありました。
    好きなものを好きなように、ジャンルもまったく固定せずにふらふらと書いておりますので節操なさすぎてびっくりされるかもしれません。
    楽しんでいただければ本望です。
    読んで下さってありがとうございました。


  • 編集済

    銃と踊り子 後篇への応援コメント

    戦争中の収容所。
    昏く沈み込むような風景の描写。
    絶望が重くのしかかってくるようです。

    そんな鬱屈としたストーリーなのに
    文章が、語りが、本当に美しくて、
    どこを切り取っても絵になりそうです。
    特に踊り子の女の描かれているシーンは
    とても妖艶で魅了されてしまいました。

    登場人物の台詞も印象的です。
    長々と語っていないのに
    かえって、心情が伝わります。
    理不尽に対する静かな憎悪を強く感じました。

    チェーホフの銃の使い方…とっても象徴的でした。
    ラストにつながる重要な役割を担っていました。
    素晴らしい作品、凄い作者さんだなぁ…と、
    思います。

    返信の返信。
    あっ、ありがとうございます。涙
    でも逆です…試行錯誤で挑戦中。
    今度こそ少しでもマシな評価をもらいたくて。
    偽教授杯…変わり種は駄目っぽい気がしてます。
    朝吹さんのコメントが嬉しいので
    思いきって応援コメントを利用して
    レビューにさせてもらいます。ペコ。

    作者からの返信

    三寿木春さん

    いらっしゃいませ。お読み下さりありがとうございます♡

    三寿木さんのお名前は「神と贄」で知りました。
    ゆるぎない筆力で描き出される原始的な祭事の野蛮と、雪の上に消えていった伝説のはじまりの足跡。
    やるせない悲哀のうちにも、どこか猛々しいものが立ち上ってくる生命の抗い。
    濃厚な大地の匂いをつれて雪山が画面から迫ってくるようでした。
    これはもう偽教授さん企画における殿堂入りの方だ、子どもの世界にいる大人の方、別格の御仁として認識しておりました。

    打って変わって今回の「チェーホフと弾のない銃」は男の子と女の子の明るい要素が盛り込まれ、人が物語に求める意外性、誰もが知る『あの人』へのオマージュがぎゅっと詰まっていて、とっても楽しい作品でした。
    想い返してはフフッと笑みがこぼれ、フフフと倖せな気分でここ数日過ごしております。
    アモちゃんとマズル君が大好きです。
     ウフフフ……
     フフフ……
    とにこにこしながら、いざ自分が書くとこんなに暗い話になりました。おかしいですね。
    古い時代のフランスでは酒場で酔っぱらった人を籠に入れて家に送り届ける仕事があり、その写真が着想だったのですが、「いやいや絶対に重いでしょ……」と書きながら、うーんって首をひねってました。

    我が家は過疎っておりますので、こうして誰かからコメントを頂けるだけでも不憫なくらい踊り上がって歓んでおります(∩´∀`)∩

    ありがとうございました。